23 過渡期のさなかは荒れ模様
「無垢な弟」…かつて共感性羞恥から行動不能に陥ったアンナを再起動させたスペルモル専用技。腹黒ver.もある。
ヴィルヘルミナ(21)転移の際に魔力を「神域投影」に捧げた後天的な只人(魔力ゼロ)。女神の民からは凪の女神と呼称されている。
幼体の後見人かつ保護者である賢王は、本当に忙しい。
その時、たまたま遠く離れた地にいた。怪我を負った2つの種族を介抱し、天罰に怯える同胞を懸命に説得していた。
そのために、幼体の恐怖が聴こえても、その直後のやりとりに心が乱れても、すぐさま応えることが叶わなかった。
「あなたは無事なのか? 痛みはないか?」
ようやっと発信できた頃には、幼体はとっくに口伝を絶っていた。
応えがない。
賢王は、ぽるぽるの義務を強いられていた最後の世代だ。たまらず発信し続けた。聞こえていないと分かっていても、せずにはいられなかった。
幼体が気を変えてまた繋いでくれることを祈り、語りかけ続けた。
「恐ろしい思いをしただろう。傍にいれなくて悪かった。もうすぐに帰れる。腰を据えて話を聞くよ。どうか帰りを待っていておくれ。伝わっておくれ。必ず帰るから。
はりはりの民よ。我が同胞よ。ともにあろう。我はあなたのもとに帰る。どうか、ともにあっておくれ。どうか、…どうか…」
◆
イケオジらの容態は良好だ。鎮痛薬も完成が近いとのこと。本格的な治療に向けて経過は順調だが、各々の心中は静かに荒れ模様だった。
カイザルはやると決めたら貫く男だ。ただ、ときおりふと我に返るらしい。ヴィルヘルミナ・システムが発動する。
(オレはなにをしているんだ? 86越えてやることがお遊戯…幻覚にもてあそばれている気分だ。
なのに、玩具携えて遊びほうけるジジィ観賞して、何故か餓鬼どもはやたら喜ぶ。…本気か? 本気で正気か? 一体どこに何にいつも満足してんだ餓鬼らは?
やはり女は分からん。このオレが毎日毎日こんな…こんな茶番がいつまで続くんだ? いつ終わるんだ? オレはどうなっちまうんだ?)
という心情を、紫色で表現していることがある。
最近のカイザルは、鋭い眼差しで治療計画書を幾度も読み込み「…くっ、やはり必要か」と呻いたり、ふいに姿をくらますようになっていた。
といっても男の色気は健在だ。
使っていない部屋や使用人通路から彼の香水とともにドライアイスのごとく石床を這って漏れ出ているため、居場所はまるわかり。
かすかに調剤機器作動音もラスボス戦BGMのように聴こえてくる。不穏。
レルムは言った。
「アレイン閣下を重しにして筋トレやっているだけです。単なる気分転換でしょう。問題ありませんよ」
女神たちは「武人の嗜みってやつだね、了解」と心配をやめたが、スペルモルはモヤッとした。
(筋トレなら俺だってやる…、いやひとりで集中したいときあるよな。…でもアレインは連れてくんだな。当然か。治療中だもんな…)
カイザルの色気は、ヴィルヘルミナと同じく、実際に見えているわけではない。なんとなく「なんか…そう見える」という類のものなので、女神たちも言語化が難しい。
だが、見解は一致する。
女神たちは、最近のカイザルを「至極色がツヤツヤしててイイ感じ」と見ている。
そして、ヴィルヘルミナ・システム発動時のカイザルを「紫が基調のグラデーションだね。なんだか黄昏色みを感じるね。
カイザルさんは、今、気持ちがたそがれているんだね」と見ている。
かくして、若き女神たちがおりなす日常系ラブコメである舘に、新たな世界観が追加された。
タフな正統派魔王様が、本当の自分を取り戻すためイケオジアイドルとして活躍するスラップスティックコメディだ。
異なる常識と間違った口説き癖により天然ボケと化した魔王をツッコむのは勇者レルム。庇うのは生き別れの弟スペルモル。時にオコな相棒の、びたーんポフッでオチがつく。
アレインはとっくに全身修理されているが、右手は綿入りの布製にフォームチェンジした。
ポフポフ右手を本人が気に入ってしまい、アンナたちに相談した結果だった。
「正直とても不便だ。しかし捨てがたい。どうしたものか」
「こうしてくれる」
困り事があれば相談を。さすれば救われる。
信仰対象は遊び心で問題を解決した。真骨頂である。
アレインのスラリと美しい殿方の手は、右手だけ、「おいちゃん専用手袋(白)」をはめるとポフポフお手々に変わるシステムが搭載されたのだ。
アレインは喜んだ。
「新アイテムによる三段階変形はロマンだよね分かる(早口)」
さらにアンナはおいちゃんの衣装を刷新した。
「お医者さん仕様だよ。
定番シャツネクタイも良いんだけど、個人的にグッとくるのはペチャクチャ何がイイってそりゃベラベラ」
というわけで、黒スーツは白ケーシーに。羽織る黒コートは白い診察衣へ。腰ポケットにチビおいちゃんぬいぐるみを装備する小児科医風の衣装にリニューアルした。
アレインは大喜びした。
「患者からフザケて医学会追放とあだなつけられているけど、年会費を払い忘れて本当に一時的にリストから外れたことがあるせいで、否定できない研究バカな担当医っぽい。
すごくなりたかった。夢が叶った気分。最高。おいちゃんも入信する(早口)」
「待って。どゆこと。やめて。入信はおかしいって。
あたしはチヤホヤ褒められていたいだけで宗教つくる気は一切ないんだと言っておろうが!」
信仰対象は全力拒否で逃げ出した。アレインはその背を拝んだ。感謝を込めて。
アンナ教徒はまた勝手に増え、無言を貫くリンのほっぺたは、ぷっくぷくパンパンになっていた。
神域投影のマスコット、ギャグまんが体質の癒しキャラ枠として活躍するアレインだが、本来は不言実行の男だ。ひとりで黙々と作業すれば類まれな才能を発揮する。
アンナと同じ天才肌、ただし甘えっこのアンナと違い、アレインは淡白だ。根っからの紳士、または姪の幸せな日常を守る壁でいたい系ともいう。
機械人種の性能を満喫していても、ときおりふとよぎる郷愁や未練で、酷く心が乱れるようだった。
(姉さんと義兄さんに会いたい。共に姪の笑顔を見守りたかった)
カイザルの吐露に触発されたのかも知れない。アレインもまた、カイザルにのみジグソーパズルのピースを垣間見せるようになっていた。
「国が虚色の煙毒でおおわれていた。未来を防がんとしたことで、その未来に繋がってしまった。条件が変わろうが荷の総量は保存された。結果論だとしても…、
他者は荷の重さを知れない。観測できたとてそれは荷の影にすぎない。それでも、今だに僕は納得できない。
あの男が負っていた荷は本当に重かったのか?
母国の将来よりも、身を削る妊婦の覚悟よりも、…未成年者に、両親の首実験を強いねばすまないほどに…、はたして本当に…そこまで過酷な重さだったのだろうか…?」
アレインの独白を、カイザルは寝たフリで受け止めた。彼もまた沈黙を選んだ。
もはやどうにもならない負だからこそ、姪や娘弟妹になにひとつ遺すつもりはない。
荷を負わす者でなく、荷から守る者として在る。
その共通項こそが絆の原点であり、相性の悪すぎるふたりが調和に至るきっかけだった。
魔核治療における最初にして大前提の壁を、彼らは乗り越えることができたのだ。
難しいおとなたちの試行錯誤を想像できなくて当然の12歳は、彼らの絆の深まりばかりを感じとってモヤモヤを募らせていた。
(俺の兄上なのに。俺の親友なのに。…いや、ふたりは患者と医者だから信頼しあう必要があるけど。なんたって魔核の治療なんだし、そりゃ…だけど俺をハブる必要はなくね?
アレイン、俺には話してくれないことも兄上には教えてる気がする。
兄上だって、なんか…なんかさぁっ、何でかいっつもアレインだけ妙に特別でさぁ…っ!)
少年のモヤモヤは他にもあった。懸念も。
モヤモヤは異界だ。
イケオジらは能力的に主戦力だが、治療に専念してもらうため基本的にはお留守番でいてもらうことで合意した。
深淵の浄化担当は双子、護衛は男性体、掃討担当はレルムとアウローラ、
…アウローラは「諸事情ありまして」と戦闘装束を胸下切り替えのクラシックドレスへ衣装チェンジした。
夫は「いいね」し、アナンは悟った。
訳知り顔でアウローラに耳打ちをした。
「悪いね。ストレス解消になるからって、つい作りすぎてたわ。明日からはローカロリーおやつにする。
ちな特殊加工やめたのって、それどころじゃないからとか? もしや新しい魔法の練習? 集中しないと難しい感じ?」
アウローラはしょっぱい顔になった。親友に隠しきれるとは思っていなかったが、それにしてもバレるのが早すぎる。何もかもモロバレがすぎる。
出発間際まで、視聴者を交えてコソコソ「実はかれこれ」「ほぉん。ならばあれこれ」と鬼トレーナー・アンナのお悩み相談会を開催していると、いつもと違うことがおきた。
珍しく、ヴィルヘルミナがやってきた。
儚い桃色をまとい、討伐メンバーに「私も一緒に行く」と訴えだしたのだ。
「…幼少期に…戦地で、雑用を…していたことがあるの…。それに…今は「治癒」があるから…怪我を、なされても…その場で治せます…。傷に…悪い風邪が宿ると…治らないから…手足を失うことも…。私、防げます…。きっとお役に立てるわ…」
率直に言うと見当違いだった。言っている内容はごもっともなのだが、現実とズレがある。皆はとっさの返答につまった。
ヴィルヘルミナは非戦闘員。身を守る術を手放して生きる修道女である。使える魔法は特殊魔法「治癒」のみ。逃げ足も遅く、モドキに耐性があるわけでもない。新世界における最弱の存在である。あまりにも無力。あまりにも無謀。
だが、まとう桃色にはヴィルヘルミナの覚悟が満ちていた。「なにかしらの役に立てる」と本気で思っての申し出であることが明らかだった。無碍にできない。
レルムが動いた。ヴィルヘルミナの前に跪き、優しい声音で力強く諭した。
「レディ・ヴィルヘルミナの勇気と思いやりに感謝と敬意を。
その上で、今から向かう清掃予定地について説明を申し上げます。レディの知る戦場とはまったくの別物かと思われます。
速攻で掃除を行うので、悪い風邪が宿る隙はなく、雑務も発生しません。
私は護衛官です。必ず皆を無事に帰すとお約束します。
幸い、いつでも帰還できますから。
どうか我々の能力を信じて、こころ穏やかな日々を過ごしていただきたく。
ところで板飴の味見しませんか? これ、さっき作ったばかりなんですよ」
レルムの手作り板飴はこうかばつぐん。くいしんぼうはたちまち目が行き、儚い桃色がピンク色に変わった。
二枚目を大事に持った修道女は、ほおを膨らませつつ「ご武運を…」と納得してくれた。
同じくほおを膨らませた双子とともに、5人は異界へ移動した。
神域投影の雨景も様子がおかしいが、異界も様子がおかしくなっていた。
たった1日来なかっただけで、色のない大地が極彩色に変わっていた。ジャングル? になっていた。
とても暗い。
モッシャアと生い茂る謎の植物は…今ゲップした? グゲェって鳴いた? ものの、みためだけは植物…ガス? を吐く植物? のようななにかしらが、元気いっぱい生えたくり、…葉? …ツル? 的なモッシャアを重ねあって、太陽光を遮っていた。
モッシャアから覗くわずかな隙間から見える空も、青と赤のマーブル模様がうずまいている。
周囲には、謎の…昆虫? …粘菌? …なんこれ? のような…なにかしらの生命体がウゴウゴしていた。みっちりネバァッと蠢いていた。
レルムは鋭い眼で周囲を睥睨した。その逞しい体躯には、アナンとリンが両手両足でビッタリしがみついている。
異界の異変を目の当たりにした瞬間、ふたりはキュウリにビビって飼い主の頭を目指す猫のごとく容赦なく駆け登ったが、上り棒は頑丈なのでびくともしなかった。
ちなみにレルムはよじ登られる前に最低限の視界確保を完了させていた。
異界へ飛んだ瞬間に気付き、出現地点の周囲2メートルほどを聖剣で薙ぎ払っていた。皆が気付く前に草刈り等を終わらせて空間を確保したからこそ、虫ちゃん苦手なふたり組が気絶する羽目にはならなかった。
スペルモルも「視界が違う」と気付いた瞬間、とっさに生命維持管理魔法を展開していた。
つまり現時点では即時に生命の危険があるわけではない。
しかし、二人組にとっては、そもそも地面が湿地である時点でアカンらしい。
範囲内の全ウゴウゴは無抵抗のプカプカだけど、むしろその生々しさがアカンらしい。
距離があろうが囲まれている時点でアカン、不気味な命が満ちる空間そのものが、どうにもこうにもアカン様子。
レルムは震える子猫と狐を登らせたまま警戒を巡らせた。敵意を持つ存在は確認できない。
アウローラを背に庇うスペルモルも、周囲にモドキがいないことを確信した。レルムと視線を合わせ、頷き合う。
危険レベルを共有した後、スペルモルは背後に手信号を送った。
茫然としていたアウローラは、手の甲をつつかれてハッと我に返ったようだった。慌てて指示どおりにリンとアナンを館に帰還させた。
それから空中で埃を払うように指を揺らしはじめる。「画面」にアクセスしたアウローラは、状況を把握するなり茫然と呟いた。
「…どうやら。この異界は、呪われた大地だったようです。
前々日に叔父上さまが展開した魔核補修魔法の副次的効果が、ええと…この辺境一帯が解呪されています。
あ、でも、この景色については、叔父上さまの加護魔力…、あ、叔父上さまは特殊な魔力属性の方なので、以前にわたくしがうっかり出しちゃったオーロラと干渉したことで、結果…あ。そっか。
師匠は、この事を言っていたのね…?」
スペルモルは、己の目元がぴくりと動いたのを感じた。口内の飴を噛み砕く。
ガリィ…ッ、から怒りの波動を察知したのだろうアウローラが、びくっと肩を揺らした。
飴を飲み込んだスペルモルは即座に命じた。
「退避だ」
アウローラは即座に従った。
全員が館の玄関ホールに帰還した。
リンとアナンは石床にへたり込んだままブルブル震えていた。
アウローラはしゃがみこみ、友人らの背をヨシヨシ撫ではじめた。
「びっくりしちゃったわよね…」と労わる歌劇の悪女をスペルモルが見下ろしていると、視線を感じたらしい、アウローラが淑やかにベールを除けながら見上げてきた。
目があったので、スペルモルはニッコリと天使の微笑みを浮かべた。
悪女の肩は跳ねた。己が叱られ予定の身であることを思い出したらしい。
アウローラの表情は自供していた。「そういえば師匠に会ったらすぐ報告と頼まれていたのに、デートが楽しすぎて伝え忘れていた気がするわ」…と。
スペルモルはおこりんぼだが、感情任せの癇癪一辺倒ではない。バリエーション豊かにお叱りができる、理性的なおこりんぼさんだ。
天使の微笑みのまま、サングラスを光らせ、ドスの効いた低音ボイスを発した。
「禊が終わったら…なぁ? 俺とたくさんお喋りしような? アウローラ?」
スペルモル専用技「無垢な弟」腹黒バージョンはこうかばつぐんだ。
青ざめコクコク頷きまくる青べこの隣で、何故かレルムが「よくわからないけどたぶんソレおれがやりました。こんなにはんせいしています。ゆるして」の表情でスペルモルを見つめてきた。
スペルモルは内心で怯んだ。
妻のやらかしが発覚すると、この超大型犬はすぐに罪をかぶろうとする。前のめりで連座を所望してくる。
お人好しはヘタレルムが大好きだ。つい、ほだされた。
湯殿へ促すと、元・青べこと冤罪犬はそそくさと逃げていく。それぞれ、震える子猫と狐を背負って速やかにはけていった。
スペルモルは仁王立ちのまま皆の後ろ姿を見送った。
(禊がてら打ち合わせする気だな、あれ。「今からでも間に合う最低限の叱られですむ言い訳」じゃねぇだろ。まず「うっかりしない対策」だろが。
…交換日記でもするか? いや話したほうが早いな。俺ら鞄を持ち歩かないしな)
アウローラは雑多に物事を考えすぎなんだよな、などと心配しつつ、スペルモルも湯殿へ歩き出した。
討伐隊が湯殿へ去った後も、玄関ホールにはヴィルヘルミナがいた。実はまだいた。
見送った後、ルーティンに戻るべく歩きだしたものの、彼女の歩みはゆったりだ。上品にスススと移動できるが、速度が致命的に遅い。
歩き出してすぐ、ふと背後の違和感に気付いて、ヴィルヘルミナは振り返った。
視線の先にいたのは、皆と出かけたはずの友人ふたり。
疑問のままに、驚きのままに、ヴィルヘルミナはその場に立ちすくんだ。
ついさっきまで、少女は力強い笑みを浮かべていた。レルムから板飴をもらってご機嫌さんでもあった。それが、今は、口の中の味に集中することで恐怖を逃そうと頑張る、いたいけな涙目少女になっていた。
同じく出発前は明るい笑顔で手を振ってくれた信仰対象が、今は、恐怖で声なくガタガタ震えて放心状態に陥っている。
理由がわからず茫然としているうちに、残りの友人らも帰ってきた。
さきほどは優しく応対してくれた軍人の目は、とても鋭かった。
頼れる淑女と怜悧なる少年はいつもどおりに見えたが、なんとなく険悪な雰囲気が漂っている気がしなくもない。
この数十秒の間に一体なにが起きたというのか。ヴィルヘルミナの頭は真っ白になった。
静かな動揺は、彼女の薄い存在感をさらに打ち消した。さながら調度品のように彼女の存在は玄関ホールに馴染んだ。
レルムさえ存在に気付けないほどに。
皆が去った後も、凪の女神はしばらく立ち尽くしていた。
生者でありながら、女神でありながら、呼ばれぬ凪のごとく、ごく自然にそこに在りながらにして、いないことになっていた。
凪…とある魔法の概念。高度で複雑な魔法になるほど凪の精度と出力値が重要に。「通常、魔法の行使に代償はない」のが通説だが、それは日常生活レベルの魔法であることが前提。
鞄…常に持ち歩き組と手ぶら組に分かれる。スペルモル、ヒュプシュ、ヴィルヘルミナ、カイザルは手ぶら組。アウローラはシャトレーヌ、アレインは胸の大穴があるものの鞄は持ち歩かない。アンナとレルムとリンは鞄をわりと常に背負っている。




