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第12話 優太_初めてはギガンデス

 社会人1年目、大阪の展示会にブースを出展するために3泊4日の出張に駆り出された時に、風俗に行こうと言い出した大和に少なからず俺は興味を示した。

 幸いにも先輩とは別のホテルだったので、出張3日目の夜に大和と一緒に風俗サイトを見ながら今泊っているホテルに来てくれるお店を吟味し、安くて若い子がそろっているお店でそれぞれ予約をした。たしか初回割引で60分6000円だったような気がする。

 お互い指名した女の子は24歳。多少サバを読んでも20代の女の子が来るだろな、とソワソワしながら待っていると、現れたのはどう見ても40歳は超えているおばさんだったのだ。

 希望を持って部屋を間違えてないか確認したが即座に希望は打ち砕かれ、呼び出しておいてすぐに帰ってもらうのも悪い気がしてとりあえず部屋に入れた。

 結果的には全く良くなかった。相手は頑張ってくれたが、萎えた気持ちとこんな年上を相手にしたことがない緊張で俺の息子は終始しょんぼりしたまま。やる気の片鱗を見せることなく、30分足らずでお帰り頂いた。

 一方、大和の方にも40歳くらいの人がきたそうだが時間一杯楽しんだそうだ。

「最初はおばさんじゃん、って思ったけどさすが熟練のプロっていうの?技術がすごいわ。あれは若い子じゃ味わえないや」

 たいそうご満悦な大和に驚愕を通り越して感心したものである。

 俺の話を聞くと腹を抱えて大爆笑した大和は、その出来事をギガンデス事件と名付けて千早と圭介に面白おかしく話したのである。

 それ以来、リベンジしよう!としつこく言ってくる大和に辟易した俺は、顔が分からない人はやっぱ無理、といったところ、じゃあクラブに行ってお持ち帰りしよう!と意気揚々といい、面白がった千早と圭介に引きずられる形で渋谷のクラブに繰り出した。

 結果的にそれぞれお持ち帰りしてクラブ近くのホテルで過ごした女の子は確かに可愛かったし、その場は楽しいと思ったが、朝目覚めてみるとやはり性には合わないと感じた。最初からセックスのみを目的としたセックスだと、結局虚しさが残るのだ。

「優太はどうなの。牧原さんと」

 ゆずのことを聞かれて、なんて答えようか逡巡する


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