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【異世界スゴロク】止まったマスで転移する呪いの冒険譚 ~ゴールしなければ生き残れない~  作者: 幸運な黒猫
閑話

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71/76

書籍情報③

【童話全集】※全修ではありません。


著:グレ猫タイツ

出版社:ネオペイジ書房

発売日:18XX年1月5日


あらすじ:


◯長靴をはいた猫耳幼女


「腹減ったから猫を食うか」

通りすがりの猫耳幼女は、このひと言にムカつき、猫の飼い主をボコボコにしてしまいます。長靴や衣服をはぎ取ると、暴行犯で捕まる事をおそれ、猫を連れて旅にでました。

ある日、ロリコン魔術師が猫耳幼女に求婚をしてます。

「自分より小さく可愛く変身できるのなら結婚してもいいですニャ」

ロリコン魔術師はその言葉を信じ、猫耳幼女よりもさらに幼女に変身しました。

「それではキャラがかぶっているニャ!」

ロリコン魔術師はさらに魔法を重ね、どんどんどんどん、どんどんどんどん小さくなっていく。そして……。


――プチッ。


猫耳幼女はロリコン魔術師の全財産を奪い、猫と仲良く暮らしました。


教訓:オヤジ狩り注意。




◯赤猫ずきん


お婆さんの誕生日に家を訪れた赤猫ずきん三姉妹。しかしお婆さんはいなかった。さらに、部屋の中にはオオカミの毛が散乱している。

「お婆ちゃんを探そう」

長女は家の周りを、次女は森の中を、三女(男の娘)は畑をとそれぞれ探したがお婆さんの姿はどこにも見えなかった。

「オオカミに食べられたのかな?」

落胆する赤猫ずきん三姉妹。しかし……

「おや、みんなもう来ていたのかい」

「お婆ちゃん!!」

突然あらわれたお婆さんに、三姉妹は喜びました。

「オオカミが押し入ってきたから、ボコって(さばい)いたのよ」

と、鍋のフタをとるお婆さん。そこにはゴロゴロと肉が煮込まれていました。

聞くと、臭み消しの生姜を切らせてしまって、街に買いに行っていたとの事。

「ペローちゃんの好きなレッドカレーを作っているのよ」

お婆さんは孫を思い、孫はお婆さんを大切にする。そんな心温まるお話でした。


ちなみに、カレーの赤色はまるで血の色だったと伝わっているそうです。


教訓:年寄りをあなどると痛い目をみる。




◯オオカミと七匹のチビヤギ


ある日、ベビーシッターのオオカミは新規の顧客の家を訪れた。するとそこには七匹ものチビヤギがいた。

仕事に取り掛かるも、暴れて言うことを聞かないチビヤギたちに辟易(へきえき)するオオカミ。

蹴飛ばされ、殴られ、毛をむしられてしまう。

そこでオオカミは一計を案じました。

「みんなでかくれんぼしましょう」

チビヤギたちは思い思いの場所に隠れました。長男は机の下、長女は寝床の中、暖炉の中に、台所。戸棚の中やタライの下、七ばんめは柱時計の中。

そしてオオカミは……

「こんな仕事やってられっか!」

と、エプロンを床に叩きつけ、職場を放棄して帰りました。

その後、違約金が発生しましたが、オオカミは喜んで払ったそうです。


教訓:子どもは凶暴。




◯三匹のミニブタ


育児放棄した親に捨てられたミニブタ三兄弟は、各々家を建てる事にしました。

長男は藁の家。

次男は木の家。

三男はレンガの家。

藁の家と木の家は、通りすがりのオオカミが壊して火をつけてしまいました。

三男の家に逃げ込んだ長男と次男。三人は協力して、レンガの家を増設し迷宮(ラビリンス)にする事に。

とにかく思いつく限りの罠を仕掛け、オオカミを待ちました。

そしてなにも知らないオオカミは、仕掛けた無数の罠にかかり絶命しました。

そこは、絶対殺すマンならぬ、絶対殺す家だったのです。

そしてミニブタたちは……

道順も、大量に設置したトラップの場所も忘れてしまい、迷宮(ラビリンス)からでる事ができずに引きこもり生活になりました。


教訓:ご利用は計画的に。




◯木枯らしと太陽


毎年毎年、同じ時期に風を吹かせる仕事に飽きた木枯らしは、太陽にゲームを提案しました。

「あそこを歩いている防御力の高い旅人をどちらが先に倒せるか勝負しよう」

木枯らしは得意の風魔法を放ちますが、旅人の魔法防御の高さに全然効果がありません。

それを見た太陽は「この勝負は貰った!」と最大出力の炎魔法を撃ちだします。

しかしこれもまた効果がありませんでした。

「引き分けか」

「いや、このまま引くのは割れわらのプライドが許さん」

木枯らしと太陽は協力して旅人を倒そうとします。

暴風と灼熱の炎。二人の魔法は融合して炎の嵐となり、旅人に襲い掛かりました。

しかしその時――。

「警察です」「放火犯の通報があったのでお伺いしました。お話よろしいですか?」

「消防です」「火、消しときました」

かくして、木枯らしと太陽は拘束され、公平な裁判ののち投獄されました。


教訓:はた迷惑。




◯ブレーメンのロックバンド


「バンドやろうニャ!」

と、言いだしたのはヌコ。毎日毎日寝てばかりの生活に飽きたようだ。

「暇だからぁ~いいヒホ~」

最初に返事をしたのはロバでした。

「バンドって言ってもなにするコケ?」

トリが聞きます。

「んなもん、メタルにきまってるワン!」

一匹だけテンションが高いイッヌ。

人生のように、なんとなく流され、決まってしまったバンド。

ヴォーカル:ヌコ

ギター:ロバ

ベース:トリ

ドラム&コーラス:イッヌ

四匹は活動を開始します。

音符が読めないヌコ。Fコードがわからないロバやタッピングができないトリ。肉球でポコポコ叩くイッヌ。

最初はめちゃくちゃでしたが、やがてスキルも上がりファーストライブにこぎつけます。

「いよいよだコケ」

そしてステージデビュー。大したヒットはありませんでしたが、少しずつ固定ファンが増えていき地道な活動を続けました。

「もっと売れたいニャ」

「どうすればいいヒホ~?」

そこに自称ファンのオオカミが声をかけます。

「音楽性を変えた方がいいよ。もっと高尚なのにするべき。クラシックとかオペラとか。最近のは軽すぎて駄目だね。あんなのは音楽じゃないよ」

「そうなのかワン……」

そして彼らは心機一転!

メタルバンドからオペラバンドへと転身しました!

結果は閑古鳥。ファンはすべて離れて行きました。

「おい、オオカミ。全然売れないじゃないか! メタルの方が良かったんじゃないか?」

「さあ? 比較はできないな。だって俺、君らの音楽聞いた事ないもの」

四人はガックリとうなだれ、バンドは解散しました。


教訓:ブレたら負けよ。



~END~


他、200話ほどありますがページ((作者))の都合で割愛。

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