表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王城復興計画  作者: SPACE
第9章 首都移転編Ⅰ
PR
84/93

vol.084 わがままな神

「で、何の話してたっけ?」

「少し前のことについて話したせいで分からなくなってんじゃん」

「ウタちゃんが神の子供って話よ」

「そういえばそんな話だったっけ」

「とりあえずウタちゃんの親を探しに神界行く?」

「行けたら行く」

「それ、訳したら行かないってことよね」

「もしかしたら親見つかってウタちゃんを返さないといけなくなると嫌だから行かない」

「…」

「スサノオ?何考えてるの?」


 さっきから黙って考え事をしているスサノオにツクヨミは質問を投げかけた


「そういえば少し前にどっかで神の子供がいなくなったって聞いた気がして」

「どこで?」

「それが思い出せればいいんだけど…」

「ねぇ、スサノオ。そのまま忘れてていいんだよ」

「離したくないだけでしょ」

「スサノオ、はっきりしたこと思い出せないんだったら風の噂で聞いたんじゃない?」

「もしかしたらそうかも」

「適当に神の名前挙げるから思い出したら言って。ゼウス。ヘラ。」

「わーわーわー!!」

「メイ、さっきから何?俺が思い出さないように必死だし」

「…わーわー言ってるのは私じゃなくて…」

「ボクのことをむしするな~!!」


 怒ったウタが腕を上にあげて抗議した


「ごめんごめん」

「む~!」


 頬を膨らませたウタの頭を撫でるとウタの怒りは収まった


「それで、何の話してたの~?」

「ウタちゃんの親のことだよ~」

「ツクヨミお姉ちゃん、メイと一緒に甘やかそうとしないで」

「別に甘やかそうとしてるわけじゃないわよ」

「とりあえず、思い出したら教えるわ」

「思い出さなくてもいいよ」


∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧∨∧


「ねぇ天夢」

「…」

「ねぇって」

「…」

「聞こえてる?」

「あーっもう!!しつこいです!アマテラス様!!」


 死刑執行されて自宅謹慎処分になったアマテラスは神界の屋敷で暇なのでメイドの天夢に話しかけていたが何度も何度も話しかけたせいで天夢がキレたのだった


「今私は何やってるか分かります?この屋敷の掃除です。そんなに暇ならご自身で清掃なさってください!」

「ねぇ、私が主だよね」

「それなら主らしい行動をとってから言ってください。今の貴女様はただの我が儘な子どもですよ」

「そんなこと言わないでよ天夢!!」

「静かにしてください。おやつ抜きにしますよ」

「…」

「それでは私は玄関の掃除をして参りますので」


 その言葉を言い残した天夢は部屋を出ていった


「みんな太陽神に対して感謝の気持ちがないんじゃないの?」


 アマテラスは何十万年も生きているのに子どものようにふてくされてベッドに横になった


「そうだ。太陽を消せばいいんだ。そうすれば私の大切さが分かるでしょ!そして、『最強神のセカンドライフ~偉大なる太陽神を追放して大丈夫?戻ってきてももう遅い。屋敷でのんびり貴族ライフしてます!~』ってタイトルの本でなろうの覇権を狙ってやる!」


 先ほどからひとりごとを大声で言っている頭おかしい神は昔はもっとまともな神だったのだが、取扱注意神ハンドリング・ワーニングと呼ばれるようになってからこんな残念な子になってしまった

 そんなアマテラスを止められる者は…多分いない…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ