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いきなりクライマックス いきなり勇者(連載版)  作者: 海のくらげ


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第七話 人型

#第七話 人型



一時間なら毎日毎日修行を繰り返した俺には問題ない。


打ち込みを三十分は行い、へとへとになった頃にようやく竹刀を構えた。


その時の記憶が呼び覚まされる。


力で打つのではなく体全体で打つ。





何故かやつらは俺を目の敵にしているらしい。


一斉に襲い掛かって来る。


だが大丈夫。





視線は分からないが筋肉は人間と同じだ。


力の込め具合からどう来るのか分かる。


ほんの少し下がるだけで攻撃は空を切る。


左から来る。





それをナイフで弾いて左に体を寄せながら右方向の突きを躱わす。


そこでようやくこのスローモーションが唯一与えられた権能である事に気付いた。


防御から攻撃へ。


闇に近付き首を刎ねる。





力の抜けた闇の手から剣を奪いとり、隣の闇の胸に突き刺す。


その闇の剣を奪い闇の足を祓う。


膝から崩れた闇の首を一閃し目の前に来た闇を足で払って倒れるところを首をはねる。


剣道には足技がないが仕方ない。


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