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第2話入学式はどこ·····?

第2話を読んでくださりありがとうございます!ついに二人目の王子様が登場します。今回もイケメンの「心の声」がやりたい放題ですが、天然な主人公との噛み合わないやり取りを楽しんでいただけたら嬉しいです!魔法で着飾られた彼女がどうなるのか……ぜひ最後までご覧ください。

「……っはぁっ、はぁっ、やっと学校着いた……!!」私は汗をハンカチで拭い、身なりを整えてから、

ようやく巨大な校門を潜り抜けた。けれど、目の前に広がる光園に足が止まる。

(待って、こんなに学校って広かったっけ!?

どこをどう歩いても道が長いよぉ!)

あまりの広大さに呆気に取られていると、背後に気配を感じた。

「あなた、新しく入る1年生ですよね? もう入学式が始まってしまいますよ」

「……っ!」

目に涙を溜めながら振り返ると、そこには透き通るような肌に知的なメガネをかけた、とんでもない紳士が立っていた。

「え、えーっと……入学式は、どこですか!?」

(待って、目がクリクリしててメガネをかけた紳士な人に声掛けられちゃった。……バレてないよね? 私が迷子になってることに……っ)

「あはは、大丈夫ですよ。私にお任せください」

彼はフッと優しく微笑んだ。けれど……。

(……迷子になっていることに気づいていないとでも

思ったのかな? 小動物みたいに震えて、なんて可愛い子だ。このまま僕の個人研究室に連れ帰って、

じっくり観察してしまいたいな)

「…………へ?」

まただ! 1話のあの人と同じように、笑顔の裏で

すごい本音が聞こえてくる!

「……あの、僕が送っていく前に、少し服を変え

ませんか?」

「服を変える? これが指定の制服では

ないんですか?」

(服を変える!? また手品みたいなことするの?

ちょっとワクワクする!)

「ああ、ここは魔法学校だからね。身なりを整える

術は基本だよ。

君の服をどうアレンジするか……

今から想像しただけでもニヤニヤが止まらないな」「…………っ!!」

(まただ!? 何この人、妄想ってなんなの!?

笑顔なのに考えてることが過激だよぉー!)

私の動揺なんてお構いなしに、彼は指先で私の肩に

軽く触れた。

「では、失礼。……【装飾ドレスアップ】」

パチン、と彼が指を鳴らした瞬間、視界が光に

包まれた。「わわっ、何!? まぶしいっ!」

光が収まったあと、自分の体を見て私は思わず

叫んでいた。

「えええええっ!? 何これ、可愛い!」

地味だった制服が、繊細なフリルとリボンがあしらわれた、まるでお姫様のような姿に変わっていたのだ。「うん、やはり私の目に狂いはなかった。

とてもよく似合っていますよ」

(……ああ、ダメだ。可愛すぎて、今すぐどこかへ

隠してしまいたい。僕だけが鑑賞する秘密の宝物に

したいな)

「(また過激なこと言ってるぅー!嬉しいけど怖い

よぉー!)」

「さあ、このまま会場へ行きましょう。

私の隣を歩く権利を、君に——」

「だ、大丈夫です……っ! 服、ありがとうご

ざいましたっ!!」

「え……?」

私は思わず、彼から逃げるように駆け出して

しまった。

(ごめんなさいっ! でも心の声があまりにも恥ずかしくなっちゃったんだもん……っ!)

道も分からないのに、とにかく顔を赤くして走っているうちに、運良く先生らしき人に遭遇! そのまま会場まで案内してもらうことができた。

一方、一人残されたメガネの彼は、しばらく唖然と

した表情で立ち尽くしていたけれど……。

「……ふふ。まさか僕を置いて逃げるなんてね。

……ますます気に入ったよ」何を思ったのか、彼は眼鏡の奥の瞳を怪しく光らせると、ゆっくりと会場へ向かって歩き出し始めた。

第2話を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!せっかく2人目のイケメン紳士(メガネ!)が魔法でドレスアップしてくれたのに、まさかの全力逃走をしてしまった主人公……。恥ずかしさが限界突破しちゃったみたいです(笑)。置いてけぼりにされた彼の「ますます気に入った」という不敵な笑み、皆さんはどう感じましたか?いよいよ次は第3話、入学式本番です。あんなに豪華なドレス(制服)で会場に入ったら、目立たないはずがありません!

もし「メガネ王子もいいな!思ったらメガネ王子は何思って歩き出したのか考えて見てください

ブックマークや感想をいただけると、執筆の才能が

さらに開花しそうです!次回もドキドキの展開でお送りします。お楽しみに!

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