010 クラス分け
なんか、全体的に思い付くネタが古い。
最近のネタとかあんまり知らんから仕方ないか。
評価、ブクマありがとうございます。
すごい嬉しいです。
さて、入学式もハヤトと適当に駄弁ってたら終わったので、これからクラス分けだよイフちゃん!!
残念ながら魔法についても教える学園なのに、クラス分けの方法は言葉をおしゃべりとんがり帽子が出てきて「お前は○○」とかやる訳ではないんだ。まいなすひゃくてんだね。
じゃあ、どうやるのかだって?
うん、何かそこは学園RPGっぽいといえば学園RPGっぽいんだけど……このアリーナには転移魔方陣があって、それに乗ると新入生は自分のクラスに転送されるんだ。
転移魔方陣って何だってのは説明が面倒だから省くけど、まぁ転移魔法を発動させる魔方陣だよ(直球)。
「ハヤトと同じクラスだと色々と楽そうなんだけどなー」
だらだらと他の新入生に混ざって転院魔方陣の方へハヤトと歩いて転移待ちの列に並ぶ。
学園スタッフさんが列の管理をしてくれるので、最後尾札もらいますねーとかはない。
「オレも同感だが、流石に10クラスもあるんだから同じクラスにはなれないだろうな」
ちなみに、1クラス30人で新入生は300人のはずだ。
国内最先端の魔導技術を扱う学園なのに新入生が少ないって?クラスの担任が出来る教師の数が足りてないんだと。
この学園の教師は前世の大学とかと同じで普段は自分の研究を進めている人がほとんどで、学園で研究室を持たせてもらう代わりに毎週決まった時間数の講義を生徒に行っているらしい。
んで、その中でもクラスの担任をしている教師は人格的にも思想的にも実力的にも問題がないと判断された人物でないといけないんだと。
まぁ、変な思想を持った担任教師が生徒を染めたり、生徒を騙して人体実験に使われても困るからね。
「どっちにせよクラスが関係するのは共通基礎科目だけだから、選択科目なら被ることもあるだろ?」
「まぁ、そうなんだけどさー」
ハヤトがちょうどネタを出してくれたし、この学園のカリキュラムについてもイフちゃんに説明するわ。
まだ、俺らの順番まで少しありそうだし。
なんというか、簡単に言ってしまうと前世の一般的な高校と大学の合いの子みたいなカリキュラムなんだよね。
午前中に所属クラス毎に行われる共通基礎科目、国語だったり数学だったり社会だったりを前世の高校での授業っぽい感じで行う。中間テストはないんだけど、学期末テストはある。
んで、午後は選択科目。こっちは前世の大学のように自分の好きな講義を選んで受講してく。こっちも学期末テストはあるんだけど、講義毎に行うから担当教師によってテストの難易度が全然変わる。
ちなみに、前期後期の2学期制だ。
まぁ、大雑把に説明するとこんな感じかな。
もうちょい説明することはあるんだけど、転移の順番が来たのでまた機会があれば説明するね。
前に並んでいた人らの転移が終わり、スタッフさんの指示で俺とハヤトと何人かが魔方陣の中心の方へ足を進める。
ほーん、これが転移魔方陣ねぇ。
直径で10mくらいの大きな円の中には三角形やら四角形やらの図形が複雑に描かれ、所々によくわからない文字まで書いてある。
というか、このアリーナの中で転移魔方陣が描いてある部分だけが石畳になってるってのは……これ、なんか隠し要素がありそうやなぁ。
あの会社、こういう場所に変な隠し要素をぶち込むの大好きだし。
まぁ、いま考えても仕方がないことは後に回そう。
「んじゃ、とりあえず……またなハヤト」
「おう、またな咲刀」
転移魔方陣に光が走り転移魔法が起動する。身体が軽く浮かぶような感覚を持ったと思ったら視界が暗転した。
これが転移ってやつか、一瞬だけだけど気持ち悪くなりそう。
身体が浮かぶような感覚も、視界の暗転も一瞬だけだったが、なんか例えにくい不思議な感覚だった。
ゲーム中でもヒロインが転移酔いがどうこう言ってた気持ちが少しだけわかる。これ、人によっては物凄く体調が悪くなりそうなやつだわ。
ちなみに、ゲームだと主人公君はこのクラス分けの転移後にずっこけてケモミミのヒロインにラッキースケベをするぞ!よくある演出だねイフちゃん!!
まぁ、俺はそんな主人公ムーブをすることなく普通に転移出来た。
というか、両サイドに幼馴染と義妹がいたのに何でわざわざ見知らぬ美少女の方にずっこけてラッキースケベするんだろうね?主人公補正ってやつは恐ろしいね。
そんな主人公のことは俺には関係ないので放っておいて、だ。
……………なんつーか、普通の教室やな。
四角い部屋で教卓があって、机と椅子が並んでてっていうテンプレな感じの教室。俺の前世で通った貧乏学校と違うのは冷暖房が完備されているのと、黒板じゃなくてホワイトボードってとこか?
チョークで文字書くときのカッカって音が結構好きなんだけど聞けないのか。
んで、既に何人かの新入生がいるそんな教室を眺めたし、俺の横にいる奴に再度挨拶をしようかね。
「よう、さっきぶりだなハヤト」
「…………まさか同じクラスになるとは」
だから、なんでそんな呆れた顔で俺を見るんだよ。その表情になるの今日3回目やぞ。
はい、俺の横には転移する前と変わらずハヤトが立っていましたっと。
いやね、いま考えれば転移前のハヤトとの会話は若干フラグっぽいなぁとか思わなくもないんだけど、俺もまさか本当に同じクラスになるとか思ってなかったわ。
現実って不思議だわー。
「まぁ………なんだ、同じクラスってことで改めてよろしくなハヤト」
「そうだな、改めてよろしく咲刀」
なんとなく、もう一度握手してみる。
いやぁー、10クラスもあるのに偶然にも同じクラスになれるとかって、これはハヤトとのズッ友フラグなのでは?
いや、ちょっと待て。
大きくなったガキ大将みたいなやんちゃな感じあるけどハヤトは十分すぎるほどイケメンだし、俺も何故か爆発して欲しい感じにそこそこイケメンなので……これもしかしたら外から見たら掛け算の餌食にされたりする光景なのでは?
いやいやー、いくら何でもハヤトとの腐海の森フラグはないでしょ?ナマモノに興奮するような過激派がそうそういるとは思えないし。
うん……俺は女の子が好きだし、ハヤトともきっとそうであって欲しいと願う。
あばばばテスト、マイクテストなんて展開は絶対に勘弁なので。
そんなバカみたいなことが頭をよぎったが……まぁ気にしなくてもいいか。
そんな俺にはよくわからない世界のことを気にするより、せっかく出来たばかりの友人と同じクラスになったんだから、そっちのことを考えていこう。
さて…………それじゃ、まずだ。
「なぁ、ハヤト。アレ、どうするんだ?」
「……………………………」
おう、ハヤトがそんな困った顔するとは思ってなかったわ。
いや、だってさー。
さっきから、こっちをチラチラオドオド見てるから流石に気になるって。
俺の見間違えじゃなければ、あれってハヤトから泣いて逃げた女の子でしょ?
おんなじクラスになっちゃったんだからさぁ…………流石にずっと無視はしてく訳にもいかんやろうて。
どうしようか、お節介した方がいいのかな?
まぁ、ハヤトに聞いてみてからでいいか。
ご安心下さい、咲刀くんとハヤトくんの薔薇展開はありません。
ちなみに、咲刀くんが予想した通りアリーナの転移魔方陣には隠し要素がありますし、咲刀くんも実はゲーム内でお世話(意味深)になったことがあります。
それなのに何で知らないのかというと、これ学園内の転移魔方陣に共通する隠し要素で咲刀くんがお世話(意味深)になった転移魔方陣はアリーナ以外の物だったからです。
まぁ、ぶっちゃけると……とある条件を満たして学園内の転移魔方陣をヒロイン(サブヒロイン)と起動すると『(意味深)しないと出られない部屋』に送られるってやつなんですけどね。
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