孤独な帝国 其の一
「あ、やっと稔りましたよー!」
「おぉ米だ!能力で出したものじゃない…育てた米だ…!」
いやまぁ「五穀豊穣」で出した種籾から育てたし、アルラウネ達の使う豊穣の力で成長加速させたけど...。
でもこれで米以外を出すことを選べる...!
「やはり次は豆だな...大豆育てるか?」
「また次も別の育てるんですか、楽しみです!」
この田んぼ任せたときから元気なアルラウネだと思っていたが、思っていた以上に光の子だったな。
完全に畑特化みたいなアルラウネになってしまった。悪いことしたかな?
「とりあえず大豆って豆を育てる予定だけど、また手伝ってくれるか?」
「任せてください!」
凄い熱量...凄い助かるが無欲で手伝ってくれるの申し訳なくなるな?
とりあえず喜んでくれるから会うたびに撫でてるし今も撫でて凄く喜んでるからいいのか?
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「あらぁ、畑は見終わったのぉ?」
「見てきましたよ、雨の中畑を見に行くなんて経験するとは思ってませんでしたが」
拠点で雨宿りしつつ準備を始めていたアラク姐さん、既に知ってる糸と知らない糸が用意されてる。
その知らない糸で何するかとか何ができるかとかって教えてもらえたり...あ、しないですかそうですか。
「また美味しいものが食べれるならうれしいわぁ」
「姐さんの生きた生肉も十分美味しいですよ?」
「量産がねぇ…」
確かにたまにしか食べないな、っていうかいい加減詳しい製造工程とか見てみたい。
でも見たら正常な思考が削られてまともに食事が出来なくなったりするのか?
「なんというか、深淵を覗くような感覚に陥りそう」
「深淵のお肉も作ってみましょうかぁ?」
「ごめんなさい勘弁してください」
嫌だよ食事してるだけで精神削られる肉とか...非常食にしたら永遠に存在固定されて腐らなさそうだけど。
「え...洞窟探索前に凄い不穏な話してる...」
「小ルラウネじゃん、あれついて来ない予定だよな?」
「い、いかないわよ...一応見送りで来ただけで」
ツンデレかな?憂い奴め...。
「とりあえず今回の目標は人型の奴との接触だ、地下に降りる道の掘削は後回しだ」
「気を付けてね...?」
凄く心配そうな目で小ルラウネにみられている...いやまぁ調査不十分の洞窟に探索に行くんだからそりゃそうか。
でもそれはそれということで。
これから洞窟に向かうやつが肉で精神汚染されるという展開。




