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ゼン・イージス ―或る英雄の軌跡―  作者: 南海智 ほか
誓いの章:悪心の呼び声
74/106

74.槍手と槍手

 ◆←文頭二字下げの代替です。


 ダルタニエンを故郷で苛んだのは、きょうだいたちの無邪気さにほかならない。

『どうしてにいちゃんは、おれらと見た目がちがうんだー?』

 同年代に、はぶられるのはよい。年上たちにしかけられる乱暴など、体質からして屁でもない。

 みにくい半獣の徴。めだつ巨人の徴。さほど、気にせずにいられたのは、きょうだいたちが、違いをわかる年になって、きまって同じを口にするまで。

『おなじとうちゃんと、おなじかあちゃんの子どもなんだろー?』

 これが、とても、つらかった。


 ◆


「お前、見どころあるぜ。こっち側につける毛並みだ」

 冷ややかな笑みに、何をかこめる。憐憫にして誘いか、同調はたまた共感か。マテウ・ラウラソンは、五分咲きの、鼠が徴の小人種だ。槍手である。悪心の使徒である。ダルタニエンが、覆せねばならない、敵である。

「お仲間さ。おんなじだよ、俺とお前」

「ちがう……ちがう……ぜんぜん、ちがう……」

 鉛の鎧に、なにもかも押し込められている。ふるう槍には剣気が乏しい。まともな反駁のひとつ、ダルタニエンはかんがえつかない。一対三だった。

「わかるだろ?俺達はこの()のコブさ。邪魔ものさ。いない方がいいのさ。ほれ、馬鹿みてえにおんなじだ」

 どう、己が槍をふるっているのか、ダルタニエンにはわからない。まるで真冬に凍れた指先で、かこむ世界を、まさぐっている。暗い世界だ。あいては、剣士がふたり、槍手がひとり。じぶんはひとり。加減をされているのか、どうか。刃がとうにいくつか、己を引き裂いてはいまいか。わからない。

「なーに意固地(いこじ)になってんだ?どんだけ踏ん張ったってよォ、いつだっておまけの俺らは、お前は、主役になんかなれやしねぇ。馬鹿がよ。いい加減、気がついたらどうなんだ。都合よくつかわれてるだけなのさ。捨て駒さ。思い当たるだろ?いつだって、そうだった。頼られて、馬鹿みてぇに仕事して、ぽいっとほかられて、終いさ。ふだんばっかり見た目で割り食って、肝心な時は誰もお前を見ちゃいない。誰もお前を気にしちゃくれない。それもよ、頷きゃ楽になる。こいよ、こっち側に」

 頷かなかったのは、どうしてだろう。頷かなければ、きっと自分は死ぬ。

 死?

 避けなければ。ダルタニエンはおもった。頷かず、しかし、槍をふった。


 ◆


 やさしい母親だったはずだ。ダルタニエンの母親の話だ。

 やさしいゆえに。

 申し訳なさそうな目でいつも見る。

 これもまた、堪えた。申し訳なさそうな瞳で、すがった。

『死んじゃダメよ。死ぬのだけはダメ。あなたが生きていてくれれば、わたしはそれでいい』

 だから家を出た。


 ◆


 ふと、蹄の音が、聞こえた気がする。蹄が泥濘(ぬかるみ)を、踏み抜いている。

 馬はよい。ダルタニエンにとって、無二のともだち達だ。彼らは正直で、分け隔てがない。逃げ場のひとつとなってくれた。馬搬から馬口労(ばくろう)まで、手広く商う家にうまれた。いま思えば、わりと裕福な家柄だった。

 煤にくろい逆葺き屋根はボロな見た目でも、巨体が寝転がれるだけのひろさがあったし、食うにもあまり困らなかった――おやじは、たくさん食わせてくれた――だから、周囲のねたみを買ったのやも。巨人はめだつ、半獣はめだつ、ふとれば、めだつ。やせて汚れた子どものおおい地域だった。大きいと恐れられるのはひとときで、おくびょうな気質を知られれてしまえば、あっとういまに不満の矛先になった――だから、おやじは道場へいかせたがった。ぼくも、剣には、あこがれた――けれど剣の道場は、いじめっこどもの巣窟だ。それも道場に通えるほど金持ちのいじめっこは、腕っぷしが一段と強い。長く続かなかった。


 しばし――ダルタニエンのそれは実に"刹那"だ――思いを馳せている間、マテウは、機嫌が悪そうだった。被り(フード)の下で、鼠っ鼻をゆがめた。

「なぁおい!聞いてるか!?英雄気取りがいつまで続くよ。誰も、誰もだ、お前を救えやしねぇ!言ってんだ!」

 ダルタニエンは、どうしてだろう、頷かなかった。女剣士が、小人の槍手へささやいた。

「マテウ、時間切れだ」

「ちっ!」

「ダルタニエン殿ッ!」

 はっと、ダルタニエンの背筋に芯が通った。

 槍での刺突を、すんでのところで往なしている。死角からの"(トツ)"だ。実際はずっと、巨人の剣士と、一対一だった。これが今、マテウの刺突で、一対二になった。一対三には、ならなかった。

「遅れて申し訳ありませぬ、槍手殿っ!」

 ふたりの騎士が、駆け付けてくれた。"鷲爪"の騎士たちだ。ダコック騎士長と、準騎士ボルドヴェンは、違えようもなく、ダルタニエンの仲間であった。ふたりを"果ての霞"中で誘導した騎馬が、後方を巡回、蹄を鳴らす。ダルタニエンは、ひとりではなくなった。


「あ……ぼ、ぼく……」

「ご無事で何より!気をしかと保たれよっ!」「我々もおりますゆえ!」


 ダコックとボルドヴェンが、代わって鍔競りあった。巨人の使徒が押し返される。小人の使徒が押し返される。女の使徒が"疾風の構え"をとっている。明々白々、三対三だ。わかちあえば、一対一だ。ダルタニエンは、手筈通り、マテウと対峙した。

 槍手と槍手。

 槍、この()で流行らぬ武器だ。はみ出し者にぴったりの得物だと、ダルタニエンの師はかつて語った。


 ◆


 ダルタニエンは道場へうまく通えずにいた。短い期間だ。父親が、出兵もはじめに死んでしまえば、家族を守るのはもう、自分しかないのだと悟った。ふるいたち顔をみせてみても、いじめっ子たちには、それはもう、色々と言われた。『獣は光の騎士にはなれない』どんな陰口より、胸にささった。

 師範までが『巨人のための剣を知らない』と避けるから、まともに学べず参ってしまう。そこで巡り会う。槍の師だ。

『剣にまだこだわるか?槍ならどうだ?徴のどうこう、分け隔てがねぇぞ』師になるその日に言った。道場破りの日でもあった。型破りな人だ。ダルタニエンは、槍を()った。


 ◆


「せっかくよ、馬鹿親切にタマ取らないでやったんだ。同族のよしみさ。どうだい、え?今からでもよ」

「……ぼくは、きみの、同族なんかじゃ、ない」

 悪心の重圧に、みずからがどう抗っていたのか、ダルタニエンはよくわからないでいる。仲間が訪れ、だいぶ安らいで今も、心臓がこれでもかと踊っている。戦いは、まったく、終わっていない。この膠着は、休憩ではない、間合いをはかる、槍手と槍手の膠着だ。

「ちっ、他がくたばりゃ後悔するぜ。や!それよか前さ。おめぇのほかは"獣"じゃねぇ。アブないそのときゃ!薄汚ねぇ半獣にぜーんぶ押しつけ、すたこらさっさだ!」

「にげないよ」

 と、立ち向かう槍手は言えた。出会って日が浅くとも、むずかしい理由は必要なかった。

「かれらは、騎士だから」

 騎士は逃げない。ダルタニエンは知っている。そして、光の騎士にはなれなくたって、騎士のあり方には、自分も倣える。さらには――


 ◆


 師は語る。『俺はな、いいか?数えっきれねぇくらい、多くの人間を救ってきた。これからも、数えっきれねぇくらいを救う。いちいちよ、関わった名なんざ憶えちゃられねぇ。トーゼンさ、俺の時間は有限だろ?関わってられる時間も有限さ。だけどな、"槍"ができる奴だけは、違う。

 技の程度なんてな、どうだっていい、どいつもこいつも、少数(マイナー)を選ぶ勇気のあるやつらさ。俺は数少ない同胞を大切にする。槍手ってな、そういうもんだ。だからな、よう、わかるだろ?

 お前が、地元(ここら)じゃなんて呼ばれてるかなんてな、俺には関係がねぇ。人の子だの、魔物の子だの、くだらねぇ。槍を執って、槍の戦士であるかぎり、俺にとってのお前は、"槍手"なんだ。俺は忘れねぇ。だからお前も忘れんな。お前は、槍手ダルタニエンだ。誰に何と呼ばれようと、お前は、槍手、ダルタニエン、だ。世の中にとっても、いずれおんなじになる。お前が、槍を、手放さないかぎり、な』


 ◆


 師匠の言った通りだ。ダルタニエンはおもっている。槍術はかつて逃げ場のひとつに過ぎなかった。今や、道を、つくってくれている。

「騎士のかれらにとって、ぼくは"槍手"だ。"薄汚い半獣"なんかじゃ、ない」

「けっ!」


 "(シャ)(アク)(トツ)"が、槍手の基本。つまりは、寄せて、構えて、突き刺す、だ。今。まさに両者が行った。交錯。槍と槍とがぶつかりあった。刃が刃をおさえつけ、地を打てば、泥をはねた。つづく"(シャ)"は、"(フツ)"の動作に基づいて、仕切り直しをかねている。槍手と槍手が"(アク)"をとるのに、どちらも腰を落としている。にらみあいが再開している。ざりりと、湖底をすり足が掻いた。


 マテウは、ずっと機嫌が悪そうだった。

「戦う理由もねぇ分際が、よくやるぜ」

「ぼくには友達がいる。ともだちが理由だ」

「ハッ!友達、だって?そいつがそう言ったのかよ!」

「いった」

「馬鹿が!腹ん中じゃ見下されてるに決まってら!いいよーに使われてるだけなんだっつーの!」


 マテウ・ラウラソンの名前は、鼠と小人の徴のほかに、ケッヘンコック流槍術――シュワルコフ亜流にあたる――の目録から判明した。目録に名を連ねるほどの槍術士とはつまり、剣士の剣気に()()()使い手である証左。

 この()の剣は、槍より強い。常識だ。常識には、ときに例外がともなう。目録槍手や、まさしくだ。意表を突けば、槍を知らない剣士など、いとも簡単に串刺しにしかねない。ゆえ、手の内をもっともよく知るダルタニエンが、相対者として望ましいとされた。ながらも、予断を許さない。

 槍手の必殺、間合いと速さに秀でた"(トツ)"は、"刹那"に読まれれば一転、()()となりかねないのを、槍手と槍手は知り尽くしている。手の内をたがい、"はずれの丸太小屋"戦で見せあった以上、心の読みあいも多くなる。だから口先で、挑発と反抗の応酬が起こる。ここに、ダルタニエンにとって、ひとつ明らかだ。マテウ・ラウラソンは、大切な事実を、まったく、知らない。


「きみは、ぼくの友達を知らないんだ。だから、そうやって、つまらないのに、わらえる」


 ダルタニエンはほほえんだ。マテウは、いっそう、機嫌が悪そうだった。


 ◆


 かつてみっつの選択があった。ダルタニエンにとっての選択だ。

 ひとつ、苦しい故郷に、留まる選択。

 ふたつ、師が与えてくれた査証を頼りに、東へ、向かう選択。

 みっつ、あてもなくひとまず、西へ、旅に出る選択。

 留まるのは、すこし耐えられそうにない。選ばなかった。

 東には、王国があった。豊かな国だ。査証は、ひとりようの査証だった。ゆけば、二度と帰れない気がした。苦しくとも、家族は家族。ひとり良い暮らしが得られるとして、選べなかった。

 西には、未知が広がっている。行けば、今より良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれない。だけれどあてもない旅なら、「帰りたい」という意志のもと「帰る」を、選べる日が来るかもしれない。師が、背中を押してくれた。


 ◆


 ダルタニエンはまだ、わからないでいる。帰りたいと思える日が、いつか来るのかどうか――だけど――商隊と巡り会って、居場所ができた――ぼくは、馬番で槍手――誰も、みにくい半獣とは、けっしてみなさない――友達が、友達のためにたたかってる。なら、ぼくもだ――理由としては、十分すぎた。

 おもたい鉛の鎧から、()うに解き放たれている。ダルタニエンは、獣の能をかねそなえる戦士。鋭敏な感覚で、かこむ世界をまさぐっている。悪心に満ちた、暗い世界だ。ともに戦う仲間たちが、剣戟を鳴らしている。彼らが訪れてなお、世界は明るんでくれない――だから、ぼくらはここにいる。照らすために、ここにいる――みずからの意志で選び、つくり上げてきた道の途中。まだ、死ぬ訳にはいかない。


 "(トツ)"。


 ダルタニエンの方が速かった。"マカの直槍"が、マテウの脇腹を裂く。応ずるマテウの"三叉の槍"は、ダルタニエンに当たっていない。

 マテウの"(アク)"を、ダルタニエンは見た。すかさずだ。密接した"三叉"の柄から、"()"が繰り出された。


「!」


 巨体が吹き飛んだ。"(トツ)"も直後の"(シン)"のまま、"短打(タンダ)"ともなれば不可避の一撃。

 泥に今、はねるダルタニエン。まるで初見だった。理屈なら知っている。

 小人種は、小柄に"撥ね力"を秘めている。これが短い四肢にも軽快な動きを可能にし、間合いの優劣すら埋める。卓越した戦士ともなれば、微動に大きな力を生み出せる。一見してただ「押す」動きが、巨人の大振りにも匹敵する訳だ。


「まだやるかい?馬鹿痛ぇだろ」

「ぜんぜん。きみのほうこそ」


 泥まみれ。ダルタニエンには屁でもない。生来、打たれる痛みにやたらと強かった。傷つきこそして、とてもにぶい。ふかく刺されないかぎり、痛くない。異能と呼ぶか、病質とするか、どこをとっても半端なこれを、槍手の素質だと、師はおおいに褒めた。『痛みをまったく知れねぇじゃ、便利なようで困るもんさ。最っ高にお前向きだぜ、おい。なんたってよ、ちっとのことでよ、びびらなくっていい』ダルタニエンは実際、なにも恐れないでいる。

 "(アク)"。

 そなえる"マカの直槍"を、師は「いらなくなったお古」とつきつけた。照れ隠しだと、わかった。優れた槍手は、丹精を込めて己の得物を作りあげる。槍は、槍手の魂に等しい。"マカの直槍"も然り。これは、旅立ちに譲り受けた、師の魂だ。心強い。


 ◆


 槍。

 物の理のうえでいって、優れた武器であるべきはずが、この()で流行らぬ訳は明快。

 戦士、その大部分を占める"剣士"の"剣気"が強すぎだ。

 "剣士"は鋼の刃で、鋼を断てる。並みの槍の「柄」など、(くう)もひとしく細切れだ。

 町の兵士が「槍」を持つのは、「棒」として働かせるためである。先端を見よ、あるべき刃を、必ずしも備えない。あるいは、さすまた状、はたまた、ただの棒。十分なのだ。帯びる鋼の剣では、ときに強すぎるから、槍を用いる。

 槍術は、一握りだけが知る、秘術になった。剣士に勝てない常識だからだ。ただし。なんにでも、少数の例外とはある。たとえば三つの可能性がある。

 ひとつ、特殊な刃を用いる。たとえば、変わった形状をとる。ちょうど、三叉の形などがよい。

 ふたつ、特殊な柄を用いる。たとえば、魔法理的に硬くも柔軟な素材の採用。ちょうど、マカの木などがよい。

 みっつ、"目録級"にまで、槍手自身が漕ぎつける。すなわちおのれの「柄」を、"剣気"じみた力で守れる、槍術士になる。

 面倒な話だ。

 三つ目が欠ければ、結局、強くはない。剣を執った方が、ずっとはやい。槍を執るのは、ひねくれ者だ、はみ出し者だと、大多数が、選ばない。


 ◆


 槍手と槍手が、相対している。"(シャ)"そして"(アク)"。互いにけん制だ。"(トツ)"へは至らない。


「ごめん」

「何?」

「きみともきっと、友達になれた。もっと、かたちがちがったら……」

「…………」


 ダルタニエンは、同族と呼ばれて否定した。しかしだ、マテウと自分に、共通点を見出さないはずがない。

 ともに、"半獣"と蔑まれる、五分咲きの獣人。ともに、ただの"五分咲き"を一歩隔てた、巨人と小人。

 ともに、この星で稀な、槍の同胞。

 一対三の時点で――マテウは、ぼくをころせた。でも、せずにいたのが、ほんとうだ。

 マテウのやさしさに、ダルタニエンは報いてやれない。歪んだやさしさでは、あったけれど。


「へっ」

 マテウがこぼす笑みに、冷ややかさはなかった。不機嫌そうでもなかった。

「馬鹿がよ。言ってろよ。もう……加減は、なしだぜ。てめぇが、てめぇらが挑むのは、絶望さ」


 まもなく騎兵が、"果ての尖兵"の到来を告げるだろう。あらたな邪悪が、産声を上げている。さほど続かぬ一対一だ。ダルタニエンにとって、これからもっと、厳しい戦いになるかもしれない。それでも、すくなくとも今は――


 ◆


 不器用なやさしさを携えて、はみ出し者の武器を選んだ強者――ダルタニエンの師の話だ。

 師の人物像を、ダルタニエンはこれ以上、知らない。たとえば、肩書き、であるとかを、深く知らない。「師」である以上には、必要なかったとも言える。

 ダルタニエンの師は、王国軍の平和維持部隊を率いて、"恵みの国"へとやって来た。

 名を、リャックス・イペルエンという。

 槍の大名手だ。

 どれほどの名手であるか。

 王国当代"五剣一槍"に名を連ねている、と表せば、何から何まで簡潔にすむ。

 ダルタニエンは、知らないでいる。リャックスの、仮にも地方一番弟子ともなれば。イペルエン流槍術、目録者ともなれば。いわゆる"厳しい戦い"などは、だいぶ根気の次第になる。  

 すべてを、ダルタニエンが知るときが、来るかもしれない。今日を生き残り、いつか帰郷を心から望み、家族と、いまも家族を守る師に、笑顔で、再会できたなら。


 ◆


 槍手と槍手が、相対している。


 "(シャ)"。


 "(アク)"。


 それから。

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