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かりんとう饅頭怖い、めっちゃ怖い。

平日はいつもバタバタしてしまうから、お休みの日はゆっくり温かいお味噌汁が飲めて嬉しいな。


きつね達はキッチンバサミで輪切りにしたウィンナーを美味しそうに食べ、ミニおにぎりを小さな手で大切そうに持ちモグモグしている。

お腹が空いていたのか無言でせっせとパクつく姿が微笑ましい。


いつもみたいに1人で食べるのも気楽で良いけれど、自分が作ったごはんを美味しそうに食べる姿を見るのもこれはこれでとても良いね。


お漬物をパリパリと食べていると、

きつね達がビックリするくらい納豆や米つぶを顔に付けていた。

やっぱりふわふわな毛並みだから色々とくっ付きやすいのかな。。


「ここ、顔のまわりにご飯ついてるよ。」


指で自分の顔を鏡合わせに指差し教えてみたけど、イマイチ伝わってないようだ。

きつね小がきつね大からヒョイヒョイっと米粒やらを摘み取って口に入れてやる。


「もうちょっと行儀よく食べんか。みっともないのう。」


そう言ったきつね小のお顔にも付いてるよと教えたら、


「なっ!?」


とだけ叫んで、バツが悪かったのかその後ずっと無言で誤魔化すように黙々と食べていた笑

きつね小に付いた米粒はきつね大が直にぱくぱくと美味しくいただいていた笑


いいんだよ、ちょっぴりお行儀が良くなくても美味しく食べてくれたら嬉しいよ。

と思って何気なく自分の口元を触ってみたら、私も米粒付けていた笑

そっと気付かれないように取ったけど、もしかしたらバレていたかもしれない。


人の振り見て我が振り直せならぬ、きつねの振り見て我が振り直せ、である。。


ご馳走さまを言ってお皿をみんなで下げるとお茶を淹れる。

お茶請けにはかりんとう饅頭。

一つしか買っていないので、これまた豆皿に小さく切って分けてやった。


目の前に切り分けたお饅頭とお茶を出すと、キラキラぴかぴかした目で喜びを体現しているようだ。


「お饅頭どうぞ、食べてもいいよ。お茶も熱いから気を付けてね。」


とキッチンであれこれしながら声を掛けたけど、私が席に着くまで手を付けずに待っていてくれたらしい。

2匹からはヨダレがじゅるりと垂れていた笑


「そういえば、あなた達のお名前まだ聞いてなかったね。教えてもらっても良いかな?」


「わしの名前は寿安じゅあんじゃ。ことぶきにあんしんのあんと書く。」(小) 


「ぼくのなまえは福。こうふくの福だよ〜。」(大)


ふむふむ、名は体を表す。

シャキッとした名前とふわっとした名前。

それぞれイメージ通りだね。


「寿安さん福ちゃん、お名前教えてくれてありがとう。自己紹介がまだだったね。私の名前は翌桧あすなろ あゆむと言います。」 


よろしくねと軽く頭を下げると、


「そなたの名は昔から知っておる。」

「しってるよ〜。」


と言われ頭に?が浮かぶ。

昔から?私が雑貨屋さんから君たちをお迎えしたのは半年前くらいだよね。

昔というには最近過ぎる気がする。


「昔ってどういう事?いつ?」


と聞くと、


あっ!しまった!という表情で、ゴホンエヘンと咳払いをして、


「せっかく淹れてくれた茶が冷めてしまうの〜。ささっ、温かいうちにいただこうではないか〜。」

「かりんとカリコリたべゆ〜。」


なんだか2匹に雑に誤魔化されたようだ。


幾分消化不良だけど、これ以上聞いても答えてくれそうに無いのでお茶することにしよう。


一口食べて見ると、


「ん!このお饅頭すごい美味しい!」


「外側が香ばしくて良いの〜。」

「かりかりうまうまね〜。」


口々にお饅頭の感想を言い合い、自己紹介タイムはササッと幕を閉じたのであった。

お茶も怖いし、コーヒーも怖い笑


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