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第一章 08-04
「お父さんどこー?」
マヤが何度か叫んでも、白いヤモリは現れなかったので、小屋の外に出て探しに行った。
「ユウ兄ってなぜ戦ってるの?」
「お父さんの指示だよね、たぶん。」
「でもさ、昨日戦った分はどうやら勇者たちがやったことになってるっぽいよね。」
「昼間の勇者たちの手伝いを裏からしてるってことかな。」
コヤネとウズメは同時に
「そっかー。一緒に行ったんだ。」
今頃は国の外に出ているのかもと、2人は顔を顔を見合わせた。
そういえば、帰ってきたときテーブルの上にちょこんと銀貨の袋が5つ並んでたし、ドアも開けっ放しだった。手紙やメッセージなどがないかロフトを探したが、残念ながら全く見当たらなかった。
魔物と戦うのは怖い。一方ここは居心地がいい。このままここで待つのか、出て兄を探すのか、なんらかの方向を決めなければとコヤネが考え込んでいるとき、ドアがバンっと音をたてて開き、マヤが外から帰ってきた。
「ユウ兄ちゃん、きっとあいつらに付いて行ったんだよ。あいつらだけじゃ倒せそうにないもん。
行こう!コヤネちゃん、ウズメちゃん!」
コヤネはウズメと目を見合わせると、ウズメもにっこりと頷いた。3人とも考えていることは一緒だ。
「よしっ準備しよう。ここ出て追いかけるよ!」




