表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界のルシャトリエ  作者: 電くらげ
46/73

第一章 07-02

 現実世界にいたときの戦いは全て「試合」という形だった。剣道や空手など武術としての技術は深めたが、「喧嘩」ではなくある意味真面目な生活を送ってきた。武術は神聖なものであり、一般人に対しての喧嘩に使うものではないという心意気があったからだ。


それが全て裏目に出ている。魔物との戦いはもちろんルールや制限時間もなく、フィールドも定まらず、ましてや1対多での戦いだ。こちらへ来る前に理解はしていたつもりだったが、まだまだ身体的に慣れない。真面目一辺倒ではなく、もっと砕けた学生生活を送っていたほうがよかったのかなとさえ思う。まぁ相手が異形な魔物なので情けをかける必要がないことが幸いしているのだが。


 腰のベルトに手を伸ばして小さな懐中時計を手にとり蓋を開けた。伸縮性の鎖がついており転送されたとき唯一一緒に転送されたものだ。こちらの世界にも時計はあるが、このように持ち運びできて精巧なものはなさそうである。


 妹たちは着いただろうか。父が同行しているから迷うことはないだろう。それにしても、まさか3人でこちらの世界に来てしまうとは...


「一番避けたかったのにな。」


 食べたくないが何か食べておいた方がいいのだろうな、身体の傷ももう少し治しておいた方がいいかもなと思いながら目を閉じると、彼はそのまま眠りに落ちてしまった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ