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星の鯨 ~赤方偏移の彼方~

( ~~~~ )


燃え尽きた巨大な恒星はやがて

自らの重さに耐えきれず

闇の口を開き

星の鯨に成り果てる


 ( ---- )


鯨の口に落ちるものは

事象の地平線に囚われたまま

永久に落ち続ける


落ちたものは次第に赤くなり

闇に溶けて 口の奥へ消える


 (// ///)


銀河を(まと)い 星の海を彷徨(さまよ)う鯨達は

時々ぶつかり合い

短い叫びのような波形を残して

唸り 喰らいあう


 (vvvvvv)


星々の残響を撒き散らしながら

互いをすり潰しあって融合し

生き延びた方が

さらに大きな鯨になる


 ( % % )


そうして成長した末

認識できぬ程の時の果てに蒸発する巨大な鯨


そしてまた

巨星の崩壊と共に生まれる小さな鯨


 ( -- )


そうした鯨達を

見ることは出来ない


それは

数字や

光の歪み

波形の叫びなどから

滲み出る影でしかない


 ( ++++ )


それでも

赤方偏移の彼方で鯨達は

今日も泳ぎ続けている


全てを呑み続ける 星の鯨達の歌声は

冷えゆく光の音を塗りつぶして 響き続ける



 (~~~~~~)


 ( ~~~~ )


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