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運で天に魚を打ち上げる

予約投稿間違えたので投稿です

「特定の魚にだけ有効な毒とか分泌できないか天運(テンウン)?」


『選択毒の生成を開始します、暴れましょう』


「選択毒ってなんぞや...?」


[回答...所謂殺虫剤や抗生物質のように、特定種類の生物にのみ有効な毒性を発揮するもの]


成程、それを自家製性する木刀ってか。超兵器度合いが加速するな。


「生成までの時間は?」


『対象を一度殴り飛ばしていただければすぐにでも、型は形成済みです』


「そろそろ見えてくるはずだ...小ルラウネが言ってた川下ってこのあたりかな?」


本拠点近くの川は渡れるぐらいの幅だけど、ここはそこそこ川幅が膨らんでる。

どうもこの魚型魔物が異常繁殖した結果川の流れにすら影響が出て幅が広がったらしい...AI(アイ)の鑑定結果なので多分間違いないのだろう。過去でも見てきたのかお前は。


[不満...何か失礼なことを考えている気配がしますご主人(マスター)]


「気のせい気のせい、AI(アイ)さんは優秀だなぁって思ってただけだよー」


[疑似的納得(まぁいいでしょう)...敏腕秘書のAI(アイ)ちゃんとお呼びください]


「うーん気が向いたらね」


しかし本当に生態系が終わってるとしか思えないほど魚型魔物しかいないな...これ突破して上流まで登ってきたりしてるのか普通の魚。


「とりあえず一匹締めるか」


天運(テンウン)を逆手持ちする、下から上に振り上げながら川に刃先を入れる。

はい木刀で打ち上げられて空を舞う魚(魔物)の出来上がりー!


「おらぁ生態系に悪影響出してんじゃねぇぞ!!」


『生成完了、川に浸していただければまとめて締めます』


「それこっちは助かるけど天運(テンウン)はスッキリするのか?」


『割とスカッとはしますよ?』


そうなのか、それならいいか。

それじゃまとめて始末しちゃおうねー、食べれるならつみれにでもしたかったけど食用に不向きなら肥料逝きじゃあ!


「毒投与!絶対に川に流すなんてマネするなよな!」


[正解...良い子悪い子関係なくやってはいけません]


『なお現在は絶対正義なので実行します。「指向性(ターゲット)毒素投与(・トキシアドミシン)」!』


「何それ格好いい!?」


おぉ川が紫色に!普通の魚は当たり前に泳いでるけど魚型魔物だけ水面に浮かび上がってきたわ...毒強っ。


「ほぼ即死かよ...どういう毒性付与したらこうなるんだ」


っていうか毒で殺したらこれ肥料に出来なくね?

一旦焼いたらどうにかならないかな...ならないか、殺菌じゃなくて毒だもんな。


「でも所謂殺虫剤なんだよな...」


『ひとまず満足しました...ぜひ戦闘の際はお呼びください』


この世界で最初に拾った木の枝が思った以上に暴徒だった件。

うーんちょっと面白そうな小説だな。


「しかしマジで会話出来るとは...凄いな「花鳥風月」の効果...」


[回答...私との会話でも前能力の「翻訳」は使用していましたが、「花鳥風月」に変わりより会話能力が向上しました]


うん、若干圧が強くなったというか...後方腕組み彼女面感が増したというか。

自分の脳内に疑似ヤンデレが住んでるって怖くないですか?


[大丈夫です、恐怖すら私が退けましょう]


「恐怖の対象になる可能性は考えなかったのか?」


なんというか凄いきょとん...とした顔をしてる気がする。

脳内だから見えないけど多分当たってる気がする。


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