フラグが、フラグがたった!
いやーびっくりした。まさか梨花子さんが来るとは。ホントに聞かれてないよな?パンツみたいなんて聞かれてたら恥ずか死してしまう。軽蔑の視線が一気に恥死量越えだ。
歩きながらそんな事を考えていたらすぐに家に付いた。玄関に入るとまだ誰の靴もないから、まだ誰も帰ってきてないみたいだな。
最近は少しずつ暑くなってきたため、喉が乾いて台所にいくとテーブルに置き手紙が置いてある。
【今日お父さんとデートで帰り遅くなるからご飯よろしく!】
相変わらず仲良し夫婦だこと。
手紙を投げ捨てて冷蔵庫を開けて中身を確認すると…残りご飯とハムに卵に野菜がいくつかあるか。冷凍庫は結構入ってるけど解凍してまで作るのはメンドイので却下。
野菜炒めとチャーハンでいいか。
ひとまず自室に行ってカバンを置き、制服から楽な格好のジャージに着替える。三本ラインが入ってて、胸元には有名なロゴのあるブランド物だ。もちろん配信の収入で買ったものだ。
スマホを充電器に差し、下に降りてエプロンをつけて準備完了!
「ただいまぁ」
お、香苗が帰ってきたか。
「おじゃまします」
ん?もう一人?しかもこの声は…
「こうくんさっきぶりですね。おじゃましますね」ニコッ
くうっ!眩しい!腰まである艶やかな黒髪に切り揃えられた前髪。これこそ和風美人!ちなみに胸は姫川よりはあるかな?って程度。
「こうちゃんお義母さん今日遅いんでしょ?ご飯何作るのぉ?」
「お義母さん呼ぶな。冷蔵庫にたいして入ってなかったからあるので作るよ。一応チャーハンと野菜炒めかな?梨花子さんも食べてく?」
「あらあら、こうくんが作るのですか?久しぶりですね。香苗ちゃん、いただいてもいいでしょうか?」
「うん、いいわよぉ」
「じゃ、三人分つくるわ。出来たら呼ぶから」
「じゃあ私達は部屋にいるわねぇ~」
さて、ササッと作ってしまいますか。
━━━━━━
よし、完成。後は盛り付けて二人を呼びにいくかぁ~。
「えぇ~~~~~~!?」
なんだぁ?今の香苗の声だよな?
コンコン
「おい、晩飯出来たぞ?さっきの声なんだ?」
「え?な、なんでもないわよぉ?今降りるから待ってて」
どうしたってんだ?まぁいいか。先に座って待ってるとすぐに二人が降りてきた。
「こうくん先程はびっくりさせてすみません。香苗ちゃんに私に彼氏なんていないのに「あ!梨花子言っちゃだめっ!」いることになってる理由を聞いたらびっくりしてしまったみたいです」
「え?えぇ~~~!?」
「間に合わなかったぁ~」
「あらあら?こうくんまでびっくりですか?」
「え?だって伊藤先輩は?」
「伊藤君はお友達ですよ?お願いされてお買い物に付き合った事はありますけど」
「………香苗。これって…」
「こうちゃんの考えてるとーりよぉ。ちょっと部屋に行ってくるわね」
まじか。昔からポワポワしてるとは思ったけどここまでか。箱入り娘ってやつか?いや、でも梨花子さんのお母さん結構派手だったような?ってことはお父さんがそーゆー知識を得ないようにしてるとか?あり得そうだな。
「てことは梨花子さんは彼氏いないの?」
「はい、今まで出来た事はありませんね。お父さんにもまだいらないって言われてますし」
はいビンゴ!過保護お父さんのせいでしたー!
「そっかぁ、なら」
「こうちゃんご飯たべよー!冷めちゃうわよぉ!」
「ん?あぁそうだな食べようか。梨花子さんも席について。今取り分けるから…って香苗、なんだその格好。まだ早くないか?」
一度降りて来たときはジーンズにロンTだったのが、今戻ってきたら服装がホットパンツにチューブトップに変わっていた。
暑くなってきたとはいえ、そこまで薄着だと寒いと思うんだが。
「ぜんっぜん!暑いくらいだわぁ!こうちゃんそんなに見ちゃってもう!」
「いや、まだ肌寒いのにそんなの着てるから呆れてるだけなんだが」
「こうくんそんなに香苗ちゃんの服見てたんですか?私も着替えた方が良かったでしょうか?」
「いやいやいや、梨花子さんは制服でも充分魅力的だって!…あ」
「あら、あらあらあらあら」
「なんてこと…やることなすこと裏目にでるなんて」
香苗は床に膝と手をついてうなだれていて、梨花子さんは顔を赤くしてあらあらしている。
あらあらしてるってなんだよ。
「今度はちゃんとお着替えして来ましょう。こうくんはこのような服装が好きなのでしょうか?やはりここはお母さんに聞かなくてなりませんね。お母さんなら着てるか着てないかよくわからない服も持ってますし、きっといいアドバイスが貰えるハズですね」
「フラグがぁ~!梨花子フラグがぁ~~~」
なぁ、二人してブツブツ言ってるけど、そろそろホントに飯食おうぜ?




