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魔王城復興計画  作者: SPACE
第10章 先代魔王編
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vol.091 久秀&蘭丸vs.金髪の男

「だから!華鈴を出せと言っておろうが!」


 金髪の男は蓮に教えてもらった場所に向かい、受付(フロント)で華鈴を出すように迫っていた


「ですから、魔王軍には"華鈴"なる者は在籍しておりませんのでお引き取りください」

「おらぬはずがないじゃろ!」


 騒ぎを聞きつけて、蘭丸が対処するために現れた


「お兄さん、ここは魔王様のお膝元。これ以上騒がれるようなら力尽くで排除致します」

「ほう…我を見て戦意を喪失しないとは…いや、ただ単に我が誰だか分かっておらぬだけか?」

「何をごちゃごちゃ言っている?去るか力尽くで排除されるかを選択してくれ」

「それじゃ、力尽くで排除してみよ」

「…ローリング・ロー!!」


 蘭丸は初手から大技を繰り出した。早めに決着をつけて魔王の眠りを妨げないようにしたのだ


「回転することで速度を上げるか…面白いがぬるいな」

「!?これならどうだ!氷河六花(ひょうがろっか)!」

「…氷を剣に纏わせるか。久しぶりに見た。お礼に俺の1つの技を見せてやろう。"威風堂々"」


 刹那、金髪の男の周囲に炎が誕生し、蘭丸に降り注いだ

 蘭丸は氷を纏った剣で降り注ぐ炎を斬って斬って斬りまくった


「これを対処できるか…なら、これはどうだ? "ボレロ"」

(くっ…この量の炎…対処仕切れるか…)

抵抗(レジスト)


 久秀の言葉が聞こえたのと同時に大量の炎が消え去った


「…ったく、催眠をまともにくらってどうすんだよ」

「久秀さん!?」

「大丈夫か?」

「はい、何とか…本当に申し訳ないです」

「昔から搦め手は苦手だったからな、蘭丸は」

「面白いのが増えたな。それにしてもなんで人間が…」

「何の用件でここに来たのか知らないが、ここは魔王城だ。お引き取り願おうか…って、その言葉で出ていったら蘭丸と戦おうだなんて思わないか」

「そうだな、我を力尽くで排除してみせよ」

「ロングロングバーイ!!」

「その技…以前どこかで…」

「ロストアーブルト!!」

「お前、久奈(ひさな)の子供か」

「それがどうした。お前は母さんと戦ってるつもりか」


 久奈とは久秀の実の母親の名前である


「そうだな。お主ら名前は」

「殺し合いするのに名を名乗る必要はあるか?」

「ないな」

「蘭丸の意見に同意だ。名がなんであれ俺らはお前を排除する、お前は抵抗する。それは変わらねぇからな」

「本当はこんなところで時間を使うつもりはないが…せっかくだ。全力で相手をしてやろう」

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