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いきなりクライマックス いきなり勇者(連載版)  作者: 海のくらげ


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第十六話 聖女・勇者

#第十六話 聖女・勇者



(聖女、あんたの光を使うにはどうしたらいい?)


(私はエルセです。ナオト様の思う通りにしてください。サポートします)


勇者を客観的に見て気付いた。


あれは俺よりも五センチほど背が低い。


もちろん聖女も小さいが、既に大きさを理解してる。





(なら俺の感覚、分かるか?)


(ええもちろん。すべて分かります)


なるほど、それならこっちの都合のいいように出来るな。


ナイフを目の高さに持ち上げる。


手でナイフの刃を先端に向かってなぞる。


するとナイフの刃が光っていく。


そのままナイフの刃先を超え、更に空中をなぞると光の刃が伸びる。


使い慣れた竹刀と同じ長さにまで伸ばした。





対するジルは腕を二本胸の前で交差させる。


すると肩からもう一対の腕が生えて来た。


あ、格好いい!





見とれていると更に腕が一対増える。


三対になった途端に全方位から来るジルの剣捌きに合わせ地面を蹴る。


足の裏に草を感じる。


石を感じる。


心地よい。


間髪入れず次の攻撃が繰り出される。


上半身を少し後ろにそらす。


髪が三本ハラリと落ちる。


あ、ギリギリ過ぎると大事な顔に傷付けちゃう。


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