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第一章 04-08
「マヤ、目の前のやつ倒したらウズメ守ってどこかに隠して、私はここ押さえる。」
そう叫んで剣を構えようとしたコヤネの目の前に魔物がスッと立ちふさがり、長い両手を上に振り上げた。
「え?うそ。」
あ、やられると思った瞬間、コヤネはつい目を閉じてしまった。もう終わりだ。と、その時
「コヤネちゃん!刺して!」
ウズメの叫び声。え?恐る恐る目を開くと、魔物の両手は蔦に絡まりちょうど万歳をした格好になっている。
コヤネはがら空きになった魔物の腹に思いっきり剣を突き刺して横に薙いだ。
「ヤァッ。」
魔物は妙な格好のまま、血を流しながら絶命した。
半信半疑でウズメを見るとニコニコとピースをしている。魔物に絡まっていた蔦が、するすると魔物の身体から外れて、今まで何もなかったかのように森の緑の一部になると同時に、魔物の死体がドサッと地面に崩れ落ちた。
「よしっ、マヤ行くよ。ウズメもね!。」
3人は各々の戦い方で魔物に攻撃を始めた。




