孤独な帝国 其の十
揺れに慣れるって良くないんだなぁと異世界で改めて実感することになるとは...っていうかこの世界地震ないのかな?
「この部屋の解説をさせていただいても大丈夫でしょうか?」
「あ、是非お願いします」
この部屋がエレベーターだと思ってるのはあくまで自分が仮定してるだけだからな。
実際全く別の物かもしれないからな。
「この部屋は唯一といってもいい、地下と地上を繋げる通路となっています」
「お部屋なのに通路なのねぇ…」
「地下行きの通路って言っても、この洞窟みたいに下り坂の歩いていく道ってわけじゃないんだろ?」
「流石にお分かりのようで」
「仕組みとか詳しく語れるわけじゃないけどな、この場所の存在に気づいた時から予想してたものがそういうものだからな」
「科学力云々ではなく知識の話ですねこれは...予想通りだといいのですが、この部屋ごと地下へと向かっています」
「えっとぉ…その辺もう少し詳しく説明貰えるかしらぁ?」
「地下までもう少しかかります...軽くですが説明いたしましょう」
『大前提として、この部屋や先程まで私が居た場所は人工物ですが、それらを作ったのはとある一人の人間です。
そしてその人はお察しの通り...この世界ではない別の世界から来た人です。
しかしそちらの、あなた方が慕っている方とはまた別の世界から来たらしいので、多少差異はあると思います。
ここまでで質問等は?』
「自分はさっき一通り話したから、AIさんか姐さんどうぞ?」
「私からの質問はぁ…そうねぇ、改めてこの部屋の仕組みとか教えてもらえるかしらぁ?」
『いいでしょう、この部屋は正確には部屋ではなく大型の移動装置と表現するのが正確ですかね。
先ほど扉からこの部屋に入り、私の手元の装置を動かした時点で部屋そのものが移動を開始しています。
現在は地下へ向かってゆっくりと降下中です』
「大体予想通りだったな…因みにワイヤーと滑車で下す仕組み?」
「いいえ、使用されている技術はもう少し高度なものです」
はい元の世界の技術力以上なことが確定したー。
これで地下ついてこのフェネクスさんが言ってる製作者の人ががっつり武装して待ってたりしたらどうしようもないのでは?
科学力に勝てそうな能力とかないぞ?
「さて、他に質問はございませんか?」
「質疑…地下で待機中の人口数」
おぉ流石AIさん良い質問だ…実際そこ気になるもんな。
[回答…もっと褒めてもいいですよ]
最近褒めたらすぐ脳内ドヤ顔するようになってしまったな…この外付けドヤ顔スライム娘め。
内外共にドヤ顔娘だな全く。
「地下で待機している人数ですか…正しい回答が存在しません」
「おや?」
随分不思議な言い回しだな…
...確か上の部屋でフェネクスさんは「管理部屋から地下へ申請」とか言ってた...
......申請を出したうえで今地下へ降りてるってことは受諾されたってことだ…誰に?
「地下で待っている人間は一人です。この地下そのものを含めてすべて作り出したただ一人の人間です」
...部屋の動きが加速したような気がした。
設定やらまとめたり風邪をしっかり治したりしたいので更新がブレブレになる可能性を許容ください。




