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いきなりクライマックス いきなり勇者(連載版)  作者: 海のくらげ


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第六話 時間稼ぎ

#第六話 時間稼ぎ



「聖女が回復すれば勝てるんだよね?あとどれくらいで回復する?」


「こいつは闇の司令塔だ。死に物狂いで取り戻しに来るからあと一時間くらい防げれば勝ちだ」


バルドが闇の首を指さしながら言う。


闇の仲間が無策にぞろぞろとやって来たが五人はすぐに動き何匹かを切った。


ガキンと金属音がする。


あの音は何だろう。


一人が闇をずるずるとひきずって聖女の近くに来ると煙を出し始める。


聖女が闇の頭を指差すと糸のように細い光が一瞬だけ天を貫き闇が煙となって蒸発した。


なるほど、あの光が聖女の光か。


もっと辺り全体を包むような光を想像していた。


「光、思ったより細いんだね」


「聖女の光は聖女の命そのものだ。こいつを斃すには今のような指先から出す光ではなくもっと強く出さねばならん。お前達、いちいち持って来ず回復まで耐えろ」


五人が頷き闇に向かっていく。


息ぴったりに切り刻み頭をハンマーで叩く。


さっきの金属音は何か大事なものを砕いたのかもしれない。


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