68/73
第一章 10-03
やがて3人が森の中から戻ってきた。
「4匹いたわ。」
「全部仕留めてまとめて積み上げておいたぜ。」
「お疲れ様。今日はこんなところでいいのかな。」
「それにしても、大きくて気味の悪い魔物だな。」
「思ったより容易く仕留められてよかったよ。」
両方の首をなくした獅子の体を、彼らはしげしげと見ているようだ。
「お腹がすいたわ、体や髪も洗いたいし。」
「朝がはやかったしな。今からだとランチに間に合うかな。」
「次の街に行きましょう。今夜の宿を手配しています。
養鶏が盛んなので、美味しい鶏肉や卵料理がいっぱい食べれますよ。」
「楽しみだな。」
絶命した獅子の前で彼らは談笑している。
馬のいななく声が加わり、やがて馬の蹄の音が遠ざかっていった。




