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中二病のあんこ
「我は飢餓に耐え、背に携えし羽で大地を仰ぎ、時に襲い来るバーズ(鳥たち)と戦闘を繰り返し、獣魔が蔓延るこの不毛の地で一筋の希望を抱きこの地にやってきた。」
「うーん、要するにお腹が空いたってことかな?あんこ、飛べたんだね。ははは」
大きい方のヤツは困惑していたが、何とかあんこの言いたいことを汲み取った。
今日のあんこは一味違う。
ママが変わったモードを見つけた。「中二病モード」だ。
あんこは小さい方のヤツと遊ぶためにおもちゃを持って行った。
「我はこの暗黒に支配された世に一筋の光を見出すために天空の神王から召喚されし獣魔神。小さき者よ、共に我と戦おうではないか。お前にこの聖剣エクスカリバーを授けよう。さあ、お前も立ち上がる時がやってきた。」
「えーこれあんこの猫じゃらしのおもちゃじゃん。こんなので戦えないよ。」
そして小さき者は散々あんこと遊ばされた。聖剣エクスカリバーという名の猫じゃらしのおもちゃで。
あんこは疲れたのでママの膝の上で寝ようと思ってママのところに行った。
「我は・・」
とあんこが言いかけたところでママは聞くのが面倒くさくなって「中二病モード」をオフにした。




