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第180話 優太_会えるという安堵

 知夏の出勤予定は思いのほか早く更新された。

 今朝、ホームページを確認してた時は更新されていなかったが、昼休憩中に確認したら、明日の15時から18時が出勤になっている。だが、明日は水曜日。平日のためその時間は仕事だ。しかし、どうしても会いたい。

 俺はそっと周りを伺った。得意先への訪問を終えて遅めのランチ帯に入ったレストランは人がまばらだ。

 お店へ電話をかけるとワンコールもしないうちに繋がった。

『お電話ありがとうございますっ。人妻専門渋谷店です。』

「あの、白川といいます。明日、莉奈さんを予約したいんですが。」

『シラカワ様!いつも当店をご利用いただきましてありがとうございます。ご希望のお時間はございますか?』

「18:15とか18:30は難しいでしょうか。食事だけでも構いません」

『かしこまりました。確認いたします。ご希望のお待ち合わせ場所はございますか?』

「もし可能でしたら有楽町や新橋あたりで。難しければ合わせます」

『かしこまりました。すぐに!すぐに折り返し致します。お電話いただきありがとうございました』

 周りの席に客はいなかったが、声を潜めて電話を終えた。

 ちょうど運ばれてきたオムライスを食べていると、お店から折り返しがきた。明日の18:30に有楽町駅で待ち合わせ。コースは90分。支払いはいつも通りカードで。

 必要事項を確認すると、電話を切った。明日、知夏と会えることに嬉しさよりも安堵の気持ちの方が大きい。お皿に残っているオムライスが美味しく感じる。

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