朝日と朝露と洞穴
ひとまずはよく眠れました(当社比)
嘘ですでも最低限の仮眠は取れた、熟睡できるかは今日の探索にかかってるな...。
「仮拠点はまぁ目印にもなるし一旦このまま放置でいいか」
特別荷物があるわけでもないし、ただ川から離れすぎないことを念頭に置いて移動しないとな。
あと折角作った竈が名残惜しい...でもこの石お椀は重すぎるので無理。
仮拠点を中心にざっくり左右を定めて周辺を調べ始める。
だって朝日は木々に隠れて光は差し込むけど、方角なんてまるで分らないんだもの。
太陽基準に東を定めて「日が昇り切ったから帰り道わかりません!」は洒落にならん...。
探索開始からざっくり体感一時間...。
洞穴を見つけた、いやまぁ見つけたというかなんというか。
ひたすら仮拠点を中心にぐるぐると養殖されたマグロのように外側へ探索範囲を広げていた時、
少し前から木々が減ってきたような?なんて思っていたらぶつかったのは断崖絶壁の崖。
そこにある洞穴を見つけたのは喜ぶべきか恐怖するべきか...。
「いや発見があったのはいい、いい加減木々に見飽きてきたところだったし」
そう発見だ、それはいい。
ただこの中が安全かどうかもわからない、ついでに崖にぶつかったことでここから先の探索が
出来ないことがほぼ確定してる辛さもある。
「いずれPP溜まったときに空が飛べるか確認することになるかな...」
昨晩の仮拠点制作時には気づかなかったが、PPとLvが増えていた。
PPは0から1へ、Lvは1から2へ上昇していた。
「家を建てたからか寝て起きたら上がるのか、今日無事寝れたらわかるか」
今考えてもわからないので未来の自分に丸投げしちゃいましょう。
さて目下問題はこの洞穴だ、ファイアだけだとMP消費で永遠燃えてるだけかもしれないので
一度落ちてる枝に火を移してから洞窟に投げ入れる...ひとまず消えたり過剰に燃えたりは
しなさそうだ。
この手の定番、ガスが充満してた!みたいなことにはならなさそうだ。
「そんじゃいつまでも入り口で考え込んでても仕方ないし、さっさと探索しに行きますか」
仮拠点第二号に使えるかも、なんてこの時の自分は楽観的に考えていた。
いやまぁ自分のいい所でもあるんだけどね?
主人公の名前は一向に決まらない。
そのせいで"名前...あぁ決めてないや"って考えるターンが毎回存在する。




