第一章 04-02
「あれれー。ねぇねぇコヤネちゃん、見て見て。」
見かけによらずどこでも順応するウズメが、自分の服をしげしげと見つめながら浮かれた声で話しかけた。
「この服かわいいよー。」
深い緑色に染められたデニムのタンクトップの袖まわりや肩や襟部分は細かい刺繍が施され、細かいプリーツの白いミニのスカートの裾はレースが付いている。上から羽織った薄手の透けた淡い緑の長丈の上着は絹のように薄くしなやかだがかなりしっかりした材質で、袖口や裾がひらひらと風に揺れる。ニーハイの皮ブーツは深い緑でとてもやわらかく動きやすい。
「あ、コヤネちゃんもかわいい。」
そう言われて自分の服装を見ると、転送された時に着ていた私服と全く変わっていて、驚きを隠せない。
深い赤を基調とした上着は肩の部分に身体を守るような堅い甲羅のようなものが付いている。袖は短いが手の甲まで続く薄い皮手袋をはめ、首にはチョーカーが巻かれ赤い石が埋め込まれている。上着の下は黒いぴったりとしたタンクトップだが、さらしのように長い布を巻いたようなしくみになっており、腰のベルトには赤いガーネットなどの石のビーズがはめ込まれている。ミニの黒い皮スカートの下は丈短のスパッツとニーハイ、ひざ部分には衝撃をガードするためのパットが装着され、がっちりしているが動きやすい黒ブーツを履いている。一見仰々しく見えるが意外と動きやすく、ところどころに赤い石の装飾がありかわいい。
「え?これってコスプレ?」
「あはは、ホントだ、私たちコスプレやってるみたい。」




