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第39話 知夏_売上をあげる三つの習慣

 一つ目は写メ日記の内容を変えること。

 写メ日記を書くにあたってまずはブログの書き方についてネットで調べた。そこで私は初めてペルソナ設定、という考えを知った。ペルソナとは簡単に言えば情報を届けたいターゲット層である。

 私は写メ日記を利用して、私が得意分野とするお客様からの指名を獲得できるよう内容を工夫した。

 私の得意分野とするお客様とは、エロい事もしたいけど、それと同じくらい、もしくはそれ以上に会話を楽しみたい、という欲求をもったお客様のことである。

 写メ日記の内容は最近見た映画や読んだ本、訪れたイベントや展覧会、美味しかったレストランなど、私の日常を三百~五百文字数ほどの文章で、週1~2投稿のペースで書くようにした。 

 あくまでも普通の女性の趣味ブログといった体を装い、私の人柄が通じるように文体には気を使った。そしてお客様から勧められた本や映画は極力目を通し、教えてもらったカフェには足を運び感想を載せるようにした。

 写メ日記という名前がついているので、写真のアップは必須である。アップできる写真の枚数は1枚と限られおり、写真を編集・加工できるアプリを使用して2~4枚の写真を1枚にまとめてアップした。アップする写真は書いている文章に関連するものを必ず選び、絶対に自分自身の身体が映っている写真は使わないようにした。


 二つ目は外見を磨くこと。

 前職で扱っていた商材は業界内で知名度もシェア率も高く、受注をとるのにそこまで苦労はしなかった。しかし、この業界は商品が自分自身であり、商品価値を上げるも下げるも自分次第。完全に実力勝負の世界だ。

 私は自分の体を肥満体系ではないが、贅肉はついていると認識している。自信を持ってお客様にお見せすることができるくらいのボディラインを得るために、パーソナルトレーナーが在籍しているジムに加入した。家の近くで大浴場とサウナが併設されているジムがあり、月額利用料はそれなりの金額だが、シューズもタオルもウェアも貸し出ししてくれるので、仕事終わりに手ぶらで行けるのが決め手になった。週1回、パーソナルトレーナーから指導を受け、週2~3日のペースで筋トレと有酸素運動を行った。

 そして、触り心地の良い肌質を維持するためにサロンに通った。全身脱毛は大学生の時に終えているのでやる必要がないが、全身くまなくしっとりした肌質をセルフケア維持するのはかなり難しい。

 多少値は張るが月2回のペースでアロマリンパマッサージを全身に施術してもらい、ノーファンデでも接近戦に耐えられる素肌を得るために、フェイシャルエステにも通いだした。スキンケア用品も見直し、フェイスパックも毎日お風呂上りに必ず行った。

 ネイルサロンに通い、3か月に1回カットカラーで済ましていた美容院は毎月通うようになり、カットカラーに必ずトリートメントをつけて髪の毛のメンテナンスにもお金を使うようになった。


 そして三つめは顧客リストの作成である。

 スプレットシートに顧客の名前、年齢、体格、出身地、仕事内容、家族構成、趣味、好きなもの、使用したホテル、コース、プレイスタイル等の項目を作成し、話した内容などを記載していった。

 コンスタントに通ってくれるお客様はSランク、3回以上リピートしてくれたお客様はAランク、2回はBランク、1回はCランク、初めてのお客様はDランク、と基準を設け分けて管理した。

 本指名のお客様と会う前に、必ずお客様の情報を確認し、前回の会話を踏襲しながら話せるように意識した。


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