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元主婦、異世界で暗殺者となり世界を救う ~裏切られたので暗殺ギルドごと王国を乗っ取りました~  作者: 凪塩 未来


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シーズン3 第6話:王都防衛戦、開幕

シーズン3第5話をお読みいただきありがとうございます!

家族や仲間たちと強固な防衛体制を整えた茜。第6話では、ついに次元外の侵略者たちが王都の上空へ大挙して押し寄せ、壮絶な「王都防衛戦」の幕が切って落とされる緊迫の展開をお届けします!

クタバレ王国の王都上空。

それまでどこまでも青く穏やかだった空が、突如として不気味な紫色のノイズに塗りつぶされた。空間の裂け目がいくつもの巨大な円を描いて開き、そこから無数の無機質な侵略兵器――幾何学模様の要塞ドローンと、冷徹な光を放つ先兵たちが一斉に吐き出される。


「――全セクター、防衛結界展開! 慌てないで、事前のマニュアル通りに動かすのよ!」


王宮のバルコニーから戦況を一望する宮内茜の声は、驚くほど冷静で、そして力強かった。

彼女の的確な指示のもと、王国の魔導士部隊とガルド帝国から派遣された支援軍が、完璧な連係プレーで対空防衛網を瞬時に展開する。


「ほう……思ったよりも早いご到着ね。けれど、挨拶もなしに人の家の屋根裏をドタバタと歩き回るなんて、本当に礼儀の知らないお客さんたちだわ」


茜が冷ややかに呟いた瞬間、敵の先兵部隊が一斉に王都の中心部へ向けてエネルギー砲の雨を降らせた。

凄まじい爆風と衝撃が街を揺るがすが、王都全体をすっぽりと覆う二重の防御フィールド――「主婦式・全域リネンバリア」がその攻撃を完璧に受け止め、ビームのエネルギーを綺麗に分散・吸収していく。


「馬鹿な……!? 我が管理機構の全方位消滅砲が、低位世界の防衛膜に完全に相殺されているだと!?」

侵略者たちの指揮官から送られてきた解析データに、敵のドローン群が一時的に混乱のノイズを走らせた。


「驚いたかしら?」

茜は優雅に紅茶のカップを傾けるような仕草を見せながら、手元の魔導通信機を通じて全軍に号令を飛ばした。

「防衛っていうのはね、ただ耐え忍ぶだけじゃないの。相手が勝手に散らかしていったゴミは、その場で綺麗に回収して、元の場所にお返ししてあげなきゃいけないのよ。――反撃開始!」


その合図とともに、王都の各所に配置されていた対空魔導砲が牙を剥いた。

橘が開発した最新の次元干渉弾が敵のドローン群を正確に撃ち抜き、次々と空中で美しい花火のように爆散させていく。さらに、最前線ではアルスやミリアンダが圧倒的な個人戦闘力で敵の先鋒を次々と叩き落としていた。


圧倒的な物量と未知のテクノロジーを誇る侵略者に対し、茜の完璧な采配と、王国民全員が心を一つにした「堅実な防衛網」が真っ向から激突する。

王都の空を舞台にした、世界を揺るがす壮絶な防衛戦がいま、盛大に幕を開けたのだった。

シーズン3第6話「王都防衛戦、開幕」をお読みいただきありがとうございました!


ついに始まった次元外からの侵略者たちとの大規模な戦闘と、茜の完璧な采配による圧倒的な防衛劇を描いた爽快な回でした。次々と敵を押し返す王国軍の快進撃はどこまで続くのか――!?

次回、第7話「兵站の魔術師」もお楽しみに!よろしければブックマークや評価、感想をよろしくお願いいたします!

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