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孤独な帝国 其の三

映画を見に行く前に投稿

「......って思うんですけど、アラク姐さんはどう思います?」


「そうねぇ…この森の人達はあの古龍さんの事は知ってるでしょうしぃ、隠す必要がない事は分かってると思うわぁ」


ってことはこの隠してる地下洞窟はやはり…いやまぁこれからそれも含めて調べるんだけど。


「とりあえずAI(アイ)さん傘から戻ってね」


疑問(おや)...洞窟内でも差してていいのですよ?」


「流石に壁ぶつけたら心苦しいからやめるね?」


凄い不貞腐れた顔して人型に形が変わっていく...そんな口尖らせても駄目ですよ?


「獣人の里に一緒に行った時もそうだったけどぉ...本当に表情豊かよねぇ?」


肯定(勿論です)...私はご主人(マスター)との意思疎通以降その記憶から自己学習を行い続けています」


「らしいぞ、寝てるときとかに脳内の過去の記憶とかから学習して自我を確立させていってるっぽい」


まぁ最初の天の声から「鑑定」として自分の脳内に移り住んだ時にはもう自我っぽいのあった気がするけど。

多分完全に自我確立させたのはAI(アイ)って名づけたときだろうけど。


「姿や表情も覚えたのぉ?」


否定(いいえ)...それは記憶から抽出しつつ私なりの加工を行いました。表情はご主人(マスター)が一番喜ぶように常に学習しています」


「そうなんだよなんか知らないうちに好み把握されてるっぽいんだよ...いい顔するんだよなぁこっち向くな!」


愉悦(どやぁ)...照れ顔を保存しました」


「するな!」


「後で共有してねぇ?」


肯定(いいでしょう)


凄い堂々と目の前で結託する瞬間を見せつけられた気がする...なんてことをするんだ。

あと自分の照れ顔が女性陣に共有されていく現実から目を背けたくなるな。


「まったく...一応洞窟内なんだから緊張感持てよなー」


「そうねぇ、でも問題なさそうよぉ?」


「回答…今回の目的である人型体および対象者の部屋までの通路の安全確認は完了しています」


索敵範囲が広すぎるとか、なぜこんな入ってすぐの場所から最奥の部屋までの安全が分かるのかとか、聞くだけ無駄なのかなぁ...。


[解説...肉体がスライムなので広範囲の振動検知が可能なのです、それと愛の力です]


「適当言うなぁ…」


実際ほぼ散歩と変わらないからまぁ否定も出来ないんだが、

AIさん(二人)とアラク姐さんと話しながらのんびり洞窟を進み、一本道から突き当りになって左へと進む。


「本当に上り坂になっているのねぇ…」


「説明...地下に空間を検知…土でも木でもない物質により密閉されています」


「それが反対側の通路にある、地下行きの隠し部屋から行ける場所だ」


まぁ推測の域を出ないけどな、あと多分エレベーターだよなあの隠し部屋。


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