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思いの外上手くいかない理想の異世界生活!  作者: ミカル快斗
第二章 各々の方針が固まる二日目
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第百話 尊い時間 〜立花翔真編〜


〜立花翔真の視点〜


――――街ジーマ、病院前



 変異体ニーヒャとの『死闘』を繰り広げた翔真達は、カートスとロゼリアが居ると思われる『街ジーマの病院』にまで辿り着いていた……。


 「え〜っと……。 カートスさんとロゼリアが居る病院って、此処で合ってるかな……?」


 頭を掻きながら翔真がアケミに向かって問い掛けると、アケミは自信満々に答えた……。


 「まぁ、この辺りで病院が在んのは『街ジーマ』だけだから、一応此処で合ってるんじゃねぇかな? そんじゃあ、確認の為にも早速入ってみるとすっかー!」


 そう言うとアケミは、意気揚々と病院内へと入って行こうとする……。


 「ちょ、ちょっと……。 つい先程に、『あれだけの事』が有ったと言うのに、アケミってば相変わらずですね……。 まぁ、だからこそ、そのアケミの『元気な姿』に励まされる所も有るんですけどね……」


 リセスは、手に持っている『ロゼリアの右腕』を撫でながらそう呟くと、その姿を見たアケミはリセスに対して引き気味な反応を示す……。


 「おいおい、リセス……。 流石に、その切断されたロゼリアの右腕は、袋とか何処かに仕舞っとけよ……。 気味悪いってんだ……」


 「そうですね……。 それでは丁寧に仕舞わせて頂きますね……」


 そう言いながら、リセスは優しい手付きでロゼリアの右腕を袋に仕舞った……。


 「さてと……。 後は、メルナさんの事も診て貰わないといけないですよね……。 ねぇメルナさん、容態は大丈夫ですか……?」


 すると、リセスから問われたメルナは、慌てた様子で返答した……。


 「えっ!? い、いえいえ私の事は御気になさらず……っ! そもそも私は『变化族』なので、切断された腕もこの様に意図も簡単にくっつける事が出来ていますからね……っ!」


 そう言うとメルナは、リセス達に綺麗にくっついた自分の左腕を見せ付けた……。


 確かにメルナの言う通り、変異体ニーヒャに切断された筈の左腕は、再びメルナの身体と接合して、その上傷口さえも完全に塞がってはいるものの、そのメルナから発せられている『口調』に対して、翔真達は僅かながらにも『違和感』を覚えていた……。


 「でも、何だかさっきからメルナさんの『性格』が変わっている様な気がするのですが……。 これは気の所為なのでしょうかね……?」


 「確かに、今のメルナさんって威厳を保っていた頃のメルナさんとは、まるで別人の様に感じちゃいますね……」


 すると、アケミが明るい口調で話し出す……。


 「まぁ、あんな事が有ったんだから仕方ねぇんじゃねぇか? それに、別に会話が出来ねぇ程にまで深刻な事態に陥っている訳でもねぇんだし、別に今迄の様に接してやろうぜ? なっ?」


 「ふむ……? そう言うものなのでしょうか……?」


 すると、メルナが声を張り上げながら喋り始める……。


 「えぇ、アケミさんの言う通りですよ……っ! だって、なんやかんや有りましたが、『生きている』だけで充分なのですから……っ!」


 メルナは、ポンッと胸元を軽く叩くと、直ぐに笑みを浮かべた……。


 「何かメルナさんって明るくなりました……? そんな無理して元気を出さなくても良いんですよ……?」


 「翔真さんの言う通りですよ……。 身体の方は大丈夫でも、『精神面』の方は大丈夫なのかと心配で……。 だって先程迄のメルナさんは、とても哀しそうな表情を浮かべながら『バルタイルさんの死』を心の底から嘆いていたではありませんか……?」


 すると、そのリセスの言葉を聞いたメルナは、途端に落ち込み始める……。


 「そりゃ、嘆きますよ……。 だってバルタイルさんは、この私の事を庇って亡くなったのですからね……。 これは私が『未熟者』だったばっかりに巻き起こった悲劇……」


 「……確かに、あの場面でバルタイルさんがメルナさんの事を庇っていなかったら、メルナさんは『自己再生』が出来無くなる程にまでバラバラにされていたかも知れませんね……」


 「はい……。 流石の私でも、あそこまで切り刻まれて仕舞っては、最早再生する事も出来ませんからね……。 本当に私はバルタイルさんの御陰で命を救われたのですよ……」


 すると、落ち込んだ様子のメルナの事を気遣うかの様に、アケミが肩を叩きながら励まそうとする……。


 「まぁまぁ、そこまで自分を責めるなよ? だって、最終的には、メルナが変異体ニーヒャの事を倒してくれたからアタシ達も生きてるんだぜぇ? 詰まり、彼処にメルナが居なかったら今頃アタシ達は全滅してたって事なんだぜぇ〜?」


 「アケミさん……っ! うぅ……っ! 私なんかの為に気を使って頂いて、とても嬉しいですぅ〜っ! アケミさ〜ん……。 そう言って貰えるだけでも励みになりますよぉ〜……っ」


 「ふぅ、何とか落ち着いて来た感じだなぁ……。 よし……。 それじゃあ、ロゼリアに会う為に、病院に入るとするか……!」


 「はい……っ! 翔真さん……っ!」


 アケミから慰めの言葉を貰ったメルナは、少しだけ元気を取り戻すと、翔真達と一緒に病院の中へと入って行った……。


 すると、病院に入るなり中の『待合室』に指名手配中の夢幻旅団の団員が『3名』も居る上に、呑気にも座って談笑している事にメルナは咄嗟に気が付くと、思わず驚きの声を上げた……。


 「ほえぇ……ッ!? 何故、夢幻旅団の団員が此処に居るの……ッ!? やい貴様らッ! まさかとは思うが、何か良からぬ事でも(クワダ)てているんじゃないのかぁ〜ッ!?」


 メルナは、夢幻旅団の団員達に向かって、意気揚々と問い詰めると、そのメルナの声を聞いた夢幻旅団員はギョッとした様な顔を浮かべた……。


 「え、突然誰……ッ!? て言うか、何か私達が夢幻旅団の一員だと言う事が、モロバレしてるんですけど……っ!?」


 「まぁ、彼処に僕達の手配書が貼られていますからね……。 そりゃあ、バレるでしょうね……」


 『降霊術師ロマス』が指差した方向には、全員の夢幻旅団員達の手配書が壁一面に貼られていた……。


 「うげぇ……。 あんなにも、あからさまに貼られていたのに、私ってば今まで全然気が付いていなかった……」


 すると、ゲッソリと暗い顔を浮かべている『怪盗ヘレマネラ』とは打って変わり、隣に座っていた『放火魔ゲーゴス』が立ち上がりながらメルナに向かって詰め寄った……。


 「てか、いきなり話し掛けて来たテメェは一体誰なんだよッ!? 先ずは、テメェの方から名を名乗れよッ!」


 すると、メルナは格好付けながら自身の正体を明かした……。


 「私か? ふふっ、聞いて驚くが良いさ……ッ! この麗しき私の名は、メルナ。 そうっ! あの素晴らしき『犯罪取締連盟』に所属している傭兵メルナだ。 どうだ、これで理解したか? 怪盗ヘレマネラに、放火魔ゲーゴスに、降霊術師ロマスよ……?」


 すると、メルナからその事を聞いたヘレマネラ達は酷く動揺し始める……!


 まさか、このタイミングで犯罪取締連盟の一員がやって来るとは微塵にも思っていなかったのだ……。


 「と言うか、マジでメルナさんの性格が変わっちゃってるじゃん……。 まぁ、別に記憶とかは失って無いみたいだから、余り支障とかは無さそうだけど……」


 「おいおい、待て待てッ! メルナとか言ったか? 別に私達は悪さをしている訳では無いんだぞッ!」


 「え? では、どう言った理由で……?」


 「実はな……? アンタと同じ犯罪取締連盟に所属している『探偵ジンラ』って名前の奴もこの病院内に居るんだよ……っ! それで俺達は、その探偵ジンラと一緒に悪しき『セイラ王国』とやらを滅ぼしに向かう約束をしていた所だったんだよ……!」


 「……えぇッ!? た、探偵ジンラさんが此処に居るのですかッ!? 然し、一体何故ジンラさんは夢幻旅団の連中なんかと協力を結んだの……? うむむぅ……。 謎だらけだぁ〜……」


 すると、突如として翔真がメルナの事を急かす様に話し掛ける……。


 「ちょっとメルナさんっ! 今は、その人達と呑気に話している場合では無いと思うんですが……っ! ほら、早く『ロゼリア』と『カートス』さんの所に向かわないと……ッ!」


 「あ、翔真さん……ッ!? 確かに、そうですね……っ! 早くロゼリアさんの容態の確認をしに行かないとですね……っ!」


 すると、翔真の口からロゼリアとカートスの名を聞いた怪盗ヘレマネラは、動揺しながら慌てて聞き返した……。


 「え、待って……? 今、貴方達ロゼリアって言った……? それに、カートスの名も……? ハッ……! 貴方達って、もしかしてロゼリアの知り合いの方なの……?」


 すると、怪盗ヘレマネラから発せられた言葉を聞いたアケミは、驚いた様な顔を浮かべながら、直ぐ様ヘレマネラ達に向かって問い詰めた……。


 「え、おいッ! 何でお前がロゼリアの事を知ってんだよッ!? それにカートスの事も……っ!?」


 すると、そのアケミの問い掛けに対して、ヘレマネラが丁寧に事の経緯を伝えた……。


 「えっと実はね……? 私達がロマスを迎えに行く為に、この街ジーマに向かっていた道中にね? 何やらカートスが女の子を抱えながら深刻そうな表情で一生懸命に走っていた姿が目に入ってね……?」


 「なるほど……。 その抱きかかえられていた少女がロゼリアで間違い無さそうだな……」


 「えぇ、その通りよ……。 それで、私達も慌てて駆け寄ってカートスに事情を聞いたら、その右腕を切断された女の子を救う為に病院に向かっている最中だって事を聞かされてさ……? それで私達も、そのロゼリアって娘の容態が気になったからカートスと一緒に病院に向かって行ったの……。 そして、今に至ると言う事ね……」


 「ヘぇ〜……。 それで、カートスさんと出会った時には、もう既にジンラさんも貴方達と一緒に居たのですか……?」


 すると、そのメルナの質問に対してゲーゴスが食い気味に答えた……。


 「あぁ、ジンラとロマンって奴は、ロゼリアを抱えたカートスと出会う前から俺達と一緒に居たぞっ! これは嘘じゃねぇからなッ! 後で、直接ジンラ本人から聞いてみれば良いさッ!」


 「あ、大丈夫です。 貴方達の話は信じましたから。 それで、カートスさんとロゼリアさんは何処の病室に……?」


 メルナは、ヘレマネラ達に質問をすると、真っ先にロマスがロゼリアとカートスの居場所を教えてくれた……。


 「まぁ、それは受付の人から聞いてみたらって話ですが、僕達は優しいので御教え致しますよ。 御二人は今、『302号室』に居ると思いますよ。 あ、場所が分からないのであれば、この僕が案内を致しますが……?」


 「いえ、大丈夫ですよ。 それでは、翔真さんアケミさんリセスさんっ! 早急にロゼリアさんとカートスさんが居る病室に向かいましょうか……っ!」


 「えぇ、そうですねメルナさんっ! さぁ、待っててねロゼリア……!」


 そして、翔真達はロゼリアとカートスが居る302号室を目指して、『エレベーター』を使いながら3階を目指す。


 やがて、3階に辿り着いてエレベーターの扉が開いたと同時に、翔真達はエレベーターから勢い良く飛び出すと、302号室の病室まで一目散に走りながら向かってゆく……。


 そして、302号室の扉を勢い良く開けると、其処にはベットの上で横たわっているロゼリアと、腕を組みながら立っているカートスと再会する事が出来たのだった……。


 「おぉ、ロゼリア……っ! おい、怪我の具合はどうだ……っ!? 痛むか……ッ!?」


 「あ……っ! お兄様に皆さん……っ! わざわざ、私の為に来てくれたのね……っ!」


 心配そうな顔を浮かべている翔真達の姿を見たロゼリアは、思わず涙ぐんでしまう……。


 すると、笑みを浮かべながらカートスが会話に加わって来る。


 「やぁ、翔真さんにリセスお嬢様とアケミさんにメルナさん……っ! 御待ちしておりましたよ……っ! 御覧の通り、ロゼリアさんは少しずつ元気を取り戻していますよ……っ!」


 「カートスさんっ! この度は本当に有り難う御座いました……っ! ロゼリアの事を救って頂いて……っ!」


 「いえいえ、礼には及びませんよ。 む? 所で、先程から『バルタイル』の姿が見えませんが……? 彼は一体どうしたのですかねぇ……?」


 と、カートスが言葉を発した瞬間、瞬時に翔真達は押し黙って仕舞った……。


 その姿を見たロゼリアは、何故メルナ達が押し黙っているのかが、イマイチ良く理解出来なかったものの、カートスは何かを察したのか、真剣な眼差しを向けながらメルナ達に問い掛ける……。


 「ふむ? なるほどねぇ……。 どうやら、この空気を察するに、バルタイルは変異体ニーヒャの手によって殺されて仕舞ったのでしょうかねぇ……? それも、翔真さん達の内の誰かを『庇って』……とかが理由かな?」


 すると、そのカートスの言葉を聞いたメルナは、冷や汗を掻きながら慌ててカートスに向かって謝罪の言葉を送った……。


 「うぅ……私です……。 全ては、この私の責任です……。 私が未熟者だったばっかりに、バルタイルさんは亡くなって仕舞いました……。 誠に申し訳有りませんでしたカートスさん……」


 するとカートスは、今にも泣き出しそうな表情を浮かべているメルナに対して、激励の言葉を投げ掛けた……。


 「おや? 何故謝るのです? バルタイルは、貴女を助ける為に己の命を捧げたのですよ? 詰まり、貴女はバルタイルの『意思』も背負っているのですよ……? なので、貴女が後悔すればする程に、バルタイルの名に傷が付くのですよ〜? こんなにもナヨナヨした者の為に命を(ナゲウ)ったのか? と言う風にねぇ……? だから、しっかりとしなさい……メルナさんッ!」


 「えっ! えぇ……ッ!?」


 「そうですよメルナさんっ! バルタイルさんの為にも、強く生きましょう……ッ! それがバルタイルさんにとっての『一番の供養』になると思うんです……ッ!」


 「うぅ……ッ! カートスさん……翔真さん……っ! 有り難う御座いますぅ……っ! うん……そうですよね……ッ! 寧ろ、バルタイルさんが私を守る為に命を擲ってくれた事に対して、胸をドーンと張るべきですね……っ! それが、私が今バルタイルさんの為に出来る唯一の供養なんですよね……ッ! うぅ……うわぁ〜ん……ッ!」


 すると、そう言いながらメルナは、瞳に大粒の涙を浮かべながら、再び泣きじゃくって仕舞った……。


 そして、目の前で泣いているメルナの姿を見て、事態を上手く呑み込めていなかったロゼリアも、自分が居なくなった後の古代迷宮の中で、何か良からぬ事が起こったらしいと言う事を僅かながらにも理解すると、そっとメルナに向かって優しく呼び掛けた……。


 「メルナさん……。 嫌だと思いますが、どうか私の近くに寄って来て頂けませんか……?」


 「えっ! ロゼリアさん……っ!? いえいえ、嫌だなんてとんでもない……っ! 私、ロゼリアさんにも謝らなければいけません……。 今まで、ロゼリアさんの事を『変態扱い』して仕舞い誠に申し訳御座いませんでしたぁ〜ッ!」


 すると、メルナからの謝罪の言葉を聞いたロゼリアは、キョトンとした顔を浮かべると、ふふっと笑い始めた……。


 「あら、別に謝らなくたって良いのよ? そもそも、私は本当に変態ですもの……。 詰まり、メルナさんは別に間違った事を言っていませんわよ? ほら、おいで? メルナさん……?」


 メルナの事が『性的』に好きなロゼリアは、メルナからの包容を期待して、片手を広げる……。


 「……は、はいっ! ロゼリアさん……っ!」


 すると咄嗟にメルナは、片手を広げているロゼリアに向かって抱き付いた……!


 「えっ!? メ、メルナさん……ッ!?」


 まさか本当に抱き着いて来るとは思っていなかったロゼリアは、目をぱちくりとさせながら驚いた様な表情を浮かべたものの、直ぐにそのまま優しくメルナの事を抱き返した……。


 「よしよ〜し。 メルナさんは良く頑張っていますわよ〜。 でも、頑張り過ぎるのも駄目なんですのよ? たまには、『息抜き』も必要よ? だから今は私に対して、い〜っぱい甘えて良いんですのよ〜っ?」


 ロゼリアは、嬉しそうに涎を垂らしながらメルナの事を、まるで赤ん坊の様に甘やかし始める……。


 すると、メルナは無邪気な笑みを浮かべながら、元気に返事をした……。


 「うんっ! い〜っぱい甘えさせて貰うねっ! ロゼリアさんっ♪ あ、ごめん……っ! 強く抱き締めちゃったら、右腕の傷口が痛むよね……?」


 メルナは、痛々しそうに包帯が巻かれているロゼリアの右肩を眺めながら慌ててロゼリアに対して謝った……。


 すると、ロゼリアは優しく左手でメルナの頭を撫でると、特に気にしない素振りで再びメルナの事を包容する……。


 「あらあら、優しいのねメルナさん……。 ふふっ、やっぱり私、メルナさんの事だ〜い好きっ! 可愛いし、優しいし、それにおっぱいも大っきいし……むふふっ!」


 すると、ロゼリアの真意に気付いたメルナは、呆れた口調になりつつも、ロゼリアの事をギュッと抱き返した……。


 「全く……ロゼリアさんは、相変わらず変態さんですね……っ! まぁ、それがロゼリアさんの良い所でもあるんですけどね……っ!」


 「え、ちょっと待ってッ!? メルナさん顔を真っ赤にしてる〜っ!? もしかして、胸が大きいって言われて恥ずかしかったのかな〜っ!?」


 ロゼリアは、おちょくる様にメルナに向かって話し掛けると、メルナは慌てて否定する……。


 「そ、そんな訳が無いでしょッ!」


 すると、その和やかな光景を翔真達はジッと眺めていると、何だかとある『感情』が湧き出し始めていた……。


 「ふふっ、なんか良いですよね……。 こう言うのって!」


 「あぁ、アタシも同感だよリセス……!」


 「うんうんっ! 何とか仲直りが出来たみたいで、良かったな……ロゼリア、メルナさんっ!」


 すると、カートスは目を光らせながら、そっと呟いた……。


 「うーむ、中々に『尊い』ですねぇ……? この素晴らしき『百合の景色』は……ッ!」


 かくして、無事にメルナとロゼリアは仲直りをする事が出来たのと同時に、カートスは興奮し始めるのだった……!



【現在位置】

【病室302号室】


【現在の日時】

【4月8日 12時4分 春】



【立花翔真】

【状態】:安堵

【装備】:旅人の服 頑丈な剣 小さな袋 大きな袋

【道具】:閃光玉8個 回復薬10個 回復薬DX4個 金貨1枚 銀貨5枚

【スキル】:不意の転倒

【思考】

1:ロゼリアも本当に無事で良かったよ……!

2:メルナさんも、バルタイルさんの死を何とか乗り越えられたみたいだし……!

3:ふぅ、一件落着だな……っ!

【基本方針】:ロゼリアを看病する。冒険者ギルドにクエスト達成の報告をする。



【傭兵メルナ】

【状態】:感謝

【装備】:銀色と蒼色の傭兵の鎧 正義の剣と盾 特大の袋

【道具】:閃光玉18個 回復薬DX19個 毒薬10個 火炎瓶10個 痺れ粉5個 眠り粉5個

【スキル】:負けない正義

【思考】

1:ちょっと、いい加減にしないと怒りますよロゼリアさ〜んっ!?

2:でも、ありがとねロゼリアさんっ!

3:ふふっ、私もロゼリアさんの事、だ〜い好きっ!

【基本方針】:今は己が望むままにロゼリアに対して甘える。バルタイルの意思を継ぐ。



【ロゼリア】

【状態】:右腕切断 幸福

【装備】:患者服 右肩に包帯

【道具】:無し

【スキル】:元奴隷根性

【思考】

1:ふわぁ〜……っ!

2:愛しのメルナさんがこんな近くにぃ〜……ッ!

3:幸せですわぁ〜……っ!

【基本方針】:メルナと付き合いたい。生き別れた弟のロメオに会いたい。



【追跡者カートス】

【状態】:尊い

【装備】:サングラス 一部破れた黒のコート サイレンサー銃 大きな袋

【道具】:閃光玉9個 金貨5枚 弾薬50発 睡眠玉2個 石化玉4個

【スキル】:記憶消去

【思考】

1:良いですねぇ……。

2:素晴らしい光景ですよこれは……。

3:女性同士の絡みほど尊い物は無いですからねぇ……。

【基本方針】:メルナとロゼリアの事を見守る。リセスを守る。



【アケミ】

【状態】:安心

【装備】:紅色の和服 撃滅の斧 大きな袋

【道具】:無し

【スキル】:火炎演舞

【思考】

1:犠牲は有ったものの、最終的には良い結果になったな!

2:バルタイル……お前の勇姿は決して忘れねぇからなッ!

3:……アタシも、死ぬ時はあんな感じで死ぬのかな……?

【基本方針】:ギルドにクエストの報告をする。生き別れた仲間達に会いたい。翔真達を守る。



【リセス・トワ・イラル】

【状態】:喜び

【装備】:ピンクのドレス 金色のティアラ 使命の剣と盾 大きな袋 腕時計 豪華な革袋

【道具】:閃光玉8個 金貨179枚 レインボーカード ロゼリアの右腕

【スキル】:絶対防御

【思考】

1:ふふっ。

2:幸せなひと時ですね。

3:絶対に、この幸せな空間を壊させる訳には行きませんね……っ!

【基本方針】:自らの命を犠牲にしてでも仲間を守る。



【死霊ライヒデン】

【状態】:死亡 尊み

【装備】:無し

【道具】:無し

【スキル】:無し

【思考】

1:ロゼリアちゃん良かったなぁ〜っ!

2:ロゼリアちゃんの守護霊として俺頑張るよぉ〜っ!

3:ん? 病院の外に誰かが居るなぁ……? それに、心なしかロゼリアちゃんに何処か似ている気が……?

【基本方針】:ロゼリアを守る。病院の外に居る人物の正体を突き止める。

※ロゼリアの守護霊として日夜頑張っています。



【現在位置】

【待合室】


【怪盗ヘレマネラ】

【状態】:暇

【装備】:街娘の服 袋

【道具】:金貨45枚 銀貨100枚 銅貨200枚

【スキル】:可憐な盗み

【思考】

1:ジンラさん達、まだ診察室から出て来ないわねぇ〜……。

2:ロマンのカウンセリングに時間を食ってるのかしらねぇ?

3:まぁ、気長に待ちましょう……。

【基本方針】:ジンラ達が診察室から出て来るのを待つ。



【放火魔ゲーゴス】

【状態】:暇

【装備】:ガスマスク 緑の鎧 火炎放射器

【道具】:ガスバーナー7個 火炎放射器燃料5個

【スキル】:燃える世界

【思考】

1:暇だぜぇ〜……。

2:ふわぁ〜。

3:眠くなって来ちまったぜ……。

【基本方針】:ジンラ達が診察室から出て来るのを待つ。



【降霊術師ロマス】

【状態】:迷い

【装備】:降霊術師の服一式

【道具】:聖水瓶10個

【スキル】:死霊との会話

【思考】

1:待ちくたびれましたね……。

2:いっその事、診察室の中の様子を確認しに行きましょうかね?

3:それとも、ロゼリアと言う娘の様子を見に行きましょうか……?

【基本方針】:待つか、診察室に向かうか、病室に向かうかを決める。


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