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脳内会話がエンドレスって素晴らしい

脳内会話が受け答えを実装してくれました、やったね。

それはそれとしてIAI(アイ)に「鑑定」の能力自体を確認してみた。


「結局これってどんなことを()()()()出来るの?」


[質問の意図を確認...完了・回答...…対象物の説明の表示が主な機能です]


「例えばきゅーちゃんを対象とすると?」


[対象固定(こいつですね)...名称:きゅーちゃん...自己で確立した名前として保存済み]


「おぉちゃんと自分をきゅーちゃんだって理解してるのか、偉いぞー」


わっしゃわっしゃ撫でてやろう、大型犬が甘えるようにヘソ天してるからおなか周りを重点的に。

まぁ名前を自覚してるのは初めて会ったときに呼び方決めてからずっと反応してるから分かってたけども。


[竜固有の能力ではありませんがブレスを使用可能。この個体は可燃性物質を体内で生成してそれを燃料に吐き出す模様]


「古龍さんとか能力とかでもなく普通にブレス吐けるらしいし...(ドラゴン)によって違うんだろうなその辺」


[回答...個体差]


ですよねー。そもそもきゅーちゃんと古龍さん種族すら違いそうなぐらい別物だし、まぁだから何だって話だけども...今更そこ気にする仲じゃないしなぁ。


「あーそれじゃあより絞って自分の能力とかはどんなもんよ」


[回答...対象を仮定「ファイア」に定めます...…]


お、ちょっと時間かかってるな。説明文生成してる感じかな?


[出力完了...「ファイア」指先から火種の生成、発動時間中常に使用者の■■を消費し続けます。ただしその消費量は微量であり、自然回復分でほぼ賄えるため減少を目視で確認することは長時間使用を除き難しいと推測]


おぉ、かなり詳細な情報...最初に「ファイア」を覚えたときの説明文と大体一緒だが...結局何を消費してるのか分からないんだよなぁ。


[補足...指定能力「ファイア」「五穀豊穣」「只の回復(ヒール)」は通常進化、その他能力は分岐進化となります]


「おいちょっと待て凄い事今言わなかったか!?」


え、全部通常進化すると思ってたんだが分岐進化するのもあるの?っていうか「魔弾(バレット)」の分岐進化気になる...普通に派生先が多そうだしなこの能力。


「え、滅茶苦茶気になるじゃん...あと「翻訳」の進化って想定だと結構ヤバそうなんだよな」


どっちも使用頻度でいえば上位だからな、進化してくれる分には利便性って意味でも助かるが...元々「翻訳」はそのうち植物の声とか聴けるのでは?と考えていたものだ...それが分岐進化の可能性?


「え、なんだろうすごく壊れ能力の予感」


[疑問:良い事では?]


「どこの誰と戦うわけでもないのにそんな能力宝の持ち腐れだろ...戦闘経験ないんだぞ?」


そう…ありがたい事にこの世界で奇跡といってもいいほど争い事に無縁な生活を送っている。

竜に毒盛るような人間がいる世界で竜にアルラウネに蟻族に今度はアラクネ達とも関わりをもって、その上でまだ血を流すような事態に陥ってはいないのだ。現状血を流したことと言えば魚裁くときに指切った位だぞ。


「そんな異世界物あ...ったような気もするなぁ」


[通信障害(なにいってんだ)?]


「正常だしいつも通りだこの野郎...野郎?」


AI(アイ)の性別定まらないなぁ…無性ってことでもいいんだけどな。

それをこっち側が決めていいものか...という、相手が相手なら「大きなお世話」とフルスイングで人間関係の場外まで吹っ飛ばされそうな勝手な思考をしつつ、改めて自分の能力を見返して思う。


「生きていくのに必死って感じだよな」


[回答...生物としての正解]


「人の好奇心と呼ばれる部分は押し殺してる感じが凄いけどな」


きゅーちゃん撫でながらアルラウネやアラクネ達と暮らしてるこの現状。

うーん、異世界ライフとして個人的には満点だな...まぁ人里に行けば猶の事充実しそうだけど、面倒なのとそれを理由に古龍さんから離れるってのは、理由としては薄いなぁと思う程度にはこの世界の人間に興味がないってのが本心だな。


[質疑...同族では?]


「種族は恐らく同じ「人」だと思うが...こっちは少し特殊だからなぁ」


[疑問...前後の思考から推測...…異世界人ということですか]


「そゆことー」


そう、自分がこの世界で異質な存在だった場合...自分以外に「異世界人」がいなかった場合まず間違いなく人里に馴染める自身がない。

いや冒険者とか憧れが無いといえば嘘になる。だってその手の本滅茶苦茶買ったし読んだし、何なら大量に持ってたし。

でもいざ自分がそれを生身で出来るかって言われると...やっぱり読み手として主人公に感情移入するぐらいがちょうどいいんだよ、うん。


「ってかどのぐらいで完成するか聞いてなかったな...聞きに行ってくるか」


撫ですぎてきゅーちゃんが寝てしまったが、本拠点に聞きに行くぐらいならすぐだし大丈夫だろ。

思いのほかAI(アイ)と喋るのが面白くて時間が過ぎていた...脳内会話楽しいんだもん。


[感謝...お役に立てて何よりです]



現状いい奴しか居ない住処になってしまったな、幸せだ。

[デレてません]


「いやでもなんかそのうちデレそうじゃね?」


[感情...否定]


「ふむ...未来は覆るってことで」


いつか覆るかもしれません。

少なくともメモ書きにそんな設定はないです、いまのところ。

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