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魔王城復興計画  作者: SPACE
第9章 首都移転編Ⅰ
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89/93

vol.089 完成!新魔王城

「久しぶりの会議するぞ」


 新しく作られた魔王城での初の会議が始まった


「見て分かるとおり蓮たちによって魔王城は無事に築城されました!」


 その言葉を会議の参加者は拍手をした


「どこぞの馬鹿が魔王城を壊さなければこんなことにならなかったけど…まぁ、それを置いておくとして、今日言いたいのは封印の件だ。誰か封印を解いた奴はいないか?」


 そこで夏梅が手を挙げた


「ちょうど今日新魔王城に向かう途中で封印を解きました」

「…誰を?」

「さぁ?名前を伺ってないので」

「そいつはどこにいるの?」

「新魔王城を回っているそうです」

「夏梅が知らないってことは元十刹傑かな?だとすると、光輝(こうき)太陽(たいよう)水都(みなと)か…」

「あ、男の人でした」

「さっき挙げたのは全員男なんだよ。でも多分太陽は違うだろうな」

「なぜそう言いきれるんですか?」

「あいつはキャラが濃いからね。とりあえず他に特…」


 魔王の言葉の途中で扉が開いた


「…ただいま会議中だ。魔王様にご用ならアポを取って来てくれ」


 蘭丸は若干怒りを孕んだ声で乱入者に告げた


「蘭丸、落ち着け。夏梅が封印を解いたのは彼であってるか?」

「はい」

「魔王様、200年前の大失態誠に申し訳ありませんでした!」


 初手から土下座して謝った男は光輝(こうき)。恐らく魔王城歴が1番長い男で、先代魔王の側近を務めた男だ


「1度頭をあげて。後で話があるから」


∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


 会議が終わった後、魔王は光輝を自室に呼び出した


「魔王様、200年前の大失態、大変申し訳ありませんでした!」

「それさっき聞いた。それに…雨音も言ったけど十刹傑会議で各自自分の安全を第一に考えて勇者の進撃を止めてって言ったよね!」

(わたくし)は主人を守る駒です。駒が自らの安全を第一に考えることなどありえません」

「その結果勇者に封印されて主人を危険な目に逢わせてることについてどう釈明する気?」

「…返す言葉がありません」

「ちゃんと自分の安全を1番に考えてよ」


 そのとき、先代魔王と交わした約束を思い出していた


「もしかしたら我はもうすぐ死ぬだろうな」

「冗談は辞めてください…それを伝えるために呼んだんですか?」

「我が死んだ後、我が娘が500になるまでの我が娘とツバキ、キキョウ兄妹が死ぬことがないように命を懸けて守ってくれ。あの子らはまだ5つと10だ」

「御意」


「先代魔王様のご命令により承服致しかねます」


 雨音と違い、承服しなかった


「お父様に何を命令されたのか知らないけど、今の主人は私でしょ。別に難しいことを言ったわけじゃないんだけど」


∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


「恵さんいるか?」

「キキョウ様、本日はいかが致しましたか?」

「…1等星のことについてだ」


 実は勇者による襲撃事件のときを境にキキョウは勇者の仲間の八大将軍 "奇術師" 翔太と入れ替わっていたのだ。ちなみに本物のキキョウはツバキらと同じように封印されている

 そして、魔王のバイト先の店長、恵は翔太と同じく八大将軍 "料理人" 恵なのだった

 ついでに、1等星とは潜入中に味方を見分けられるようにするためにつけたパスワードである


「裏で話しましょう」


 そうして、店の裏で八大将軍同士の密会が始まったのだった


「勝家様が心配なされてましたよ。全然報告がないって」

「悪かったって伝えておいてくれ。ちょっと情報を整理しないといけなかったんでね」

「その情報とやらは?」

「魔王側に日の本派の神族3姉弟が与している」

「…は?」

「俺もそれを知ったときは同じことを思ったよ」

「あの暴走列車を魔王は制御してるってことかい?」

「制御はできてないと思う。なんたってアマテラス神が魔王城を破壊したらしいからな」

「魔王城破壊はアマテラス神がやったのかい」

「ああ、その後ブチ切れた魔王がアマテラス神を処刑して1年の謹慎に処したらしい」

「…?」

「俺も自分で何言ってるか分からないがまぁ、そういうことだ」

「どういうことよ!」


 他にも翔太は恵に新しく魔王城が作られたことなどを伝えた


「とりあえず、この程度かな。伝えることは」

「確かにこれは情報を整理しないといけないね」

「俺はバレるまでキキョウって奴を演じるけど…なんか勝家から伝えておいてって言われたことはあるか?」

「姫様からシャイングリフォンの召喚の魔導書を貰って覚えるのに数ヶ月かかるって」

「…これ、俺いるのか?」

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