勇者あんこ
今日は「勇者モード」に設定されている。そのせいか、あんこは開いていた窓から外へ出て散歩に出かけた。
あんこはたまに散歩に出てお腹が空いたら勝手に戻ってくるので家族はあまり心配していない。
「あんこちゃん、こんにちは。」
近所のおじいちゃんがあんこを見つけて声を掛けてきた。あんこはおじいちゃんと友達だった。
「俺は勇者あんこ。魔導師よ、俺と冒険に出ようじゃないか。」
「あんこちゃん、話せるようになったのかい、大したものだ。冒険に行こう。」
「よし、ついてこい!」
おじいちゃんはあんこの後をついて行った。
「あー、あんこじゃん」
小さい方のヤツの友達があんこを見つけた。あんこの顔見知りの小学生だ。
「俺は勇者あんこ。お前を戦士として俺のパーティに入れてやろう。」
「なんか面白そう。」
「よし、ついてこい!」
小さい方のヤツの友達はあんこの後をついて行った。
「あーあんこちゃん、こんにちは。」
今度は近所のおねえさんがあんこに声を掛けた。あんこの大好きなお姉さんだ。
「俺は勇者あんこ。お前をヒーラーとして俺のパーティに入れてやろう。」
「はーい。」
「よし、ついてこい!」
近所のおねえさんはあんこの後をついて行った。
これで勇者あんこと冒険のパーティがそろった。
みんなあんこの後ろをぞろぞろとついて行った。
その時あんこと敵対するケルベロス(近所の野良猫)が現れた。
「魔導師の出番だ、いけ!」
あんこは魔導師に戦うように指示を出した。
「・・・・」
魔導師は何のことだかわからなかった。
「おじいちゃんのことだよ。」
戦士が魔導師に伝えた。
「おー魔導師はわしかー。ちょっと戦ってくるか。」
そして魔導師がケルベロスに近づくとすぐに逃げて行った。
「よくやったぞ、魔導師」
「勇者様、ありがとうございます。」
こんな調子であんこのパーティは次々と敵を倒して行った。
そしてあんこはお腹が空いたので自分の家に向かった。
冒険パーティのメンバーもついて行った。
家の前にくるとママが玄関から出てきた。
あんこが近所の人達を連れてきたのでママはひたすら皆に謝った。




