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第62話:【番外編】走る王子たちと、まさかの作者降臨!?

いつも『二重人格な私も野生な私も四人の王子から溺愛中!』を応援してくださり、本当にありがとうございます!おかげさまで大台の第62話となりました!本編はA級魔物が出現して大ピンチ……なところですが、今回はちょっと一息ついて【番外編】をお届けします。なんと、戦場へ向かって超高速で走っている4人の王子たちに、作者自らが死ぬ気で並走して突撃インタビューを敢行!?いつもは見られない王子たちの本音や、作者へのガチ要望が飛び出します。どうぞお楽しみください!

 いつも『二重人格(お上品&最強魔法)な私も野生な私も四人の王子から溺愛中!〜裏の記憶はなし、心の声は丸聞こえ。卒業までに一人を選ぶなんて全員の執着が凄すぎて選べません!』を見てくださり、本当にありがとうござい

ます! 


物語を作るのが楽しくて、読者のみなさんに見てもらえると思ったら、いつの間にか62話まで書いていました。 


ここまでのリリィーナと王子たちの

ドタバタ劇、楽しんでいただけていましたでしょうか? 


さて、本編ではA級魔物が出現して、

4人の王子たちが戦場へと向かっている緊迫した(?)場面ですが……。

 せっかくの番外編ですので、今回は敵のところへ向かって超高速で走っている王子たちに、作者自らが突撃インタビューをしてみたいと思います! 


あっ、私、すっごく足が遅いので、会話が途切れないように死ぬ気でダッシュ

して並走しますね……っ!


 「ちぇーっ! 俺、せっかくバケツ3つも担いでアピールしたのによぉ! 野生のリリィーナのやつ、ちっとも

『格好よく見えない』みたいな顔しやがったんだよな!」 


先頭を走るオフィカール王子が、悔しそうに大きな拳をバキバキと鳴らしながら愚痴をこぼした。 


すると、隣を走るミディティ王子が、

呆れたように小さくため息をつく。


「はぁ。それはオフィ兄様のただの馬鹿力って言うんだよ? かっこよく見せるっていうのはさぁ、もっとこう……壁ドンをしたり、彼女の代わりに重い荷物を持ってあげたりした時に使う言葉なん

だよ」


「あぁん!? 壁ドンだぁ!?」


「いやいや、そういう問題じゃなくて、根本的なアピールの仕方の問題だと思うんだよねー」 


オフィカールを睨みつけるミディティの後ろから、カルトナージュ王子が涼しい顔で追いついてきた。


服は水のせいでびしょ濡れのはずなのに、相変わらず無駄に顔が良い。


「……うん、どう考えても僕の方がまだマシじゃなかった? 水の上のスライディングの初めてはミディに取られちゃったけど、雑巾がけ勝負ならリリィーナちゃんの興味をばっちり惹けてたしね!」


「私は特にアピールらしいことはしませんでしたけど、お三方の行動からとてもいいデータが取れたので大満足です。

あとは、このデータを実戦でどう試すか、ですね」 


眼鏡の奥の目を怪しく光らせながら、

手元のノートを懐にしまい込むミキラカーデ王子。 国を揺るがすレベルのイケメン4人が、超高速で走りながらリリィーナへのアプローチの反省会をして

いる。


そんな異常な空間のすぐ後ろから、私は白目を剥きながら必死に足を動かして

いた。


「はぁ、はぁ、はぁ……っ! ま、待ってください、王子たち4人さん……っ!

足が、足が早すぎませんかぁぁぁっ!?」


「「「「……あ?」」」」


 後ろからの絶叫に気づいた4人の王子たちが、走りながら一斉に首を後ろへ巡らせた。


「なんだお前? 見ない顔だな。っていうか、よくこの俺たちの速度に走ってついてこれたな」


「あ、この人、僕たちの運命を握ってる『作者』さんだよ。ほら、頭の上に

【作者】ってタグが浮いてる」


「えっ、作者さん!? いつも僕たちをリリィーナちゃんとイチャイチャさせてくれてありがとう! でもさっきの魔物の

タイミングはちょっとひどいと思う

んだ!」


「ふむ、創造主直々の現場視察ですか。興味深いですね。心拍数の上がり方が異常ですが、心臓発作の前兆ですか?」 


息も絶え絶えな私を、王子たちが走りながらジロジロと見てくる。 私は喉から飛び出そうな心臓を必死に抑え込みながら、今回の目的である質問を投げかけた。


「はぁ、はぁ、っ……! 突撃、インタビューです! この作品に対して、何か文句とか、こうしてほしいっていう要望はないですか!? 今後の展開の参考にしたいので、ぜひアドバイスをください……っ!」 


並走しながらペンとノートを構える私に、王子たちは一瞬だけお互いに顔を見合わせると、ニヤリと肉食獣のような笑みを浮かべた。


 「じゃあ、まずは俺からな! 俺はよぉ、野生のリリィーナと本気で一対一で戦ってみたいんだよ! で、勝った方がデートする、なんて展開もありだよな。……あ、いや、勝ったらキスするのもありか? いやいや、それはちょっと急すぎるよなぁ……」 


オフィカール王子は走りながら

「うーん」と眉間にシワを寄せて一生懸命に悩んでいる。 


やりたいことをたくさん挙げつつも、

最終的には

「キスを無理強いするのは違うよな」

と自制するあたり、彼の根の優しさと男気が溢れ出ていて、作者としても思わずほっこりしてしまう。


「はぁ、はぁ, っ……! い、色々と欲望が詰まっていますね、オフィカール王子……! やらせてあげたいのは山々なんですけど、そういう美味しい展開は、

おいおい順番にということで……っ!」


「ちぇーーーっっ、ケチ!」


 不満げに口を尖らせるオフィカールを押し退けて、ミディティ王子がキラキラした笑顔で前に躍り出てきた。


「じゃあ、次は僕! だね! 僕はねー、リリィーナちゃんと一日中ずーっと一緒に過ごしてみたいなぁ。あ、ちゃーんと夜寝るのも一緒がいいな! それで、朝起きたら『おはよー』って言い合って、一緒に朝食を食べるの!」


「……っ!? それ、それってもはや結婚生活じゃないですかーーーーーっっ!!! えっ、えっ、結婚!? まだ恋人同士にもなっていないのに、ベッドも朝食も一緒って、わわ、わわわわっ……!」 


並走しながらノートにペンを走らせていた私は、ミディティのあまりにもぶっ飛んだ超スピード要望に、リアルに足をもつれさせて転びそうになった。


(ミディティ王子、あざと可愛い弟キャラを装っておきながら、要求するステップが一番重い……! ヤバい、この兄弟の執着心、作者の私でも制御しきれるか不安になってきたぞ……っ!?) 


そして、まだ口を開いていないヤンデレなカルトナージュ王子と、眼鏡の奥で不敵に笑うミキラカーデ王子が、私に向かってゆっくりと口を開き――。


「ボクの要望? そうだね、それは――」


「私のデータに基づく要求は、ですね――」


(――2人の恐ろしすぎる要望の続きは、また物語がひと区切りついた

【第71話】の番外編で! 次回、第63話からは本編再開! 怒涛の『魔物強襲編』が開幕します! お楽しみに!)

第62話をお読みいただきありがとうございました!物語を作るのが楽しくて突っ走ってきたら、いつの間にか62話まで書いていて自分でもビックリしています。いつもお付き合いくださる読者のみなさんのおかげです、本当にありがとうございます!今回は初の「作者降臨」の番外編でした(笑)オフィカール王子のちょっと不器用で優しいところや、ミディティ王子のあざと可愛い顔して要求がプロポーズ級に重いところなど、書いていてすごく楽しかったです。そして……まだ要望を言っていないカルトナージュ王子とミキラカーデ王子ですが、2人のヤバそうな要望は、物語がひと区切りつく【第71話】の番外編までお預けです!2人が一体何を言うつもりなのか、ぜひ楽しみに待っていてくださいね!「作者さん、並走お疲れ様!(笑)」「ミディティ、それもう結婚だよ!」「カルトとミキラの要望が気になりすぎる!」と思ってくださった方は、ぜひ下にある【☆☆☆☆☆】の評価やブックマークで応援していただけると、今後の執筆の大きな励みになります!次回、第63話からは本編にガッツリ戻ります!置いていかれたリリィーナと、前線へ向かった王子たち。怒涛の『魔物強襲編』が開幕しますので、どうぞお楽しみに!

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