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Hero and Heroine ONLINE 〜エロゲ世界の名も無きモブキャラ〜  作者: むつきばな
第1章【モブキャラ、エロゲ世界に転生す】
13/22

011 婚約者?

今日はちょっと短め。

「ハヤト、あの女の子のことって俺が聞いてもいい内容?」


流石にハヤトとは今日会ったばかりだし、深入りはちょっと難しい。


「………………………」


「ハヤト?」


え、無言で悩むくらい重い内容なの?


「………………………」


「おーい、ハヤトー?」


こやつ、完全に自分の世界に入ってて聞こえてないやつでは?


「……………………はぁ」


あ、こっち向いた。


「オレの婚約者らしい」


は??


「いやな、オレも今日初めて知ったんだがな………」


はい、ハヤトの話をまとめますとねイフちゃん。


まず、ハヤトとあの女の子は別に今日が初対面って訳ではなく顔見知りではあると。


ハヤトの実家もあの女の子の実家も業界(何の業界やろ?)では由緒正しい家柄、所謂名家ってやつで幼い頃から何かしらの集まりで顔を合わせることはあったそうだ。


んで、実はハヤトと女の子は幼い頃から婚約してたらしい。


なんでらしいって曖昧な感じなのかと言うと……女の子は知ってたらしいんだが、ハヤトは知らなかったんだと。


「で、朝のあれは「ハヤト様の婚約者としてこれからも頑張りますね」的な挨拶をされたが、ハヤトとしては「婚約の事実すら知らんけど何のこと?」って聞いたら、ショック受けて泣いて逃げ出されたと?」


「概ねそれで合ってる」


そうはならんやろ?って思うのは俺だけなのか。


「というか、幼い頃から婚約しとるのに当事者のハヤトが知らないとかあるの?」


幼い頃からの婚約ってまぁ……家の都合による婚約になるとは思うんだけど、流石に本人が知らないってのはおかしくないか?


「砂城と進堂(シンドウ)……あいつの家との間で婚約を交わすってことは知ってたんだが、次男のオレじゃなくて長男のアニキが進堂の娘と婚約すると思ってたんだよ。砂城の次期当主はアニキなのに婚約の話がオレに来るとか普通は思わんだろ」


そういわれると、確かにその通りだわ。家同士の婚約の話が出たら普通は長男が婚約すると思うわな。


「まあ、その件はアニキに確認の連絡は入れたし………後であいつとも話をするわ」


ほむ、まぁ解決する気があるならそれはそれでいいか。


というか、ハヤトっていいとこのお坊ちゃんだったのか……このガキ大将以上チンピラ未満がねぇ。


「なんだよ、その目は」


「幼い頃に婚約者が決められるくらいの名家のお坊ちゃんって感じはしねぇーなぁーと思って」


「ほっとけ。オレも面が悪いのは自覚してる」


いや、ハヤトはイケメンだからな?善人には見え難いかもだけど。


ふむ、聞いてる感じ名家の生まれ故の何か色々な事情があるんだろうけど……別に実家や家族と対立してるとかって訳ではなそうやな。


お兄ちゃんがいるっぽいけど、不仲では無さそうかな?


軽口もこれぐらいなら許容範囲っぽいし、いまはこのくらいのラインで攻めずに無難に会話をして交流してく感じでよいか。


しかし……………あー、やだやだ。


前世の記憶とか経験のせいか知らんが、人と関わるのに理由とか理屈が必要になってんなぁ。


地位や名誉に縛られてない一般ぴーぽーの学生なのに、無条件に相手を信用していくことが出来なくなってやがるな。


まぁ、幸いにもハヤトは俺のこういう感じな対応にも慣れてるみたいだから様子見しかないかー。


なんというか、仕事上の関係とか以外で人間関係を構築してくのが久しぶりすぎて大変面倒くさいんだが仕方ないと諦めるか。


その後も、ちょいちょい探りながらな部分はあったけどハヤトとは普通に会話を続けた。


あの進堂?のお嬢さんは俺とハヤトが会話をしているのがやはり気になる様子で、視線を向けてみたら2回くらい目が合ったけどその度に慌てて逸らされた。


わかるんだけど、何かそういう反応されると悲しい。


いやさ、君が気になってるのは俺じゃなくてハヤトなのはわかってるんだけど……何か女の子にそういう反応されると悲しくなるのは何故なのか?


……………はぁ、話を変えよう。


さて、ちょっと前からこの教室に転移してくる生徒がいなくなったので、そろそろ担任となる教師が来て色々なオリエンテーションみたいのが始まってもいいはずなんだが。


噂をすればってやつじゃないが、来た感じかも。


「新入生の諸君、おはよう」


そんな声と共に教室のドアから入ってきたのは…………ネコミミ生やしたスーツ姿のイケメンだった。


何なん?この世界ってイケメン多くない??


「とりあえず、適当に席に座ってくれ」


イケメンの指示に従うのは癪だが、こやつが担任教師っぽいので指示に従うとしよう。


ハヤトとの会話を中断して空いている席に……窓際げっとー!!


やっぱり窓際の席は鉄板だよね!窓際とそれ以外だと何かこう……何か違うんだよね!!


前世でも学生時代は窓際の席ばかり狙ってた記憶があったりなかったり。


俺の横に座ったハヤトが何か呆れた顔でこっちを見てくるんだけど、今日だけでその表情割と見飽きてきたんだけど?


「さて、まず自己紹介だ。俺は犬飼(イヌカイ) トキだ。この1年10組の担任となる、よろしく頼む」


………ヤバい、すごいツッコミたい。


ネコ系獣人なのに苗字が犬飼て、ネコ系獣人なのに名前がトキて。


その後、なんか色々説明してた気がするんだけど頭にはあんまり入って来なかった。


わかんないことは、あとでハヤトに聞こう。







作者のやる気が絶好調になりますので


よろしければブックマークや評価の方もお願い致します


星が増えると作者がかなり喜びますので是非お願い致します。

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