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なかまを紹介、それを片目にハンモック

『成程...それでこ奴らをアラクネと名付けたと』


「まぁ流れで、本で得た情報と似てるって理由で付けてるだけなのでほぼ他人の成果ですけどね」


過去に読んできた本に出てきた種族をそのまま引用してるだけだからなぁ...他人の成果で褒められてるみたいで申し訳ない...いやまぁ今更他と被らない命名って難しいのは分かってるけど。いやここ異世界だから被りとか関係ないか?


「あらぁ...でもこの名前も気に入ってるわよぉ?」


「アラク姐さんはまぁ、引用しつつ自分でも考えたので...気に入ってもらえて何よりです」


「でもちゃんと名付けてねぇ?」


「...ウッス」


『おぉ、しっかり仲良くしてるではないか』


そら仲良くできないやつ自分の本拠点に連れてこないでしょ、勝手についてきたということには目を瞑る。

アルラウネ達とも(ひとまずは)仲良くしてくれるみたいだし...ただこっちで何したいんだろ、肉の繁殖?


「あぁそうだ古龍さん、一応「只の回復(ヒール)」またやっておきますね」


『おぉかたじけない』


「あらぁ...古龍さまはご病気なのかしらぁ?」


「詳しい話は本人...本竜から聞いてくれ」


ぶっちゃけ毒だの人間関係だの、面倒な過去のお話は自分には向いてない。

只の回復(ヒール)終わってまた翼の風圧で飛びそうになりつつ、きゅーちゃんを頭の上から降ろしてアラク姐さんに預ける。


「寝る」


「じゃあ私はお話してるわねぇ?」


洞穴の端に移動して適当に寝ようとしたら、アラク姐さんがわざわざ糸でハンモックを作ってくれた。

...これ自宅に欲しいな。


「姐さん...これあとで自宅にも作ってくれません...?」


「今は寝ちゃいなさぁい?」


それじゃお言葉に甘えて...まだ昼前だけどなんか色々詰め込み過ぎて寝ても眠い...。

――――――――――





[種族:森人族][種族:蟻族][種族:蜘蛛族][種族:竜種■■]

[複数種族との接触を確認][同族との接触.........確認できず][称号を付与]

[能力取得に新たな項目が追加されました][■■の習得条件達成...使用可能まで12:35:12......]






――――――――――

「神と対話した覚えはないのにシステムメッセージが語り掛けてきた...」


なんださっきの声...聞こえた感想が天の声みたいなシステム音声としか言えない。微妙に人間っぽくない無感情音声でなんというか、いやでもそれはそれで嫌いじゃないな、うん。


そして能力取得画面とLv表記、MPゲージしかなかったシステムウィンドウにどうも変化が起きるらしい…何らかの能力が明日になると習得されるらしいし、それに合わせて変わる前段階って感じかな?


ってことはシステムウィンドウに関わる能力?


「他種族との交流が条件…そんな条件で新しく能力覚えるとかもあるのか」


食べたものの内容とかでも変わりそう、いや行動によって変わるのか?

古龍さんが教えてくれた経験値的なシステムは自分の新しい経験がLv上昇につながった…それと同じか、そこに思考性を持たせたら発生するとか?


「うん、わからん…帰ったらアルラウネ達に聞いてみるか」


あいつら増えて喰われて繰り返してある程度生死に関係する知識豊富という、悲しい理由だが今は有用な知識持ちだからな。


「あらぁ、寝起きにすぐそんな険しい顔したらきゅーちゃんさんが心配しちゃうわよぉ?」


「あ、アラク姐さんおはようございます...きゅーちゃん甘噛みしないでー」


めっちゃ齧られてる...ごめんね、でも考え事し始めると止まらないんだ。読書後の主人公考察とか楽しいじゃん?


「あと別にぃ、私だって貴方の事心配しちゃうのよぉ?」


「それは単純な心配ですか?それとも観察対象的な?」


「ふふっ...どっちもかしらねぇ?」


「アラク姐さんに心配してもらえるのは自分的には大分嬉しいんですけどねぇ?」


「...じゃあ心配しちゃうから、考え過ぎは駄目よぉ?」


ちょっと照れたアラク姐さん可愛すぎません?あときゅーちゃんそろそろ甘噛みじゃなくなってきたので勘弁してもらえませんかイタタタタタ!




帰りはアラク姐さんに乗って爆速帰宅(お土産:古龍さんの鱗)しましたとさ。お姫様抱っこでもいいですよって言ったら無言で背中に乗せられた...やっぱ照れてる?

アラク姐さんは現状ヤンデレとツンデレの反復横跳び状態...。

主人公なら物理的にも精神的にも食べたいが、そんなことよりがっつり意識し始めると照れてしまう。

結構いい歳した姐さんなんだけど主人公が鈍感じゃない主人公だからね、しょうがないね!

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