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蜘蛛の森は無音 其の五

メモ帳代わりにBluesSkyの垢を作ってみた

アラクネ達が今まで出会った人間がどんな奴らだったかを聞いたところ、大体が「自分たちの見た目が怖いので襲い掛かってきた」ので「正当防衛的に虐殺して全部食べたがそこまで旨くはなかった」という感じらしい。味の問題?


「美味しかったら人間の里に攻め入ったりしてたってこと?」


「私達がねぇ、持ってる能力とかバラバラなのよぉ...人を襲えそうな能力を持ってる子もいるからねぇ?」


「そんな「手段があるしやってみる?」みたいなノリで人を襲おうとしてたってことね」


「まぁその子たち以外がよりおいしいお肉を作れる能力を持って生まれてきたからぁ、その話自体もうみんな忘れてるんじゃないかしらぁ」


成程、逆にその話をまだ覚えてるアラク姐さんと最初に出会ったからこそ吊るされることになったと...運ゲーじゃねぇかふざけんな。


「だから貴方みたいに私たちを恐れず、怖がらず、話して仲良くなろうなんて馬鹿な考えの子と仲良くなるのも...面白いんじゃないかって思ったわけよぉ」


「その「面白い」の中に色々含まれてそうなんですが...まぁいいかな...そしたらぜひうちと仲良くしてくださいな」


「えぇ、間違っても食べたりしないから安心してねぇ?」


後ろから毒撃ち込まれてゆっくり溶かしながら喰われそう...いや冗談じゃなくて。


「そんなことしないわよぉ?」


「うーん出来ないと言わない辺り...いや気にしたら負けか」


「ふふ...食べられたいならいつでも言ってねぇ?」


「こんなに可愛いのに言葉を字面通り受け取るしかないという...」


「本当、私たちを可愛いっていう人間は貴方だけだと思うわぁ...意外と嬉しいものねぇ」


喜んでもらえたようで何よりだ...何らかのフラグが立ったようにも思えるが、そういうのは未来の自分に丸投げしておこう。


「そしたらたまにここに顔出すようにするから、間違っても吊るしたりしないでくれよ?」


「あらぁそれは約束できないかもねぇ...あと私たちもそっちに遊びに行ってもいいかしらぁ?」


アラクネ達がこっちに遊びに?え、何で遊ぶんだろう...アルラウネ達脅かしたりするのかな。何それ見たい。


「それは構わないっていうか歓迎だけど、どうやって川渡るんだ?」


「糸で橋を架けておくわぁ、別に私達しか渡れないしねぇ?」


あの糸アラクネのあの脚があって初めて触れられるのかよ...なんか悪用できそうだな。


「うふふ...悪い顔してるわよぉ?」


「あらま、帰りに川で顔洗ったら落ちるかな?」


「さぁ、どうかしらねぇ?」


うーんこの誘惑アラク姐さんめ、魔性の蜘蛛だぜまったく。しかし一々うつつを抜かし始めるときゅーちゃんに噛まれるからほどほどにしておかないとな。


「それじゃあ、人間の中で私達を怖がらない貴方とは…仲良くさせてもらうわねぇ?」


「それはぜひ、よろしくお願いしたいし...何なら末永く敵対しない感じで行きたいものだね…」


アラク姐さんの前脚とがっちり握手?して、無事にアラクネの里との和解を終えたのであった…で終わればいいんだけどね、あのお肉含めて色々聞きたいことあるからもうちょっと残ろうかな!?

具体的には晩ご飯食べて暗くなって危ないから一晩泊めてもらってから帰る感じで!

米ならあるぞ!!

お肉があるなら米と合わせたい主人公。

生もいいけど火を入れてから食べたいきゅーちゃん。

香辛料は人間さん達が「快く」おいて行ってくれたのでかけて食べたいタイプのアラク姐さん。

自分達どころかあのSAN値削れるタイプの肉を見ても普通にがっつり食べた人間(主人公)を見て、「この人間は今までの奴らとは絶対に何か違う」と判断したし、アラク姐さんからのお墨付きも出たので、言われなくても仲良くしたい他のアラクネ達。

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