vol.091 久秀&蘭丸vs.金髪の男
「だから!華鈴を出せと言っておろうが!」
金髪の男は蓮に教えてもらった場所に向かい、受付で華鈴を出すように迫っていた
「ですから、魔王軍には"華鈴"なる者は在籍しておりませんのでお引き取りください」
「おらぬはずがないじゃろ!」
騒ぎを聞きつけて、蘭丸が対処するために現れた
「お兄さん、ここは魔王様のお膝元。これ以上騒がれるようなら力尽くで排除致します」
「ほう…我を見て戦意を喪失しないとは…いや、ただ単に我が誰だか分かっておらぬだけか?」
「何をごちゃごちゃ言っている?去るか力尽くで排除されるかを選択してくれ」
「それじゃ、力尽くで排除してみよ」
「…ローリング・ロー!!」
蘭丸は初手から大技を繰り出した。早めに決着をつけて魔王の眠りを妨げないようにしたのだ
「回転することで速度を上げるか…面白いがぬるいな」
「!?これならどうだ!氷河六花!」
「…氷を剣に纏わせるか。久しぶりに見た。お礼に俺の1つの技を見せてやろう。"威風堂々"」
刹那、金髪の男の周囲に炎が誕生し、蘭丸に降り注いだ
蘭丸は氷を纏った剣で降り注ぐ炎を斬って斬って斬りまくった
「これを対処できるか…なら、これはどうだ? "ボレロ"」
(くっ…この量の炎…対処仕切れるか…)
「抵抗」
久秀の言葉が聞こえたのと同時に大量の炎が消え去った
「…ったく、催眠をまともにくらってどうすんだよ」
「久秀さん!?」
「大丈夫か?」
「はい、何とか…本当に申し訳ないです」
「昔から搦め手は苦手だったからな、蘭丸は」
「面白いのが増えたな。それにしてもなんで人間が…」
「何の用件でここに来たのか知らないが、ここは魔王城だ。お引き取り願おうか…って、その言葉で出ていったら蘭丸と戦おうだなんて思わないか」
「そうだな、我を力尽くで排除してみせよ」
「ロングロングバーイ!!」
「その技…以前どこかで…」
「ロストアーブルト!!」
「お前、久奈の子供か」
「それがどうした。お前は母さんと戦ってるつもりか」
久奈とは久秀の実の母親の名前である
「そうだな。お主ら名前は」
「殺し合いするのに名を名乗る必要はあるか?」
「ないな」
「蘭丸の意見に同意だ。名がなんであれ俺らはお前を排除する、お前は抵抗する。それは変わらねぇからな」
「本当はこんなところで時間を使うつもりはないが…せっかくだ。全力で相手をしてやろう」




