そして天に到る
古竜さんって前から書いてたはずなのに、いつの間にか古龍さんに予測変換が変わっていた...。
統一したい気持ちとまぁいいかの気持ちのハーフ&ハーフ!!!!
「えっと...AI、鱗って喰えるか?」
「回答...能力での「捕食」は可能であると判断します」
成程...古竜さんの鱗は剥がれてそのまま大量に放置されている。
そしてAIの肉体は上位種に至った「捕食」で知識や思考パターンを手に入れれるスライムだ。
「もしかしなくても空飛べるようになったりして...?」
『この考えが間違いでなければ、恐らくは...』
捕食経験なしでもアラクネの模倣が出来たんだ、喰って知識を得たら完全に飛行可能だろこれ...だとしてその移動能力を何に生かすんだって話だが。
「だって現状自分特に外出理由無いしなぁ...」
[思考...天空から森の全容を確認してみては?]
「まぁ一先ず飛べるかどうかを確認だな、飛べそうなら森を見てみるのもアリだ」
地図は多分脳内MAPを作れる、というか作ってくれる気がするので一旦見さえすればこっちのものだ。
この世界で初めて目を覚ました場所の確認もしてみたいしな...結局迷いそうで一度も戻って見に行ってないから何も確認してないんだよな。
「ではご主人、古竜の鱗の捕食。並びに飛行機能の把握を行います」
「どうする、あーんしてやろうか?」
「驚愕...ぜひそれで、希望としては口移しを所望します」
[文句...ずるいですよ?]
「いやそもそも古竜さんの鱗とか結構デカいし鋭いんだからどうやって自分の口に含めと?」
「ぜひ気合で」
『ちょっと見てみたいなその光景は』
「そろってふざけないでくれ?」
リスじゃねぇんだぞ、あとそもそもこのサイズのものをあーんってどうすりゃいいんだ?
なんか格好としては犬にフリスビー投げるみたいな体勢なんだけど、あとやっぱ包丁代わりに使えてただけあって鋭い。
「普通に遠投武器だよな...チャクラムみてぇ」
[チャクラム...円の形をした飛び道具ですね]
まぁつまり"◎"みたいな形をした手裏剣だな。
この鱗の切れ味なら全力で投げれば首飛ばすぐらいなら出来るんじゃないか?
いやまぁこれからやるのは攻撃じゃなくて餌付けなんだけど。
「それじゃAI、あーん」
「あーん...絵面に不満アリ」
我慢しなさい、どう見ても家電量販店でモニター買って帰るときに車に積むみたいな光景だとしてもだ。
「因みにお味は?」
「愛情で二割増しに美味しいと仮定しても無味です。しいて言えば多少金属風味でしょうか?」
「え、古竜さんの鱗って金属製だっけ?」
『ふむ...そこまで強固なものではなかったはずだが?』
となると単純に金属成分を含んだ鱗ってことか、それとも古竜さん自身気付いてないだけで鉱石とか食べたりしてていつの間にか自身の体組織に変換してたとかかな?
[鑑定完了...微量の金属成分を検出、原因は不明]
「了解、まぁ問題ないだろうしきにしなくていいか」
「それとご主人、恐らく私達の帰宅は飛行で問題ないです」
「それはつまり...飛んで帰れるってことか?」
おぉ清々しいまでのドヤ顔。しかしスライムの体で幾らでも姿形変えれるとはいえ、ドヤ顔軟体美少女ってのは中々凄まじい破壊力だな。
「完璧な飛行航路での帰宅を約束しましょう!」
「うん、安全運転で頼むわ」
『実際乗ったら色々試してみたくなるのでは?』
うーん...自分でもそんな気がする。バレルロールいっとく?




