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曲芸飛行は突然に

「それで...私たちを驚かせた理由は?」


「疑似的とはいえ竜を模倣できたので飛行実験を行い、空中で曲技(アクロバット)飛行(マニューバ)を試してみた結果です。非常にご主人(マスター)に満足いただける結果を出せたと自負しています」


「小ルラウネ、気が向いたら今度乗ってみたらどうだ?」


「地上からの景色で十分よ!!」




古龍さんの洞穴から戻ってくる際、どうせならと飛行可能か実験をしたのだが...ブレスは個々の技量によるっぽいので無理だったが、翼や飛行技術の知識、鱗などの体表組織の模倣は可能と判明した。

ので、折角ならとAI(アイ)に背負ってもらう形で空から帰ってきてみた。ついでに空中から森を確認するという名目で、「超高高度」まで上昇してからの「急降下」を行ったりバレルロールしたりと色々楽しんだ結果、墜落みたいな挙動で本拠点に着陸した。小ルラウネ達はぶっ倒れたし戻ってきてたアラク姐さんはケタケタ笑っていた。


「いやぁいい景色だったぞ、何度か気絶しかけたが」


「危険すぎるじゃない!」


否定(いいえ)...移動手段としてはこの上なく上質なものであると同時に、偵察や斥候に近い動きができます。まさにご主人(マスター)理想の女性像(第一夫人)!」


「凄いぶっ飛んだこと言ったな、いやまぁ偵察とかに良さそうってのはその通りだな」


空から森の全体を見ようと思ってたが、まぁ人間の目では端を確認できないぐらいには広がっていたな。

AI(アイ)に目の構造を望遠使用に作り替えてもらって確認してもらったが、それでやっと見えるかどうかな広さだった。


「獣人達の住んでるところから人里近いって聞いてたけど...これもしや全部森の中に埋まってる感じか?」


「あ、あんたたちが見つけられないなら...そういうことじゃない?」


んー上から見ただけじゃ気付けない可能性もある、森の中で多少開けてる場所があるのかもしれないし...でも王都みたいな感じで冒険者だったり調味料だったりが森の中に来てるらしいしなぁ。


「まぁ考えなくてもいいか、相変わらず人里と関わる予定無いし」


「質問...それによる不具合当は無いのですか?」


「前は食糧関係で多少気になってたけど、今は米も育ててるしなぁ...なんとなくこの能力も進化しそうだし?」


只の予想だけど、「五穀豊穣」の派生で行くと調味料とか派生食品とかに分岐しそうなんだよなぁ?

となると「醤油」とか「豆腐」が選択肢になる...かも?

AI(アイ)さん「五穀豊穣」の鑑定できます?


[解析...派生進化の可能性アリ...分類は不明]


「調味料が来たら最高だなぁ...塩は難しいか?」


「原材料さえあれば増やせるわよぉ?」


「アラク姐さん...その謎技術凄すぎません?」


便利すぎる...頼りたくなってしまう凄すぎる技術だ。

ただ生きた生肉も無限海水も倫理観が心配になるなぁ...絵面も字面もヤバすぎるんだよ。


「それよりぃ...お空がどんな感じか確かめてみたいわぁ?」


「だそうだ、程々で頼むぞAI(アイ)さん?」


「了解。個体名アラク姐さんの理想航路を描きましょう」


「獣人の子達の所までお願いするわぁ」


さっきは自分が後ろに背負われる形だったけど、アラクネの場合体格的に安定する形状がこう、両肩にかけるカバンに竜の翼が生えたような...なんとも不思議な感じで飛んで行った。


「んー、暇になったな」


[ステータス確認をしては?]


「採用」


「ひ、独り言怖いわよ?」


しゃーないだろ外付けは飛んでいっちゃったんだから。


次回はちょっと設定マシマシ回にしようかな...読みものっぽくなくなるかもだけど

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