33 宝冠は唯一無二にして盤上を去り(後)
「はは! どうした。言いたいことを言え。今は口が使えるはずだ」
背後から唐突な高笑い。
ソーマの魔核がビクリと跳ねる。怯んで蠢き、なりすましが完全に解けた。
殺気に囚われ、身体が動かない。
背後の強大な圧が、体温を感じるほど至近距離にある。
(…、いつのまに)
ふりかえる。
嗜虐の愉悦を知る眼光が、弱者を見下していた。
「言ったはずだな? なりすますなら完璧に模倣しろ、とな。
オレの女を侮るなよ。盤上の起動前解除を尻キックでねだりやがった豪胆妊婦が、ああも怯えた顔するわけねぇだろうが? なぁ」
重低音が命じる。
「補足」
「盤上」が照準を合わせた。
「…っひぃい…っ」
ソレは何もかもをかなぐり捨てて逃げ出した。
(戻れたなら体に用はない!)
ふと気づく。
(あれ? 用はあった気が…、しまった、凪の魔法し忘れ…、あれ? どやってやるんだっけ? 今、なにしようとしたんだっけ?)
ソレの思考はまとまらない。
凪を使える気になっていることも、なりすましのやり方や攻撃手段である呪詛をド忘れしていることも、よくわからない。
危機感はつのらせる前に散り、目先の恐怖を歪ませるだけで精一杯。
(ま・どーでもいいね! だって僕は「神域投影」の主人公ソーマ!
女神は不死で主人公だからシなない! 弱体化したって死にませぇんザマァ!
そうだ、深淵に帰ろう。囮を好きに嬲ればぁ?!
あれ。そっち? そっちは…でも僕は、あれ? 僕って…誰だ???)
次元の破片の毒性は、ソレの認知や知能を蝕みはじめていた。
(どぉーっでもいいか!! まず逃げよう! だって冒険ははじまったばかり! 活躍はこれからも続く! 僕の戦いはこれからだ! 次回の僕をご期待くださぁい!)
一方、身体ごと取り残されたソーマはあっけにとられた。
「…は? なにあれ? 今、メチャッって…僕の身体から、いや魔核から出ていったんだけど?
え。あ。もしやヘドロ?
次元のかけら食べたら喋んなくなったから、勝手に死んだのかと思ってたら。まだ生きてたんだ?」
ふと真後ろの存在感を思い出す。ゾッと背筋が冷え、慌てて跳ね逃げる。
慌てすぎて、うっかり地面に刻まれた凹凸のひとつを踏み込んでしまった。派手に転ぶ。
逃亡失敗に恐怖するも、カイザルはソーマをまったく見ていなかった。
ソーマはあっけにとられた。
「…あれ?」
無双の王は些末事など見ない。
必死に逃げていく敵を見送りながら、豪快に高嗤った。
「せっかく溶けた魔核で復活できたのにな? まさか毒のご相伴に預かる羽目になるたぁ思ってもみなかったろうなぁ?
宿主と同一視したあげく、なんもかんも劣化しちまって、目も当てられねぇなぁ! はははっ!」
「…え…なんの…はな…? …えぇ??」
ソーマはオロオロした。
話しかけてみたが、デッケェ高笑いで打ち消される。
ブットイ腕を叩いて気を引こうとしたが、鉄壁守備でそも触れない。
ならば挑発をと考えたものの、さきほどはベラベラ出てきた言葉が今はまったく思いつかない。罵声すら浮かばない。
右へ左へウロウロ、背伸びしてジャンプして大男の顔を覗き込もうとするが、ちっとも眼が合わない。
ソーマは困った。何の情報も盗めない。カイザルが発した言葉の意味がさっぱり分からない。
例え目が合ったとしても、今のソーマに呪物モドキの能力はない。
能力があるほうの自認「ソーマ」は魔核から分離し、モタモタ時速3.5キロ、気持ちだけは爆走中だ。
「便利な魔法使いまで棄てていいのか? そっちに生命はいねぇがな?」
そして、指が鳴る。
「起動」
「盤上」が進軍を開始した。
数多の特級魔法が、赤の軍勢となって、空を、地を、なめらかに駆けていく。
その中のひとつが、ソーマの眼前スレスレに迫った。
「っうわぁころされる!!」
慌てて地にうずくまるも、それは自然にソーマを避けた。雑踏ですれ違う人のごとく。
恐る恐る顔をあげ、ソーマは拍子抜けした。
「あんれ?」
ソーマをスルーした伝令は、カイザルから命令を受け取るや、すぐさま本隊へ合流する。
「盤上」に慈悲はない。反意もない。主君から受命した任務を遂行するまで決して止まらない。誰にも耳を貸さない。
逃げた呪物モドキもどきの成れの果てを、ソーマを自認するヘドロを、逃げ惑う敵を、連携して的確に誘導していく。
ソーマは去り行く軍勢を眺めていた。
茫然とカイザルを見上げる。
やはり、目が合わない。
ソーマの脳裏に、ふとひとつの可能性がよぎった。
(え、まさか)
半信半疑ながら、じわじわこみ上げる確信。ぽかんと自然に開く口。漏れる独り言。
「…もしかして。僕。オレくんから、相手にされてなかったりする?」
正解。
余談だが、生前のカイザルはやたらモテる男だった。それゆえに「興味がない」ものを総スルーする癖がついていた。
それにより発生する面倒事のフォローは派閥の務めであり、ご褒美。
「カイザルさまのために」をスローガンに掲げる一大勢力は、盤石なる「無双の王あまやかしシステム」を構築していたのだ。
むろんそれは、余波をひっかぶる当時の知識層のヘイトをかきたてた。「嫌い! けど惹かれちゃう! 悔しい!」である。
その負の感情が口伝された結果、カイザルって実は私生活ずっと地味だし王になってからは妻子を増やしていないにもかかわらず「享楽王」といういわれなき悪名を歴史にデッカく創作されちゃったわけだが閑話休題。
知った弟妹らが「それ採用(笑)」と私信に使いまくったせいで、未来で蔵やら壁の中から一次史料が発見され、信憑性が増しちゃったわけだが、そこは長兄的にご愛嬌。
何が言いたいかというと、つまりソーマなどありきたりなコッパでしかなく。
お仕置きをすませた今、無双の王の堂々たる本音は「その身体はいただくが、ソーマにはこれっぽっちも興味がねぇ」なのである。
侵略王にスポーツマンシップなど無い。決闘の美学はあっても、対戦相手への敬意など皆無。
勝ったら、奪う。
負けたら、甘受。
それだけ。
なんとなーく悟っちゃったソーマは身も心も固まった。
怒るとかショックとかいう反応がとっさにでないほど愕然とした。
足元にポカンを添えた侵略王は高嗤う。
「おら、走れ! 遅ぇなぁ。さては劣化で動き鈍くなってやがるな。
まぁ、納期についての指示はない。
好きに走ればいいな? ははっ!」
「指示? 僕を無視するのも?
てか死者が魔力回復できないのは真実なのに、こんな派手な無駄遣いバカじゃないの? てか女神どもに従うなんてダサいよ? 男が廃るよ? ねぇ?」
気を惹きたい一心で挑発したものの、やはりソーマは一瞥ももらえなかった。
「尻尾まいて逃げるだけだな? だったらオレの盤上で踊るしかねぇな? 末路はお決まりだな? はーっはっはっはっはっ!」
邪悪な高笑いに轟音が重なる。
近くから、遠くから、ソレを囲い込むように爆撃が繰り広げられている。
ソレはがむしゃらに逃げる。必死に逃げ道を探し、ただただ走る。時速3.4キロで。
そのうちに、盾を貸された。コートを頭にかぶせるがごとく。
(あれ? 守られてる?)
トゥンク☆なんて勘違いする間もなくソレは爆風で吹っ飛ばされ、時速120キロ。
凪越しに背中をドツかれまくるソレは(いやコレ僕でサッカー)と気付いてブチ切れるも、どーしようもない。
翻弄されるがままに運ばれていく。
赤の軍勢に追い回されるソレが、目標区域に到達した。
見届けたカイザルは、ようやく高笑いをやめた。そして、隣に話しかけた。
ほのかに虹色の光を移り変えるロングドレスの人影に。
「さて。完了しましたよ、レディ? ここにいてよろしいので?」
『ああ、問題ないよ。あっちにも存在しているからね。お手伝い、どうもありがとう。破壊神の幼子』
虹色の人影は、カイザルの心に直接語りかけてきた。
(レディ・アウローラは死者ならば互いに見えるし意思疎通できると言ったが…やはりそうはいかないようだ。
いるのがわかる、話しかければ聴こえてくるってだけで、恐らくマトモに会えてすらいない。
餓鬼をあしらうような口調も、単にオレの格では、まだそうとしか聞き取れないだけだな)
カイザルは恭しくボウアンドスクレープを繰り出した。優雅に完璧な所作で人影に返礼をした。
人影…師匠は、機敏なカーツィでそれに応えた。
カイザルが(軍人なのか)と気付くと、とたんに目に見えない膨大な情報が場に溢れた。
『おっと、落ち着きなさい。はしゃぐ気持ちは分かるけど。
ところで、君の次の用意はとっくにできているのだが…まだまだ逝く準備は整っていないようだね?』
今のカイザルに、高笑いでごまかす余裕はない。感覚は消えたが、名残りに圧されている。
かろうじて口元だけで笑んだ。気骨を示す。
「…ははっ。娘弟妹の無事を見届けたというのに、我欲ばかり盛んです。面目ない。
もちろん、このままが許されないのも承知しております。
末弟のリストをこなしたら逝くとお約束しましょう」
師匠は小首を傾げた。
『許されない…誰に?』
カイザルは人影を見下ろした。
2柱は、なにもない空間で向き合っていた。
『このとおりだ。君を縛る鎖はひとつもないよ。あれも、これも、どれも、全てを自分で壊しただろう』
師匠はふわりと浮かびあがる。カイザルとまっすぐ視線を合わせ、こう告げた。
『君はとうに神格を得ている。自覚はあったね?
逝った後の用意とは、そういう意味だよ。…わかるかな?』
カイザルは目を見開いた。
師匠を凝視する両眼に、一瞬チカリと虹色が宿った。なけなしの魔力が絞り出され涙のように垂れ落ちる。
『おや…これはいけない』
師匠はカイザルのほおを指で拭った。とたん、魔力枯渇寸前の魔核に魔力が満ちる。
譲渡は快さを伴う。だからこそ深まる恥辱。
忌まわしい記憶を刺激され激昂しかけたとき、導きの声がカイザルの目を覚まさせた。
『同じ行為だ。だが、これははたして同じかな?』
「…っ、…」
利己的な施しとは別物。
理性では理解していようが感情が納得しない。
だからといって駄々をこねるような餓鬼では、妻にふさわしい男とはいえない。
カイザルは努めて目を閉じた。
『何を司る神なのかも分かっているね? そうだよ。君の覇道は続く。君が望む望まないに関わらず、もう歳を重ねている。
今の君は、いうならば休暇中だ。破壊神だろうと余暇や趣味は大切だよ。君のような幼子であれば、特にね』
(…どうやら)
カイザルは悟った。
(女神の逝く先は、死者の国ではないらしい。
レルムに変わると誓ったが、詐欺じみた真似をしちまったようだな?)
『そうかい? 誓いは真摯だった。君らにとっての価値そのものだ。
実際の管轄が異なるとしても、我々は誓いを無意味とは思えないよ。
逝くときに携える価値はいくつあっても良い。道の途中で、君が君を壊さずにすむように、納得がいくまで価値を勝ちとるといい。
ひとつ尋ねよう。僕は君の答えを知っているが、それでも聞く工程が必要なんだ。
君のありのままを、彼女へ報せてもいいかな?』
彼女とは誰のことか聞くまでもない。
「とうに死者です。好きにしてもらってかまわな…、いや」
カイザルは言いよどんだ。
死者の国での再会が叶わない、その意味がじわじわと身に沁みてくる。
こみあげる感情から目をそらし、不肖の夫は強がってみせた。
「人生を捧げた男の成れの果て、だ。さらけだすのが筋でしょう。
次はこんな夫に捕まらずにすむよう、せめてもの詫びだとお伝え願えますか」
虹色の人影が微笑んだけはいがした。
『書き換わったよ。
彼女の応えも変わった。治療をがんばった成果だね。
良かったね、ふたりとも』
虹色の人影になにかが見える。怪訝に思う間もなく師匠は告げた。
『君が欲しがるようなら渡して欲しい、そう頼まれたよ。
これが何か分かるかな?』
見たことはない。
だが、分からないはずがない。
カイザルは取り乱した。
「…、無事なのか?! 今どこにいる!? これは治せるか、まだ間に合うのか、いや間に合わせる! 連れていってくれ! どこだろうと行く、どうか」
『大丈夫』
「割れてるんだぞ?! 何故だ、カサンドラの魔核が…どうしてかけらに…?! 何があって、こうなった?!」
師匠はにじかみのいろを撒いた。
精神の回復効果が作用し、カイザルは強制的に落ちつきを取り戻す。
『彼女の特殊魔法は「封印」。彼女は様々な感情を魔核に封印していた。夫と、添い遂げるためにね』
カイザルは息を呑んだ。
『これは返礼の品だそうだ。
とても喜んでいたよ。やっと妻を信じてくれた、その心を委ねてくれた、ようやく本当に愛してもらえた、とね』
「…!」
『彼女は来世をはじめると決めた。書き換え前とは違う。死者の国で夫を待つことを選ばなかった。
君は今、彼女の未来を勝ちとってみせたんだ』
師匠は魔核のかけらを差し出した。
『決して嘆かぬ涙なき正妃。君が愛する存在の、かつての本心がここにある。
受け取る覚悟はあるか…ああ、そうだろうね。
君はもうとっくに捧げていたからね』
震える両手で受けとった魔核は、嘆きと涙で充ちていた。
不信、絶望、孤独、哀しみ、喪失、恐怖、虚無…なかでもひときわ鮮烈な感情があった。幾重にも層を成す、膨大な時間を越えても変わらぬ深く重い感情。
カイザルは息ができない。魔核が苦しい。
絞り出した声は弱々しく、掠れていた。
「…比翼連理の魔法。…あれが。オレたちに。発動しなかった…本当の理由、は」
封じられていたのは、恋心だった。
「夫からの愛が欲しい」「唯一でありたかったのに」と叫ぶ我欲だった。
「封印してたのか…何度も。心に湧くつど…、オレを、諦めないために…」
強者に見えていた年上の妻は、夢を見せていただけだった。
愛する者の脆さを補うために、がんばって無理をしていただけの、ただの恋する女の子だったのだ。
『彼女は君の魔核治療を応援しているよ。
いわく「なんだか虫歯治療のようね。きっと欠けているところは補うわよね? なら、とりあえずコレで仮詰めしておけば?」だそうだ。
ただね、そうしてしまうと…ふふ、迷いがないね』
カイザルは無言で魔核の幻影を消した。
頭部の半分以上が欠けていた。砕ける形で欠けた空間に、カイザルは魔核を飾った。
とたん、目から魔力があふれる。妻の感情を感じる。まっすぐ慕う恋心とともに。
『宝冠にしたよ、と彼女に伝えた。「お揃いがしたかったの? なら遅かったわね」、だそうだ』
カイザルは衝撃で固まった。涙も止まる。表情は愕然だ。
どうやら妻のほうは、夫が贈った髪飾りを携えて逝く気がないらしい。
ショックはじわじわと苦笑に変わる。
(…そうだろうな。ドーラなら男はいくらでもいるだろう。幸せにしてもらえよ。今度こそ)
ぼそり、本音が口から漏れた。
「…ムリだ。それはダメだろが、オレがいるのに。
ドーラだってムリなくせに、妻は5人までだの言い出しやがって…罠すぎんだろ? 引け目なんざ分かるかよ。年上の何が悪い。オレから口説いて…8人産んでくれて…最期だって…あんなかわいい顔みせ…、
いやそも誰だろうが負けねぇよ、どんな野郎が相手でも絶対オレのほうが…ぃしてい…よう、が。いまさら、で。…ムリで…ダメなのは…浮気したオレのほうかぁ…」
師匠が優しく笑った。
天を仰いで茫然とするカイザルの頬に、両手を添える。気化熱で冷えたほおを温めるように。親が子を愛おしむように。
師匠はカイザルを祝福した。
己の未熟を痛感したカイザルは甘んじて受け入れた。
とたん、魔核に飾った宝冠が馴染んだ。欠けた空間が幻影で隠される。
カイザルの魔力の色が変化する。
『馴染んでも、別の存在だ。いつでも外せる。
そのまま馴染ませていれば、生まれ変わった彼女の道を夢に見るだろう。ただ見るだけ、だ。
神域投影にいるうちはページがバラバラになった漫画だ。数個のコマだけをランダムで見るようになる。
それは、君にとって、とても過酷なことなのだけど、がんばるのかな?』
格好つけ男は、無言で唇を吊り上げた。
「え。独り言デカくない? いきなり放心するし、頭に女物乗せだすし、言動キモすぎるんだけど? とうとう呆けた? ねぇ?」
気付くと、異界に戻っていた。
足もとでなにやら間の抜けた鳴き声が聞こえるが、カイザルは気にせずあたりを見回した。
呪われた異界の大地に色はない。ただ、空だけは美しい。褪せた薄青が黄色みを帯びていた。
目に映る景色の中には、誰もいない。
「…行ったか」
人影に感謝を念じる。
カイザルの愛は去ったが、恋が遺された。
宝冠からの嘆きを浴びている。いたましい。苦く、やりきれない。軟弱な毒、受け取る価値もない。…だが。
(これが結果だ。オレたちの)
毒だろうが喰らう価値がある。
後悔の奥で豊かに香る、妻の恋の芳醇さたるや。贈られた恋心の味わいは、まさに美酒のごとく。
(…味わえるオレは幸せだ)
カイザルは背を伸ばして現実を見据えた。
ドーラの魔力を彷彿とさせる大空だった。見惚れるうちに昏い茜色が現れはじめる。
惹かれてやまない光のお株を奪う禍々しい色だ。
しかし「ただ、なすべきことをなす」とばかりに、怯まぬ光は不肖の茜色を新世界に馴染ませていく。
ふがいない茜色を励まし、安らぎの夜へ導くかのように。
地平線の手前、逆光で影となったソレが、爆風に煽られてふっとんだ。
茜空をぽぉんと舞い、それは一瞬、キラリと虹色に光る。
師匠のお掃除は、手慣れていた。
変質したソレは、あっけなく終わった。
尻キックおねだり…回し蹴り。館は崩壊を免れ、父王は命拾いした。
義弟は感謝したが、カサンドラ自身は、このときに夫を我慢させてしまったことを、死んだ後も後悔し続けた。
師匠(?????)…にじかみ。同族を除き、生者とは交流できない存在。
亡者かつ破壊神のカイザルいわく、「所作からして手練れの軍人。称号は英雄※。ようこそ同胞また後で、と言われた気がしたんだが…なんだ?」
※称号「英雄」…転移前の国軍の慣行。卓越した功績や歴史的偉業を達成した者、または自己犠牲的な作戦遂行など、軍に尽くし抜いた者への敬意と弔意を表す称号。任務中の殉職であろうと2階級特進はしないが、遺族年金に特別手当が加算される。




