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異世界のルシャトリエ  作者: 電くらげ
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第一章 06-02

 ファンファーレが高らかに鳴り響いた。今まで歓声があがっていた広場は一気に静寂につつまれた。

 やがて城の扉が厳かに開き、白馬に乗った白いマントの男があらわれると、


「勇者さまー! レグルスさまー!」


と、歓声が沸きあがった。


 漆黒の青毛馬に乗った重厚な鎧の男がそれに続く。


「グラウィー!」


 姉妹の近くの男が叫んだ。


 栗毛の馬には、薄茶色の長い髪の毛を風になびかせ、大きな弓を背にした美しい女が乗っている。


「リベラー! リベラさまー!」


 男たちの大きな声が重なり、女の声も聞こえる。


「この人スタイルいいね。」


 ウズメがぼそっと言うと、横の村人が


「そうだろー。こんだけ美人で強いんだからあこがれるぜ。」


 と言いながら手にしたワインの瓶をあおった。


 一回り大きい芦毛の馬には大男が乗っている。大きいはずの馬がとても小さく感じる。


「エッツィーオ! エッツィオだ。」


 子供たちの嬌声が沸き起こる。


「うぁ、大きいね。」


 マヤは嬉しそうだ。


 最後に鹿毛の馬に乗った銀色のマントの男。


「ロムアルドさまー。」


 女の歓声が多い。


 5人が一列に並ぶと音楽が止み、歓声も消えた。



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