その敵影、恐れること非ず
「...ひとまず理解した、理解はしたがそれでいいのか?」
(全力で首を縦に振るアルラウネ達)X全員
さてどうしたものか…こいつらが自分と同じこの森での最下層なのは理解できた。
その上で交渉を持ち出したこっちに古竜さんがついていることを理解したからか、がっつり傘下に入るムーブをかましてきやがった...。
いや味方と呼べる奴が増えるのはありがたい、皆可愛いしとても肌面積が広いというかほぼ蔦でしか隠れてないというか痛い痛い痛いきゅーちゃんそれ甘噛み超えてませんか!?
「と、とにかく全員味方...かどうかはともかく、中立でいてくれるのはありがたいが、守るって具体的にどうすればいいんだ?」
何かに常に狙われてるとかか?異世界系定番だとオークとかゴブリンとかかな?
可愛いアルラウネ達を襲う的な展開があったりしてると?
「あ、いえ...その手の肉質のいい生き物は大抵根絶やしにされたので、ここより人里に近い所で細々生活しているようです...」
「あ、そうなんですね」
人里に古竜さん的守り神は居なかったか。
しかしだとしたらアルラウネ達を狙う奴って誰だ?ますます見当つかなくなったぞ?
「私たちを狙うのは触角と羽をもち、集団で連携を取りながら恐ろしい牙で我々を砕く者たちなのです」
な、なんて恐ろしい奴らなんだ...え、それ勝てなくね?
きゅーちゃんの方を向くと眠そうにしている、今の特徴を聞いてこの反応ってことはもしかして
考えてる以上に脅威じゃないとか...?
「えーっと小ルラウネ、その敵生生物ってどの辺に住んでるとかわかるか?」
「え、なんか名前つけられてる...あ、あいつらはこの先、もう少し森の奥に入るとすぐ見つかると思います」
「そんなに一目見てわかる場所に住んでるのか」
「そうですね、一目で分かるおうちがありますから!」
ふむ...おうち?
「...見えますか、あれが奴らのおうちです」
ついてきてくれた斥候アルラウネが指さす方向には、それは見事な盛り上がった塚があった。
あとアルラウネ達皆おうちって言うの可愛いね、はっきり巣って言っちゃえばよかったのに。
「さて場所も対処法もまぁなんとなく想像つくし、きゅーちゃんにもアルラウネ達にも手伝ってもらうかな?」
「え、わ、私たちに出来ることありますか?」
あるある、主に特定の葉っぱとか集めて欲しいし。
害虫駆除には必須でしょ?
アルラウネ達(植物系美少女)が恐れる敵...いったい何者なんだ?




