第31話 優太_ネットで探す未知の世界
ジムでいつもの倍近くは体を動かしたのに、疲れて眠るどころがベットに横になったとたん俺の息子がソワソワし始めた。
ため息をつきたくなる。なんで疲れて眠るためにジムに行ったのに、これから更に体力を使わないといけないんだ?
よく男の股にぶら下がっている息子は別の生き物というが、全くもってそうだと思う。
シカトして眠ることもできず、俺はゆずの妄想を膨らませ手を動かしたが上手くいかない。結局動画に頼った。
とりあえずスッキリしたものの、心の澱は更に重く増えたような気がする。なぜか目に涙が溜まってきた。
しばらく天井を見つめていたが、携帯のラインを開くと千早に連絡した。
『風俗行く時って、どうやって店選んでる?』
すると直ぐに返信が来た。
『良さげな感じのところを選んでる』
全くもって参考にならない。何をもって良さげと認識すればいいのかわからないのだ。
すると千早から連続で通知が来た。ピコンと音が鳴って割と長めの文章が表示される。
『絶対に挿れたいならソープ、それがなくてもいいならデリヘル。安すぎる店はハズレが多い。楽しく話をしたいなら、写メ日記をちゃんと書いてる子の方があたりが多い気がする』
写メ日記ってなんだ?
知らない単語をネットで検索すると、風俗嬢が書いている日記のことらしい。
『ちなみにデリヘルでやれるかどうか女の子によっては交渉が可能。セックスありきのソープよりこっちの方が燃える』
…一体何が燃えるんだ?
疑問に思ったが、とりあえず追加の質問は避け、お礼のラインを送ると、すぐに千早から返信がきた。
『行ったら感想聞かせてよ』
それに対してOKのスタンプを送ると、ラインを閉じてネットでデリヘル・東京と検索をした。色んなサイトが表示されるが、とりあえず色々なお店が乗っていそうな情報サイトをタップする。
その情報サイトを下にスクロールすると、多くのお店の情報で溢れていた。
あまりの多さに行ったり来たりしたが、結局どれがいいのか分からず一旦サイトを閉じると、布団を頭から被った。




