014 いや、何で?
またまたお待たせしてしまい申し訳ないです。
東京行ってキングのソロ曲に涙腺崩壊させながらペンライト振ってました。
あと、年度末近くて仕事が……。
次回は早めに投稿したいなぁ(願望)
「終わりぃー!!」
ゴブリンの首にナイフをブッ刺した後に蹴り飛ばすと、ゴブリンは転がりながら煙のように消えた。
周囲を見渡しても魔物の姿はなし。
最後尾の札は持ってなかったけど、もうダンジョンから魔物出てこないし終わりでいいよね?
というか気力が完売したんでもう来るな、スケブもサインのサービスもやってないんだ。
「ハヤトー、センちゃーん。さっきの魔物が最後っぽいけど、終わりでよいのー?」
魔物の氾濫有識者っぽいし意見ぷりーず。
「どう思うセンカ?」
「後続の魔物もいませんし、もう少しだけ様子は見る必要はありますが、ひとまず終息したと見てよいと思いますよハヤト様」
お、ご夫婦(仮)の判定も終わったでよい感じですか?
「念のためダンジョンの入り口からあまり離れてない所で待機だな。この後ダンジョンの中を探索して魔物の氾濫が本当に終わったのか確かめるはずだ」
さよけ?その探索はまさか俺らがやるん??
「そんな目でこっちを見なくても魔物の氾濫後のダンジョン探索は臨機応変に動ける上級者の仕事になるから、オレらみたいな初心者に毛が生えたような奴が行くことはねぇよ」
そんな目ってどんな目だよ。でも、まぁ行かなくていいなら嬉しいので許す。
「じゃあ、とりあえず休憩ですわぁー」
いやはや、本当に疲れたよ。
同級生っぽいパーティーと何度か交代して休憩挟んでやってたけど、気付いたら夕方通り越して真っ暗なんだけど。
ここの防衛し始めたのって昼前とかじゃなかったけ?お昼ご飯どうしようとか考えながら授業受けてたらサイレン鳴り響いて何ぞ?ってなった覚えがあるぞ。
「鳴宮様、飲み物貰ってきました」
「センちゃんありがとうー。こんな気がきく娘を嫁に貰える人は幸せだねー」
センちゃんも疲れてるだろうにマジで気がきくなこの娘、ハヤトほんま大事にしろよ。
俺に飲み物を渡した後はせっせとハヤトの世話を焼き始めてるし、さっきの俺の台詞にちょい照れちゃったみたいなのが初々しくて何より。
受け取ったスポドリを飲みながらダンジョンの入り口眺めてたら何やら強そうな装備付けた連中がダンジョンに向かってくのが見える。
「あの人達が魔物の氾濫が終わったかどうか確かめる人達かな?」
んー、どんな装備をしてるのかは気になるけど一緒に俺がダンジョンに入る訳じゃないしどうでもいいか。
正直結構疲れたし、はよ帰って寝たいから俺の為にもダンジョン探索を頑張って欲しいですわ。
まぁ、とりあえずのんびり休憩しながら待ちますかね。
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『………o……』
さっきの連中がダンジョンに入って1時間くらい経った。
いまはハヤトやセンちゃんとダンジョンの入り口を眺めながら何かあったときの為に待機してる感じ。
暇だから2人の馴れ初め的なことだったりを聞いてたりしてるんだけど、ハヤトがめっちゃ嫌そうな顔なのにセンちゃん超楽しそうな顔で話してくれるなぁ。
ハヤト様はーハヤト様がーハヤト様のーって、自分のことよりハヤトのことばっかり話してるし。
まぁ、センちゃんからしたら大好きなハヤトとやっと一緒にいられる生活になって毎日が楽しいんやろなぁ。
『………o…oo……』
ん?何か聞こえたか??
「いま何か聞こえた?」
ハヤト達に聞いてみるが2人とも首振ってるから気のせいか。
休憩ちょいちょい挟んだとはいえ長時間戦ってたから神経が過敏になってんのかな?
『……ooo………oooo』
んー、いやこれ気のせいじゃないっぽいぞ。
というか、声のような音だけじゃなくて地面も震えてないか?地震じゃないっぽいけど。
むしろ地震じゃないのに地面震えてるって何でだろ??
「ハヤト、センちゃん。何か気を付けた方がいいかも」
2人に声だけかける。
「何かわからんないけど、何かある気がする」
まぁ、魔物の氾濫が終わった訳じゃないし、変化があるとしたらダンジョンなんだろうけどさ。
2人は最初は俺の言葉に怪訝そうな顔をしてたけど、段々と近づいてくる何かの声のような音と地面の揺れに気付いたらしい。
「この音、ダンジョンからか。咲刀、センカも構えとけ」
はいよー、さてさて……何が来るのやら。
『Guoooo!Guooooo!!』
轟音と共にダンジョンの入り口を崩しながら何か飛び出して来た。
見た目は無茶デカくてゴッツイ姿をした角のあるトカゲ、なんか口からチロチロ火が漏れてるから多分火とか吹けそう。
はい、ファンタジー御用達のドラゴンさんってやつですねー翼は生えてないから地竜種ってやつかなー?
生でドラゴン見るの初めてだけど迫力がすげぇな、カッコいいし怖えーし流石は魔物の中でも上位に来る種族だわ。
今日倒しまくったゴブリンとかコボルトとかとは大違いやな。
「って……おい、マジかよっ!?」
何で?ドラゴンが何でこんなとこにいんの!?
あれ確か中級とか上級ダンジョンとかに出て来る魔物だろ?なんで学園の初心者ダンジョンから出て来るんだよ!?
龍種じゃなくて下位の竜種だけど、それでもドラゴンって種族はツヨツヨなステータスを持ってて、ゲームだと中盤以降に登場してた魔物だぞ?
まさか、あのドラゴンが初心者ダンジョンでの魔物の氾濫の原因?主人公くん何てもん呼び出しやがったんだよ!運悪すぎだろ!!
普通なら大鬼、極稀に運が悪いと翼竜が出るくらいだぞ?地竜とか何をどうすれば呼び出せるんだよ!?
ゲームじゃなくて現実ってのはわかってるけど、それにしても限度があるぞ。
『Guooooooooooooo!!!!』
わー吠えたーうるせー。
ダンジョンから広い空間に出れたのが嬉しかったのかは知らんが吠えるなよ、耳痛くなるだろうが。
というか、どうすんだこれ?まさか戦わなきゃならんのかな。
翼がないから飛ばないだけマシなんだろうけど、それでも竜種とか戦いたくねぇ。
というか、多分いまの俺の実力だと戦ったら普通に死ぬぞ?奥の手がない訳じゃないけどこんな人前で晒せないし。
どうしようもなくなったら使うしかないけど、無理に戦う必要もないだろうし……逃げるか。
いま地竜に1番近いのは俺らだろうけど、ちょい離れたとこにあるテントには俺らより強い上級生も教員もいるし。
ゲームでも中盤以降に出て来る魔物が序盤で出て来るとか現実さんクソゲー過ぎる。
さて、じゃあ逃げましょう。
方針は決定、チラッと周りを見渡してみるとハヤトもセンちゃんはまだ呆然としてるっぽい。
まぁ、あんなんがいきなり出て来たら呆然としちゃうのは仕方ないか。
「ハヤトー、センちゃーん。とりあえず帰って来てー」
2人の前に手を出してパンパンッと拍手、はよ現実に帰って来てくれ、現実逃避したいのは俺もだからよくわかるけど。
「2人とも逃げるよー逃げるからなー逃げられますよねー?」
地竜さんがこっち見る前に逃げたいから行くよー。
まだかっこよく吠えてるだけだし、敵認定される前にここから離れたい。
「ハヤト?センちゃん?どうしたん??」
何故に動かんのだこいつら……ええぃ、面倒だ!
2人の手を引っ張って走り出す。
無駄に抵抗とかなく素直に引っ張られてくれるけど、本当にどうした2人とも。
まぁ、それは後に回そう。いまは身の安全を確保する方が大切だし。
さてさて、とりあえず何処に逃げれば安全かなー?
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