ぼくらはきっと食べても美味しくないよ。だからハムにはしないでください。
カサカサ、ガサゴソ。。
不器用だけど嬉しそうに包みを開けていく2匹。
「ちょっ(笑)」
何でどうしてそうなったのか分からないけど体にリボンが雁字搦めに巻き付いてピーピーと泣いている。
「大変じゃ、この紐は意思を持ってワシらを縛めてくるようじゃ。なんと面妖な、許さぬ成敗してくれよう!」
「エーンエーン、ぼくら丸々肥えて美味しそうだからきっとハムにされちゃうんだー!涙」
プンスカ怒る寿安と、きつねはもう終わりです。。と絶望の表情を浮かべ涙を流す福。
2匹の対照的なおきつね達はリボンから逃れようと暴れまわり余計にふわふわの毛並みにリボンが食い込んで最後は身動きが取れなくなっていた。
どうして。。
私はただ2匹におべべをプレゼントして喜んでもらえたら良いなと思っていただけなのに。。
なんとか2匹を落ち着かせ、絡まったリボンを解いていく。
これじゃあまるで君たち自身がプレゼントみたいではないか。。
まぁ確かに君たちは神様からのプレゼントのような存在だよねと思い、妙に納得して頬が緩む。
なんとか解いてやると沢山ジタバタと足掻いたからか、元々のふわふわがボサボサであちこち跳ねた毛並みになっていて2匹の苦難が伺えた。
「すまぬ、危ない所を助かったわい。。」
「えぅ、こわかったー。」
よしよしと撫でて毛並みを整えてやるといつものふわふわ毛玉に戻ったようで良かった〜。
危うく私が悪者にされるところだった。
「こんにゃろ!悪いリボンめっ!」
と解いて横に避けたリボンをペシペシしてデコピンすると、自分たちの仇を取ってくれたのだ!と2匹からキラキラとした眼差しを向けられちょっぴり罪悪感。
リボン事件のせいで包みに対して警戒感MAXの2匹に、大丈夫だよと伝え包みを開けるように促す。
ただプレゼントを開けるだけなのに一悶着あり過ぎだろう、なんだか逆に笑えてくるよ。




