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第一章 09-08
木々の間から、マヤ、ウズメ、コヤネが現れた。
「どうして、来てしまったんだ。ここから先は危ない。」
手元の剣をスッと消し去り、コヤネがにっこり笑って言った。
「ユウ兄の考えることなんて、私たちにはお見通しだよ。
ね、みんなで戦おう。まだまだ私たちは足手まといになるけど。
4人でやれば、きっと上手くいくよ。」
しばらくの沈黙のあと、ユウがポツリと言った。
「ありがとう。」
木の枝が動いた、まだルゾフが残っているかもしれない。
と、数匹の馬の蹄の音と人の話し声が聞こえてきた。
「隠れろ!絶対にやつらに見つかるな。
俺がいいと言うまで絶対に出てくるんじゃない。」
「え?」
「頼む、できるだけ遠くで隠れてくれ、理由はあとから話す。」
いつのまにか夜が明け、あたりは次第に明るくなっていった。




