自分を改めてみる時間1
飛んで行ったアラク姐さんと外付けのAIを遠目で見送りながら、久しぶりにも感じるステータスウィンドウを開く。
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Lv:8 / PP2
スキル
・ファイア(MAX)
・翻訳(MAX)
・五穀豊穣(Lv5)
・只の回復(Lv6)
・魔弾(Lv3)
・鑑定[固有]=固有名称:AIとお呼びくださいご主人
持ち物
・木刀「天運」
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うーん改めて見ても情報の少ないウィンドウだな...いやまぁないよりマシなんだけど。
そして能力の幾つかLvMAXに到達してるな。いやまぁ途中から意識して大目に使うようにしてたけど。
「っていうかLv二つも上がってるじゃん...あのスライムとわちゃわちゃしてただけでそんな経験とか得られたか?」
[仮定...経験としての数値上昇と、初めて出会った生物との関わりでの上昇では?]
「あ、それかも」
スライム自体この森に落ちてから初めて出会ったし、そもそもあいつ上位種だったし、後獣人ちゃん達とも最後の方でそこそこ話したし、その辺が理由かな...さっきの空中曲芸飛行は関与してないことを祈る。
「さて能力の進化を確認してみますかね?」
[了解...解説はお任せを]
うん任せた、っていうかAIさんの解説無いとタイトルだけで表紙買いする新作小説並みのドキドキ感を味わうことになる...出来るならあらすじ位は読みたいよ自分だって。
「まずファイアの説明宜しく!」
[解説...能力名「ファイア」の進化先は一種類です]
[通常進化:「Re・ファイア」進化前の「ファイア」同様火種の生成を主とした能力です]
[追加要素として、火力および指向性の追加、火種発生位置の指定が可能となりました。仮定MP消費量は据え置きです]
「おぉ普通に進化したって感じだな、しかし「Re」ってことはこれも前段階の能力ってことか...」
[回答...所謂下地的能力の一つです]
「ですよねー」
いやでも普通にありがたいのでは?
まず火力調整ができる、つまり火を強くできるのでそれこそ木刀に纏わせたり出来るかもしれない。
あと遠隔できゅーちゃんのブレス支援が出来るのも良いな。
指向性ってのは余計な損失無く火を一方向に絞れるって意味でいいのかな...マッチがバーナーに進化したってか。
「成程...AI、次の説明頼む」
[了解...能力名「翻訳」の進化先は分岐進化となります。進化先は二種類です]
[その一「再翻訳」言語翻訳対象を拡大します。具体的に、言語を獲得した生物以外とも対話可能となります]
[その二「花鳥風月」植物や石、本来言語体系を獲得していない者との意思疎通が可能となります]
[どちらも仮定MPの消費はなく、元の能力は据え置きです]
やはり、予想していたとはいえぶっ壊れた能力で来たな「翻訳」め。
元は古龍さんに言葉が通じなかったから取らざる負えなかった能力、だがその結果今は様々な種族とコミュニケーションを取れている。ある意味一番お世話になった能力でもある。
「再翻訳」の対象範囲が気にはなるが…まぁもし家畜とか育てて言葉交わせたら、生きるためとはいえ多少は心痛みそうだし一旦パスかな。
「因みにこれって止めた方は「翻訳」から再取得?」
[回答...分岐進化は前段階からやり直しです]
「やっぱりか、それなら「再翻訳」は素直に諦めよう。よし、進化先は「花鳥風月」に決めた!!」
[了解...「Re・ファイア」及び「花鳥風月」への進化を開始.........完了しました]
「いやぁ「Re・ファイア」は「魔弾」との並行運用も気になるしなぁ、試してみるかな?」
それに折角能力が進化するとかいう楽しい展開なんだ、他の能力もLv上げしておきたいしな。
PPはまぁ、うん必要になったら取るから、新しい能力。
「現状は今の能力だけでお腹いっぱいなのよね...」
「ずっと喋ってたけど...終わった?」
おや小ルラウネさん...どうしてそんなオドオドした感じで話しかけるのかな?
「あ、あんたに頼まれたあの武器からね...変な気配がするのよ」
「え、この木刀の事?」
天運は左の腰に偶然通せそうなベルト穴みたいなのがあったからそこに無理やり吊るしている。
そして言われて気付いたが確かに持ち手の部分がちょっとこう...怨念っぽいのが漏れ出てる感じになっている。え、妖刀?




