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元主婦、異世界で暗殺者となり世界を救う ~裏切られたので暗殺ギルドごと王国を乗っ取りました~  作者: 凪塩 未来


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シーズン3 第5話:家族会議と新たな決意

シーズン3第4話をお読みいただきありがとうございます!

北方の山頂で次元外からの使者と遭遇し、その圧倒的な攻撃を軽々と弾き返した茜。第5話では、王宮に戻って行われる緊急の「家族会議」と、この侵略者に対抗するための新たな決意を描くエモーショナルな展開をお届けします!

クタバレ王国の王宮、その一室にある温かな明かりの灯ったリビングルーム。

外の緊迫した空気とは裏腹に、そこにはいつも通りの、しかしどこか重々しい静けさが漂っていた。


「――つまり、その『上位管理機構』とか名乗る連中は、この世界を自分たちの都合でいつでもポイ捨てできる『不要なゴミ捨て場』くらいにしか思ってないってわけね」


ソファにゆったりと腰掛けた宮内茜は、手元のティーカップをソーサーに置きながら、冷ややかな声でそうまとめた。

その向かい側には、国家情報局のミリアンダ、王立研究所の橘、そして母の無事を確認して駆けつけた息子・アルスの姿があった。


「はい……。私たちが神殿を打ち破り、この世界の理を正常化したことが、逆にあの次元外の連中にとっては『管理外のイレギュラー』として映ってしまったようです」

橘は深刻そうな顔で、先ほどの山頂での戦闘データを記した魔導書をテーブルに置いた。

「連中の目的は、この世界の完全な『データ・クレンジング(消去)』。つまり、私たちが築き上げてきたこの平和な王国も、そこに暮らす人々も、すべてまとめてリセットしようとしているんです」


その言葉を聞いたアルスは、力強く拳を握り締めた。

「ふざけた話だ……! やっと手に入れた平和を、自分たちの勝手な都合で奪おうとするなんて絶対に許さない。母さん、僕たちにできることは何だい?」


息子の頼もしい言葉を聞いた茜は、ふわりと優しく、しかし揺るぎない自信に満ちた笑みを浮かべた。

「アルス、意気込みは素晴らしいけれど、ただ怒りに任せて突っ込むのは『段取りの悪い主婦』のやる事よ。あんなデリカシーのない侵略者たちには、私たち家族とこの王国がどれだけしっかりとした『生活の基盤(ルール)』で結ばれているか、徹底的に叩き込んでやらないといけないわね」


茜のその落ち着き払った態度に、部屋の空気がフッと和み、同時に圧倒的な安心感が広がった。

ミリアンダは深く一礼し、キリッとした表情で進言する。

「陛下、お言葉ですが……相手は物理法則すら無視する次元外の存在です。従来の軍事力だけでは、長期戦になった際に物資や魔力の補給線が維持できるか……」


「そこは心配いらないわ、ミリアンダ」

茜はスッと立ち上がり、壁にかけられた巨大な王国の防衛マップを指し示した。

「神殿との戦いの時もそうだったけれど、こういう時こそ『主婦の家計・備蓄管理術』が一番の武器になるの。王国内のすべての魔導エネルギー炉、食糧備蓄、そしてガルド帝国のルキウスとも連携した防衛ネットワークを、今夜のうちに完全に『一元管理』に切り替えるわ」


茜の頭脳の中には、すでに敵の侵略を防ぐための完璧な「防衛プランと大掃除のスケジュール」が緻密に組み上がっていた。

失われた村の人々を取り戻し、勝手に部屋を汚しにくる不法侵入者たちを根こそぎ叩き直すため、クタバレ王国は文字通り「総力戦」の体制へと移行する。


「よし、みんな! これから我が家(世界)の大切な日常を守るための、新しい『防衛シフト』を開始するわよ!」


母として、そして女王として、茜の号令の下、世界を揺るがす次元外侵略者との本格的な戦争が、いま静かに、しかし力強く幕を開けたのだった。

シーズン3第5話「家族会議と新たな決意」をお読みいただきありがとうございました!


迫り来る次元外の脅威に対し、家族や仲間たちと一丸となって完璧な防衛体制を整える茜の頼もしい姿を描いた重要な転換点でした。いよいよ次話からは、王都を舞台にした大規模な防衛戦へと突入します!

次回、第6話「王都防衛戦、開幕」もお楽しみに!よろしければブックマークや評価、感想をよろしくお願いいたします!

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