第22話逃げる振りをして王子達を助けたい前編
いつも読んでくだってありがとうございます
第22話はカルトナージュに3人の王子が
立ち向かうはずが、お仕置の時間が始まってしまう!?
小学校のこと違って、キスが超絶上手くなっているところが見どころです。
(ちょっと刺激が強いかもしれないです笑笑)
ぜひ読んで見てくだい
怯えてガタガタと震えているオフィカール王子、ミディティ王子、キミラカーデ王子の三人。このまま逃げるのもいいけれど、見捨てるのは私の性格が
許さない!
……そうだっ、この手があるじゃん!
その方法とは……!カルトナージュ王子に水を浴びさせて、目を覚まさすことができると思う。だとすれば、早く動いた方がいい。
王子たちがこれ以上近づく前に、まずは冷たいお水を調達しに行かなくては!
私はパニックになっている三人の王子様に向かって、満面の笑みで手を振った。
「オフィカール王子!ミディティ王子!キミラカーデ王子、助けてくださってありがとうございます、
あとはよろしくです!」
「「「え……っ!?」」」
呆然とする三人をおいて、私はとろける笑顔で迫り来るカルトナージュ王子を素早くひらりと避けると、勢いよく部屋から逃げ出した。
(待っててくださいね、皆さん!今すぐ最高に冷たいお水を探して持ってきますからーー!)
バタン!と勢いよく扉が閉まり、リリィーナの気配が遠ざかっていく。
「お、おい俺たちを置いて行くんじゃあねぇー!!」
オフィカールは閉まった扉に向かって絶叫した。心の中では
(まぁ野生リリィーナを助けれたから良かったな……)なんて安堵がよぎったが、すぐに正気に戻る。
(……って、わけあるかぁ!どうにか
しろー!)
迫り来る長兄のプレッシャーに、
オフィカールは頭を抱えた。
そんな彼らの横で、
ミディティがパチパチと瞬きをする。
「ふぁ!?逃げれたんだね!じゃああとはカルトお兄様の目を覚ますだけだね」
「あんな爽やかに逃げるのにお礼言って逃げるのかよ、もっと褒美くれよ」
不満げに唇を尖らせつつも、ミディティの頬は少し緩んでいる。
キミラカーデは眼鏡の位置を直しながら、深くため息をついた。
「はぁ……あんなに爽やかに笑顔でお礼言われたら、怒る気にもなれない
ですね」
しかし、その瞳の奥は怪しく濁って
いる。
(逃げるのはいいんですけど、家に帰らないでくださいね……?)と、心の中でねっとりとした独占欲を燃やしていた。
そんな彼らの前に、影が落ちる。
「……逃げたか?」カルトナージュが、とろけるような、それでいて底冷えする笑顔のまま、ゆっくりと首を傾げた。
「まぁいい。これからお仕置の
時間だよ?」
「「「ひっ……!!」」」逃げ遅れた
三人の王子たちの悲鳴が、再び部屋にこだました。
「……そうだな。お仕置はキスで
いいよね?
一人ずつしてもいいんだけど――
三人一気にするのもいいよね。」
カルトナージュ王子はとろけるような
笑みを浮かべたまま、とんでもないことを口にした。
「――精霊の名のもとに、私の願いを叶えたまえ。俺をもう二人増やしてくれ」
「「「いや、分身すんなーー
ー!!!???」」」
私はあの三人(と分身二体)が、部屋の中でとんでもない恐怖のお仕置
(濃厚意地悪キス連発)に絶叫していることなんて露知らず、必死に廊下
を走っていた。
「はぁ、はぁっ! な、なんでこの学園にはお水がないのよ!
普通の学校ならそこら中にある
わよぉ!」
由緒正しき魔法学園の廊下には、
水道なんて便利なものは見当たらない。
どうしようかとキョロキョロと周囲を見回した時、私の目に『あるもの』が飛び込んできた。
「……? これって、ワイン……?」そこにあったのは、なぜか廊下の飾り棚に置かれていた立派なワインボトル。
「――そうだわ! これならカルトナージュ王子の目を覚ますことができるかもしれない! お水をぶっかける代わりにこれを飲ませれば、酔いが回ってカルトナージュ王子が眠るかもしれないわ!」
我ながらなんて完璧な名案かしら!私はそう確信すると、ずっしりと重いワインボトルをひっつかみ、来た道を力強く戻り始めたのだった。
そして……
オフィカールはカルトにキスを
されていた
「んんんっっ…」
(待ってこいつ小学生よりキスが上手くなっていやがる…っ!
お陰で腰がガクガクになっしまう…)
そしてミディティ王子は後ずさり
して壁ドンを食らってしまった
「ま、待ってよカルトお兄様正気に
戻ってよ、ねぇ?まっ、ってこれ…小学校の頃と全く違う…!まるで僕がここが弱いっていうところを見透かしてるような)
「逃げるなよミディ、それとも
耳まで舐めて欲しいの?」
「……!!」
「待ってくださいカルト!一旦落ち着きましょ!そしたらそのキス魔からも抜け出せるはずです!
「どんなに待ってもお仕置しないと
無理だから…ちゅぅぅ」
「んんんー!」
(なんなんですこれ!小学校の頃と比べ物にならないぐらい、キスが
すごすぎます!これはさすがに私も
立ち向かうことできないですね)
そんなことが起きてることも知らず
私はワインを持って助けたくれた
王子のところ向かって部屋に着いたけど
まさかキスが悪化してること驚いて
びっくりしてワインを落としかけていた
しかもカルトナージュが分身してること
にもすぐに気がついた
「あ、あれワイン1個
じゃあ足りなかった?
果たして王子達の運命はどうなる!?
22話を読んでくだってありがとうございます( *´꒳`*)
カルトナージュのキスが上手すぎて
3人の王子は思わず、足がガクガクになっしまうところ
しかもリリィーナは水がなくてワインに手を取るところも天然でいい所です。
ちょっと刺激強かったでしょーか?キュンキュンしてもらえたら嬉しいです。
次回は、助けて貰ったら次は私が助ける
リリィーナの物理的な行動はどんな風に笑かしてくれるでしょーか?そして王子達はどうなってしまうのか
次回来なる方はぜひ次も期待して頂けたら嬉しいです




