vol.086 入れ違い
「あのさ、バカ姉。大人しく謹慎するつもりはないわけ?」
「だって…暇なんだもん。それに私は太陽神だし」
神界の神族3姉弟の屋敷でアマテラスは太陽を消した件についてスサノオに怒られていた
「太陽神なのは免罪符か何かなの?それに太陽が消えたら問題しか起こらないからな。天夢が気づかなかったら種族関係なしに神以外は絶滅してたぞ。それから…」
その説教は数時間、夜になるまで続いたのだった
「そういえばアマテラスお姉ちゃん…」
「はい、私が悪いです…」
「スサノオ様、多分今アマテラス様に何をおっしゃっても馬耳東風な気がします」
「なんか使い方違くない?まぁいいや。天夢、今日は俺もこの屋敷にいるから天夢の手伝いするぜ」
「スサノオ様の手を煩わせずほどのことは致しませんのでゆっくりなさってください」
「だけどな…」
「もし何か手伝いたいのならアマテラス様の相手しててください」
「思いっきり手を煩わせてるじゃん。まぁいっか」
会話できるまで元に戻るまで数日かかるのだった
「そういえば、スサノオちゃんは何しに来たの?」
「メイが神の子供を預かってたんだけど、どっかの神の子供が居なくなったって話聞いたことある?」
「神の子供…もしかして…」
「心当たりある?」
「ふふん、聞きたい?」
「…言わないなら外で調べてくるから」
「言うから!北欧派のオーディンの子供、ヴァーリって子が行方不明になったって2ヶ月前に聞いたわ」
「ツァーリ・ボンバー?」
「そんなこと言ってないわよ。史上最大威力の兵器なわけないでしょ。ヴァーリだよ」
「ありがとう、お姉ちゃん」
情報を得たスサノオは魔王城跡に戻ったのだが
「スサノオ、お帰り」
「メイは?」
「ウタちゃんの記憶が元に戻ったからウタちゃんを帰しに北欧派のオーディンのところに行った」
「ウタ…いや、ヴァーリの記憶が戻ったくだりいる?」
「とにかく、ついさっきウタちゃんを帰しにいったわ」
「入れ違いかよ…」
「なんかメイちゃんに用があったの?」
「バカ姉を問い詰めてヴァーリのことを…」
「ウタちゃんって言って」
「…ウタのことを聞き出して伝えにきたんだが、その前に記憶が戻ったんだな」
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「…ここどこ?」
魔王たちは神界の入口である天星門を目指していたが途中で迷子になっていた
「1度魔王城跡に戻った方がいい気がします」
一緒にいるのはウタとキキョウと久秀だ
「迷子になりすぎていつの間にか人間領にいるよ」
「迷いすぎて人間領にいるってどういうことですか…」
「誰かに見つかる前に転移魔法で帰らないとまずいな」
「最悪誰かに見つかっても口封じすれば何とかなるでしょ」
「くちふうじ?」
「口封じっていうのは…」
「キキョウ、ウタちゃんに変なことを教え込まないで」
「とりあえず、もう戻るぞ。"テレポート"」
ツァーリ・ボンバーのネタやりたいがために神の子供の名前をヴァーリにしました




