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能力取得って悩むよね...?

「さて困ったぞ...?」


 本拠点に着くとほぼ同時にアルラウネ達は仮拠点だったV字の木が気に入ったらしい。

周辺の土や木々を触りながらやれ「寝る場所は...」だの「隠れるとき...」だのと喋っている。


 結局全員こっちについてきたが総勢30人ぐらいか?

正確に数えたわけじゃないが小ルラウネに聞いたらそんなもんだと言ってたからそうなんだろ、身内の人数大雑把なのはたまにふらっといなくなる=死の環境というか生態だかららしい...なんて儚いんだ。


「いやそれは一旦置いといて...どうしたものかなぁ?」


Lv5...そう、アルラウネ達との出会いと蟻族との交渉(と言う名の説得モドキ)が他種族との接触という新たな経験になったらしく、一気に二つも上がってしまった。

ついでにPPも2補充されていた。


「Lv上昇の恩恵みたいなステータス変化はほぼない...これはまぁ割り切れるが、能力なぁ?」


そう、Lvが上がって得られるのは能力取得に必要なコストだけ。

別に体力とかのステータスに影響は出ないんだよなぁこれ。


「食事問題が怖くてこの間は五穀豊穣に引き寄せられたが、アルラウネ達を守るといった手前自衛手段が火種生成ってのもなぁ...」


 現状この陣営の戦力は大半をきゅーちゃんが背負ってくれている。

自分はその補助に回るしかなく、アルラウネ達は論外である。

でもあいつら自然を味方に出来る時点で自分なんかよりよっぽど強いのでは...?

いや、いくら本体性能が良くても中身が人目を気にする怯えたチワワだ、戦力換算は忘れよう。


「となると自衛手段、それもファイア(火種)みたいなことにならないものがいいかな」


ふむ...いやマジで種類多いな、おぉこういうのもあるのか...こっちのも確認して...あぁ効果時間とMPの差ね、はいはい王道パターンの差分ってやつですわ。


「よし、この二つで行こう」


じっくり悩みすぎて気づけばきゅーちゃんが頭の上で寝ていたが、とりあえず取る能力は決まった。

あんまりにも悩みすぎてたから様子見感覚で仮拠点側に行ってみたら本拠点とさして変わらない程度に整ったアルラウネ達の住処ができていた...生産系に特化してるのね君たち。


「小ルラウネ、随分と様変わりしたなこの場所」


「その名前固定!?ねぇ固定なの!?」


いいだろ小ルラウネ、お前他より小さいからわかりやすいんだよ見分けのつけ方が。


アルラウネ達は仮拠点だったV字の木を中心に、周囲の木々の上にツリーハウス的なのを作っていた。

でもさっきの元住処の里になかったところを見るとうちの本拠点を見様見真似した感じか?


「え、えぇ見本にさせてもらったわ...元々私達は木の上に隠れ住む感じだったけど、今後は貴方たちの下で生活するからね」


「安全が保障されたから隠れるより利便性を取ったと?」


「......ま、まぁそうともいうわね!」


そうとしか言わねーだろ。

いやまぁいいけどね、でもあの上手さの加工技術は今ないからうちの本拠点にもベッドとか家具作ってもらおうかな...あとでお願いしてみよ。


「あ、そうだ...私達の誰でもいいのだけど、あとで洞穴にあいさつに行った方がいいんじゃないかって話になってね?」


「んじゃ小ルラウネ、挨拶の準備しておけよ?古竜さん怒らせたら吹き飛ぶというか間違いなく文字通りの木っ端になるからな」


「ちょっと待ってなんで私行くの確定してるの!?」


「え、んーと...運?」


「ちくしょーーーー!!!!!」


泣きながらツリーハウスに逃げ込んでいった...いいや、古竜さんのところに行くタイミングできゅーちゃんけしかけよ。

お前らほどじゃないがうちのきゅーちゃんも木登り得意なんだぞ?

普段から自分が昇られてるから断言できるぜ!

主人公:名前はまだない

Lv5/PP0

取得能力

・ファイア(Lv5)

・翻訳(Lv6)

・五穀豊穣(Lv2)

・■■(Lv1)

・■■■(Lv1)


能力のLvは熟練度みたいなものです。

使えば使うだけ増えていくし、一定量溜まれば進化します。

ファイアの使用頻度は最初に取得したから多く見えるけど、翻訳の方が使用頻度が多い。

誰かと喋るだけでフル稼働なのでね、きゅーちゃんも向こうは鳴いてるだけだけどこっちの言葉は翻訳されてるので理解してくれている感じ。

あと懐いたからフィーリング。

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